2025/07/04 - データと血統で当てる!うま泉教授の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉教授です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
これから2ヶ月に渡って行われる夏競馬、この時期に飛躍を求める古馬や翌年の日本ダービーを目指す2歳馬たちが躍動する季節です。
G1競走が無いからといってこの時期を軽視すると、9月に行われるトライアル競走で上り馬を見落としたりするので、夏競馬にもしっかり注目していきましょう。
今週は九州の小倉競馬場、スピード自慢が競い合う北九州記念[G3]が行われます。
2022年には16番人気のボンボヤージが勝利するなど、ハンデ戦ということもあって高配当必至、荒れる重賞競走としても有名です。
まずはいつものように、小倉競馬場のコース概要から見ていきましょう。
芝コースの1周は1615.1メートル、関東(東京競馬場、中山競馬場)や関西(京都競馬場、阪神競馬場)のメイン競馬場にくらべると小さく、こじんまりとしている競馬場です。
コースの高低差は約3m、1コーナー付近から2コーナーに掛けて一気にあがり、向こう正面から4コーナーまで徐々に下っていき、直線はほぼ平坦なコースレイアウトです。
芝1200mのスタート地点は2コーナーのポケット地点、スタートしてからゴールまで下るだけ、登り勾配がほとんどなくコースになっているので、芝の1200mのレースは時計勝負になりやすいコースになっています。
それを見越して果敢に先行する馬も多く、ペースが乱れやすいので、高配当決着の多い重賞競走としても有名です。
今週もデータと血統を基に、勝ち馬を導き出していきますので、最後までお付き合いいただければと思います。
昨年の北九州記念、血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。
まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
アブキールベイ | 牝3歳 | 53 | 坂口智康 |
エイシンワンド | 牡3歳 | 54 | 大久保龍志 |
オタルエバー | 牡6歳 | 57.5 | 中竹和也 |
カリボール | 牡9歳 | 56 | 西村真幸 |
キタノエクスプレス | 牡7歳 | 57 | 坂口智康 |
クラスペディア | 牡3歳 | 54 | 河嶋宏樹 |
シロン | 牝6歳 | 53 | 小栗実 |
スリーアイランド | 牝5歳 | 52 | 中竹和也 |
タマモブラックタイ | 牡5歳 | 55 | 角田晃一 |
ドロップオブライト | 牝6歳 | 56 | 福永祐一 |
ミルトクレイモー | 牡5歳 | 54 | 中村直也 |
メイショウソラフネ | 牡6歳 | 57 | 石橋守 |
モズメイメイ | 牝5歳 | 56.5 | 前川恭子 |
ヤマニンアルリフラ | 牡4歳 | 55 | 斉藤崇史 |
ヤマニンアンフィル | 牝6歳 | 53 | 斉藤崇史 |
ヨシノイースター | 牡7歳 | 58 | 中尾秀正 |
レッドヒルシューズ | 牝5歳 | 53 | 武英智 |
ロードフォアエース | 牡4歳 | 56.5 | 友道康夫 |
昨年は3番人気のピューロマジックが果敢にハナを切り、直線も脚色が衰えず上り35.6秒の末脚で逃げ切り、葵ステークスに続き重賞2連勝となりました。
2着には先行していた9番人気のヨシノイースター、3着には16番人気のモズメイメイが入り、三連単は79万超えの特大万馬券での決着となりました。
昨年は夏の小倉開催の開幕週に行われ、スタートしての3ハロンが32秒3のハイペース、後方からの差し馬が台頭するかと思いましたが、これたのは中団で脚を溜めていたモズメイメイで、後方待機の馬は直線で良い伸びをみせていましたが、5着ぐらいまで押し上げるのが精一杯でした。
今年は開幕2週目に行われますが、今年も昨年のような傾向になる可能性が高いので注意する必要があると思います。
前走レース | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
CBC賞 | 4-2-2-29 | 10.8% | 16.2% | 21.6% |
アイビスサSD | 2-3-2-23 | 6.7% | 16.7% | 23.3% |
バーデンH | 1-0-2-15 | 5.6% | 5.6% | 16.7% |
高松宮記念 | 0-1-2-6 | 0.0% | 11.1% | 33.3% |
葵ステークス | 1-0-0-3 | 25.0% | 25.0% | 525.0% |
上記のデータは過去10年間の前走レースと成績をまとめたものです。
近年、開催日程が変わったのでデータ信憑性は劣りますが、うま泉教授が注目しているのは、前走で高松宮記念組と葵ステークス組の馬です。
古馬なら最高峰のG1の舞台を経験している馬は強く、勝ち星こそありませんが注目して良いと思います。
もう1つは葵ステークス組、昨年勝ったピューロマジックが前走で葵ステークスを勝っており、2歳馬のローテーション的にもこの時期の短距離戦は合うので要注意です。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 0-4-1-5 | 0.0% | 40.0% | 50.0% |
2番人気 | 1-0-1-8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
3番人気 | 2-2-1-5 | 20.0% | 40.0% | 50.0% |
4番人気 | 0-2-1-7 | 0.0% | 20.0% | 30.0% |
5番人気 | 2-0-1-7 | 20.0% | 20.0% | 30.0% |
6番~9番人気 | 4-1-2-33 | 10.0% | 12.5% | 17.5% |
10番人気以下 | 1-1-3-78 | 1.2% | 2.4% | 6.0% |
上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。
まず注目すべきは、1番人気が過去10年間で1度も勝ててないという事実です。
ハンデ戦ということもありますが、梅雨のジメジメした季節は馬の体調管理も難しく、能力通りの力が発揮できないことが多いようです。
逆に注目すべきは6番~9番人気、複勝率も17.5%と高く、勝ち馬も過去10年間で4勝しているので、この辺りの馬を頭から狙ってみるのも面白いかもしれません。
単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1.0倍~2.9倍 | 0-2-1-0 | 0.0% | 66.7% | 100% |
3.0倍~4.9倍 | 0-2-0-6 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
5.0倍~9.9倍 | 5-4-4-20 | 15.2% | 27.3% | 39.4% |
10.0倍~19.9倍 | 2-1-2-28 | 6.1% | 9.1% | 15.2% |
20.0倍~49.9倍 | 2-1-1-41 | 1.4% | 6.7% | 8.9% |
50倍以上 | 1-0-2-48 | 2.0% | 2.0% | 5.9% |
上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。
オッズのデータをみて面白いと思ったのは、先ほど人気のデータの所で1番人気は過去10年間で1度勝っていないことをお伝えしたと思います。
しかし単勝オッズ1.0倍~2.9倍の馬であれば、勝てないものの3着以内(馬券圏内)にはしっかり走ってくるということがオッズのデータから分かると思います。
また穴馬に関していえば、単勝オッズ50倍以上の馬も10年間で3回馬券圏内に好走しており、昨年も16番人気のモズメイメイが馬券に絡み、高配当の立役者になっています。
今年はどの馬が絡むか分かりませんが、穴馬も注意して観察する必要があると思います。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 2-1-2-17 | 9.1% | 13.6% | 22.7% |
4歳 | 3-2-4-19 | 10.7% | 17.9% | 32.1% |
5歳 | 1-6-1-40 | 2.1% | 14.6% | 16.7% |
6歳 | 3-1-3-37 | 6.8% | 9.1% | 15.9% |
7歳以上 | 1-0-0-30 | 3.2% | 3.2% | 3.2% |
上記のデータは過去10年間の年齢と成績をまとめたものです。
勝ち馬、2着以内の連対率の高い世代を探そうとしも、数字がバラけていて絞り込むのが難しそうです。
複勝率をみると、3歳馬が22.7%、4歳馬が32.1%と他の世代よりも、少し抜けている感じがします。
スピードが絶対条件のスプリント戦、勢いのある3歳馬も注目ですが、スプリンターとして完成された4歳馬が中心、そう思って馬券を組み立てても良いと思います。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1-0-1-17 | 5.3% | 5.3% | 10.5% |
2枠 | 2-1-0-16 | 10.5% | 15.8% | 15.8% |
3枠 | 1-3-0-15 | 5.3% | 21.1% | 21.1% |
4枠 | 0-1-1-18 | 0.0% | 5.0% | 10.0% |
5枠 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
6枠 | 2-2-4-12 | 10.0% | 20.0% | 40.0% |
7枠 | 1-0-1-15 | 3.7% | 3.7% | 7.4% |
8枠 | 2-1-2-24 | 6.9% | 10.3% | 17.2% |
上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。
小倉競馬場の芝1200mはスタートからゴールまで、登り勾配がほどんどない特徴的なコースと考えると、最短距離で走れる内枠の方が有利に思えます。
しかしデータを見ると、6枠が過去10年で2勝、馬券圏内にも8頭が絡んでおり、データ的には内よりも外の方が好成績という結果になっています。
スプリント戦では出遅れや道中の接触など、1つのアクシデントが致命傷になってしまう可能性が高いので、コースロスなく回れる内側よりも、アクシデントの少ない外の方が好成績に繋がるのかもしれません。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 2-1-1-6 | 20.0% | 30.0% | 40.0% |
先行 | 3-4-2-40 | 6.1% | 14.3% | 18.4% |
差し | 3-4-5-32 | 6.9% | 15.9% | 27.3% | 追い込み | 2-1-2-65 | 2.9% | 4.3% | 7.1% |
上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。
脚質はスタートしてから1コーナーまでの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
データをみると逃げ馬が過去10年間で2勝、複勝率も40%と高いので先行力がアドバンテージになるのかと思いましたが、先行する馬よりも差す馬の方が複勝率が高く、先行有利とは言えません。
言えることは今年行われる北九州記念は、小倉開催の2週目に行われるということ、馬場状態も良いはずなので、昨年勝ったピューロマジックが逃げ切ったように、今年も前に行く馬が残る可能性は高いと思います。
後方一辺倒の馬でなければチャンスがあり、先行できればできるほど、そのチャンスが大きくなる、そんな考え方で良いと思います。
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
武豊 | 2-0-0-4 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
幸英明 | 1-1-1-4 | 14.3% | 28.6% | 42.9% |
鮫島克駿 | 0-2-0-4 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
川田将雅 | 0-1-2-1 | 0.0% | 25.0% | 75.0% |
松若風馬 | 0-1-1-8 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。
九州の小倉競馬場で行われる重賞競走なので、基本的には関西馬、関西ジョッキーが強いと思って間違いないと思います。
ただ関西厩舎やジョッキーも、北海度シリーズに参戦(今なら函館開催)してる厩舎やジョッキーもいるので、過度な信用はしない方が良いと思います。
面白そうなのは関東馬に関東ジョッキー、わざわざ小倉まで乗りにくるということは、勝算がなければ来ないと思いますので、注意した方が良いと思います。
調教師・厩舎 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
角田晃一厩舎 | 2-1-0-2 | 40.0% | 60.0% | 60.0% |
森田直行厩舎 | 1-1-1-4 | 14.3% | 28.6% | 42.9% |
西村真幸厩舎 | 0-2-0-7 | 0.0% | 22.2% | 22.2% |
音無秀孝厩舎 | 0-1-2-5 | 0.0% | 12.5% | 37.5% |
藤岡健一厩舎 | 0-1-1-5 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
高橋亮厩舎 | 0-1-1-4 | 0.0% | 16.7% | 33.3% |
上記のデータは過去10年間の調教師と成績をまとめたものです。
データを見ると好成績を残しているのは関西の調教師です。
騎手データの所でお伝えしましたが、基本的には関西馬優位の重賞競走といっても過言ではありません。
逆に勝負度合いの高い関東圏の馬やジョッキーには要注意です。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
サクラバクシンオー | 2-2-0-3 | 28.6% | 57.1% | 57.1% |
キングヘイロー | 2-1-0-4 | 28.6% | 42.9% | 42.9% |
ロードカナロア | 1-1-1-15 | 5.6% | 11.1% | 16.7% |
ディープインパクト | 1-0-1-3 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
ルーラーシップ | 0-2-0-0 | 0.0% | 100% | 100% |
ショウナンカンプ | 0-1-1-3 | 0.0% | 20.0% | 40.0% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
サクラバクシンオー産駒やキングヘイロー産駒など、スプリンター血統が好成績を残しています。
その中でうま泉教授が注目しているのはルーラーシップ産駒、産駒的には中距離のスタミナタイプですが、昨年2着したヨシノイースターはルーラーシップ産駒でした。
レースが乱れた時は、スピードに特化するよりも、スタミナや持久力に優れるタイプの方が、レースに対応できるのかもしれません。
えぶりの予想精度の高さは本当に圧巻だね♪
えぶり(https://www.every-keiba.jp/)
【6/21~22結果】
ワイド 1-12 ⇒10,800円 的中!
ワイド 7-14,5-7 ⇒13,400円 的中!
先週は馬連の的中でかなりの高配当を獲得していたけど、今週は土曜と日曜に提供されたワイドの予想が両日ともに的中という結果だったね♪
土曜日の阪神9Rは配当を見てもわかるとおりかなり荒れた結果になっていて、その理由としては13頭中で11人気だった穴馬が3着に激走していたからなんだけど、なんとえぶりはその11人気のアロマデローサを軸にしていました…
2人気との組み合わせなのに推奨金額が少なめだからそこまで爆発力はなかったけど、それでも回収率は200%を超える見事な予想を披露♪
日曜日は比較的堅く決まった1戦でも3点中2点が的中したことでこちらもプラス収支を達成していて、凄い以外の言葉が出てこないね!
わざわざ言うまでもないかもしれないけど、えぶりの無料予想は今の流れなら本当に利用したようが良いよ♪