2024/03/10 - データと血統で当てる!うま泉教授の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
今週から春の中京開催がスタート、3週と期間は短いですが、最終週(3月24日)にはG1競走、高松宮記念[G1]が行われます。
今週、来週と先々のG1競走に向けてのトライアル競走が続きますので、前哨戦から力関係をしっかりと把握し、本番も高配当た仕留められるように気合いを入れていきたいと思います。
今週は中京競馬場で金鯱賞[G2]が行われます。
3月31日に行われる大阪杯[G1]の前哨戦となるレースなので、しっかり分析し先の大阪杯に繋げていきたいと思います。
金鯱賞は中京競馬場の芝2000mで行われ、正面スタンド前からスタートし、芝コースを1周してゴールとなります。
3、4コーナーよりも、1、2コーナーの方がカーブがきつく、また4コーナーが競馬場の中で一番高低差の低い位置になっており、最後の直線は急坂を掛け上がってから、残り200mの直線を走りってゴールとなるので、非常にタフなコース形態といっていいと思います。
今週もしっかり分析してきますので、最後までお付き合いください。
2023年金鯱賞の血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。
まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
アラタ | 牡7歳 | 57 | 和田勇介 |
エアサージュ | 牡6歳 | 57 | 池添学 |
ショウナンバシット | 牡4歳 | 57 | 須貝尚介 |
シーズンリッチ | 牡4歳 | 57 | 久保田貴士 |
タガノパッション | 牝6歳 | 56 | 武幸四郎 |
ドゥレッツァ | 牡4歳 | 59 | 尾関知人 |
ノッキングポイント | 牡4歳 | 57 | 木村哲也 |
ハヤヤッコ | 牡8歳 | 57 | 国枝栄 |
バラジ | セ5歳 | 57 | 鹿戸雄一 |
ブレイヴロッカー | 牡4歳 | 57 | 本田優 |
プログノーシス | 牡6歳 | 58 | 中内田充正 |
ヤマニンサルバム | 牡5歳 | 57 | 中村直也 |
ヨーホーレイク | 牡6歳 | 57 | 友道康夫 |
レッドジェネシス | セ6歳 | 57 | 小林真也 |
ワイドエンペラー | 牡6歳 | 57 | 藤岡健一 |
昨年は1番人気のプログノーシスが上り33秒9の末脚で差し切り、重賞初勝利を飾りました。
2着には逃げた3番人気のフェーングロッテン、3着には6番人気のアラタが入り、三連単は万馬券での決着となりました。
昨年の勝ち馬プログノーシスは、次走で香港のクイーンエリザベス2世Cに出走し2着と好走、このレースをステップにG1競走へ出走する馬も多いので、力関係をしっかりと分析する必要があると思います。
今年は昨年の3歳王者ドゥレッツァが出走してくるので、どんな走りするのか期待しています。
金鯱賞は2017年から、大阪杯[G1]へのステップレースとして行われおり、それ以前は有馬記念[G1]のステップレースとして12月頃に行われてきました。
今週は2017年以降の7年間のデータを基に、金鯱賞を分析していきたいと思います。
前走レース | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
有馬記念 | 3-0-1-9 | 23.1% | 23.1% | 30.8% |
日本ダービー | 1-0-0-0 | 100% | 100% | 100% |
凱旋門賞 | 0-1-1-0 | 0.0% | 50.0% | 100% |
ジャパンカップ | 0-1-0-2 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
中日新聞杯 | 1-1-0-2 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
中山金杯 | 0-1-1-3 | 0.0% | 20.0% | 40.0% |
上記のデータは過去7年間の前走レースと成績をまとめたものです。
データをみるとG1競走からの馬が多く、金鯱賞のレベルの高さが伺えます。
国内ではジャパンカップ[G1]や有馬記念[G1]からの参戦馬が好走しており、海外では凱旋門賞組が好走しています。
中京新聞杯[G3]や中山金杯[G3]からの上り馬も狙ってみたくなりますが、狙うのであれば、G1競走でも好走できるだけの器かどうか見極める必要があると思います。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 5-1-1-0 | 71.4% | 85.7% | 100% |
2番人気 | 1-1-1-4 | 14.3% | 28.6% | 42.9% |
3番人気 | 0-1-0-6 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
4番人気 | 0-0-0-7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
5番人気 | 0-1-1-5 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
6番~9番人気 | 0-3-3-22 | 0.0% | 10.7% | 21.4% |
10番人気以下 | 1-0-1-20 | 4.5% | 4.5% | 9.1% |
上記のデータは過去7年間の人気と成績をまとめたものです。
データを見ると1番人気の強さが目立っており、過去7年間で5頭の勝ち馬が出ており、複勝利をみるとパーフェクトです。
金鯱賞をステップに大阪杯へ挑む馬は、古馬の中でも中距離戦のスペシャリスト、その馬を打ち負かすとなると、並大抵の馬では難しいということなのだと思います。
今年は昨年の覇者プログノーシスが出走、これに昨年の3歳王者のドゥレッツァがどう挑むのか、非常に楽しみな一戦になりそうです。
単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1.0倍~3.9倍 | 6-1-2-1 | 60.0% | 70.0% | 90.0% |
4.0倍~4.9倍 | 0-0-0-3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
5.0倍~9.9倍 | 0-3-0-9 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
10.0倍~19.9倍 | 0-0-3-9 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
20.0倍~49.9倍 | 0-2-1-22 | 0.0% | 8.0% | 12.0% |
50倍以上 | 1-1-1-20 | 4.3% | 8.7% | 13.0% |
上記のデータは過去7年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。
人気のデータで1番人気強さをお伝えしましたが、単勝オッズのデータをみると同じような傾向が出ていると思います。
単勝オッズのデータでは単勝オッズ4.0倍が、丁度その境目になっているような感じです。
1番人気が強い重賞ということもあり、単勝オッズ1.0~3.9倍の馬の複勝率も90%と非常に高いので、強い馬が出走してきたら、素直に強さを評価する方が好結果に繋がるような気がします。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
4歳 | 4-3-1-12 | 20.0% | 35.0% | 40.0% | 5歳 | 2-3-3-20 | 7.1% | 17.9% | 28.6% | 6歳 | 1-0-3-17 | 4.8% | 4.8% | 19.0% | 7歳以上 | 0-1-0-15 | 0.0% | 6.3% | 6.3% |
上記のデータは過去7年間の馬体重と成績をまとめたものです。
データをみると、過去7年間で4歳馬が4勝しており、5歳馬、6歳馬がこれに続きます。
複勝率をみても4歳馬が40%と5歳馬、6歳馬よりも好成績を残しており、金鯱賞は4歳馬が中心のレースということがいえると思います。
逆に過去7年間で7歳以上の馬は、2018年に2着したサトノノブレス(8番人気)の1頭だけなので、若い世代が強い重賞競走なので、7歳以上の馬は割り引きが必要かもしれません。
馬体重 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
439kg以下 | 0-1-0-2 | 0.0% | 33.3% | 33.3% | 440kg~459kg | 0-1-0-7 | 0.0% | 12.5% | 12.5% | 460kg~479kg | 1-1-2-19 | 4.3% | 8.7% | 17.4% | 480kg~499kg | 0-2-0-20 | 0.0% | 9.1% | 9.1% | 500kg~519kg | 5-2-4-10 | 23.8% | 33.3% | 52.4% | 520kg以上 | 1-0-1-6 | 12.5% | 12.5% | 25.0% |
上記のデータは過去7年間の馬体重と成績をまとめたものです。
データを見ると500kg以上の馬格のある馬が好成績を残しています。
その中でも500kg~519kgの馬は、過去7年間で5勝、2着2回に3着4回、複勝率も52.4%と非常に高い数値を残しています。
中京コースは直線に急坂があるタフなコース形態をしているので、スピード重視の馬よりも、パワーやスタミナタイプの方が好走しやすいのかもしれません。
また各馬の馬体重も、スラッとしたタイプよりも、どっしりとして力のあるタイプの方が好走しやすのかもしれません。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1-1-1-5 | 12.5% | 25.0% | 37.5% | 2枠 | 0-0-0-8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 3枠 | 2-0-0-6 | 25.0% | 25.0% | 25.0% | 4枠 | 0-1-2-7 | 0.0% | 10.0% | 30.0% | 5枠 | 2-0-2-8 | 16.7% | 16.7% | 33.3% | 6枠 | 0-1-1-10 | 0.0% | 8.3% | 16.7% | 7枠 | 0-3-0-10 | 0.0% | 23.1% | 23.1% | 8枠 | 2-1-1-10 | 14.3% | 21.4% | 28.6% |
上記のデータは過去7年間の枠番と成績をまとめたものです。
データを見ると3枠、5枠、8枠が好成績を残しています。
中京競馬場の芝2000mは正面スタンド前からのスタート、コーナーも4つあるので、基本的には内側が優位になります。
また金鯱賞は開幕週に行われる重賞競走なので、芝の状態も良いとなれば、内側優位の傾向が強く出るかと思いましたが、データをみるとそれほど強く出ているようには見えません。
もしかしたら、うま泉が思っているほど、枠順の優位差はないのかもしれません。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 2-3-1-1 | 28.6% | 71.4% | 87.7% |
先行 | 3-2-3-20 | 10.7% | 17.9% | 28.6% |
差し | 2-2-3-32 | 5.1% | 10.3% | 17.9% |
追い込み | 0-0-0-14 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
上記のデータは過去7年間の脚質と成績をまとめたものです。
脚質は4コーナーの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
データを見ると、2022年に勝利したジャックドール(1番人気)、2021年に勝ったギベオン(10番人気)と逃げ馬が2勝しており、複勝率も87.7%と圧倒的といえるほどの好成績を残してます。
これほど逃げ馬が強いのは、開幕週の高速馬場で先行した馬が止まらないということと、ペースもあまり上がらないので、逃げ馬も楽に逃げられているということがいえると思います。
今年はどの馬がハナを切って逃げるか分かりませんが、人気を問わず逃げた馬は要注意です。
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
川田将雅 | 2-1-0-3 | 33.3% | 50.0% | 50.0% |
C・ルメール | 1-0-1-2 | 25.0% | 25.0% | 50.0% |
藤岡佑介 | 1-0-1-0/td> | 50.0% | 50.0% | 100% |
幸英明 | 0-1-1-2 | 0.0% | 25.0% | 50.0% |
上記のデータは過去7年間の騎手と成績をまとめたものです。
データを見ると、上記に挙げた4人は全て栗東所属の関西ジョッキーです。
川田将雅騎手、ルメール騎手、幸英明騎手が複勝率50%、藤岡佑介は複勝率100%と馬券圏内を外していません。
中京競馬場は関東と関西の中間地点なので、どっちが優位ということはないのですが、データを見る限りでは関西ジョッキー、言い換えれば関西馬の方が好走しやすいのかもしれません。
調教師 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
中内田充正 | 2-0-0-0 | 100% | 100% | 100% |
藤原英昭 | 1-0-0-4 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
池江泰寿 | 0-1-1-5 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
上記のデータは過去7年間の調教師と成績をまとめたものです。
調教師のデータをみても、騎手データと同じように好成績を残しているのは、栗東所属の調教師です。
その中でも注目なのが中内田充正厩舎は、2019年に勝ったダノンプレミアム(2番人気)と昨年の覇者プログノーシス(1番人気)で2勝しています。
中内田充正厩舎の有力馬には川田将雅騎手が乗ることが多いので、このコンビは要注意です。
前走騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
同騎手 | 4-3-3-23 | 12.1% | 21.2% | 30.3% |
乗替り | 3-4-4-41 | 5.8% | 13.5% | 21.2% |
上記のデータは過去7年間の前走騎手と成績をまとめたものです。
データを見ると、前走と同じ騎手が騎乗していた馬の方が、乗り替わった馬よりも好成績をおさめています。
勝率をみると2倍以上の差があるので、同騎手の方が信頼度が増すと思いますが、相手候補を探すのであれば、同騎手や乗り替わりをそこまで気にしなくても良いと思います
。種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 3-3-2-20 | 10.7% | 21.4% | 28.6% |
ハーツクライ | 1-1-0-3 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
キングカメハメハ | 1-0-4-8 | 7.7% | 7.7% | 38.5% |
上記のデータは過去7年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
金鯱賞は中京開催の開幕週、高速馬場なので、瞬発力に優れた産駒を輩出するディープインパクト産駒が好成績を残しています。
うま泉が注目しているのはキングカメハメハ産駒、概要欄でコース形態の話をしたと思いますが、中京コースは思った以上にタフなコース形態なので、キングカメハメハ産駒のようなパワー型は合うと思っています。
軸馬はディープインパクト産駒で良いと思いますが、穴を狙うならキングカメハメハ産駒が面白いと思います。
予想の記事でも2月に何度も紹介してきたHORIZONの無料予想は3月に入っても絶好調だね♪
HORIZON(https://www.ho-rizon.net/)
【3/2結果】
ワイド 10-13 ⇒15,000円 的中!
HORIZONがワイド2点で推奨する時って、この少ない点数ですら高配当を狙った買い目を組み込んでくるんだけど、外れてしまった方は2人気と10人気の組み合わせで22倍もついていたから、もしこれが的中していればとんでもない払い戻しに…
的中したもう1点の方も実は1人気を外している予想の仕方である程度の配当を狙っていて、今回は1人気が見事に結果を出したからあれだけど、2人気と4人気の予想をピタッと的中させたのは素晴らしいね!
毎週のように的中が出ているし、今回は回収率300%でしょ?HORIZONの無料予想でコツコツと資金を稼ぐのは今の状況なら現実的かも?
■本命馬⇒ドゥレッツァ
■穴馬⇒ブレイヴロッカー
■対抗馬⇒プログノーシス
◎③ドゥレッツァ
○④プログノーシス
▲⑨ノッキングポイント
△⑦ヤマニンサルバム
△⑪エアサージュ
△⑩アラタ
△⑫ハヤヤッコ
☆⑤ブレイヴロッカー
◆3連複フォーメーション
1頭目:③
2頭目:④⑨
3頭目:④⑨⑦⑤⑪⑩⑫
合計点数:11点
◆3連単フォーメーション
1着馬:③
2着馬:④⑨⑦⑤
3着馬:④⑨⑦⑤⑪⑩⑫
点数:24点
◆3連単フォーメーション
1着馬:④⑨
2着馬:③
3着馬:④⑨⑦⑤⑪⑩⑫
点数:12点
合計点数:36点
本命馬はドゥレッツァです。
皐月賞、ダービー馬を捻じ伏せた菊花賞の内容は、3馬身半という着差以上に強い内容だったと思います。
大外の8枠17番から1周目の4コーナーで果敢に先頭に立ち、2週目の3コーナーでは外から被される形になりましたが、一旦3番手まで抑えて、再度、直線で差し返すあたりは並みの馬にできる芸当ではないと思っています。
過去に東京の芝2000mで2勝しているように、左回りや距離に不安はありません。
59キロは少し気なりますが、それでも押し切れるとみて本命馬にしました。
逆転候補の1頭目はプログノーシス、昨年の覇者で連覇を狙っての参戦、休み明けは【4,1,0,0】と鉄砲の利くタイプで、自分の競馬に徹すれば本命馬を負かせる末脚を持っているので、逆転候補の1頭目に挙げました。
もう1頭はノッキングポイント、前走の菊花賞は距離が長く15着に敗れましたが、3歳で新潟記念を勝っているように、左回りの2000mは得意距離、一発あるならこの馬とみて、逆転候補に抜擢しました。