2023/09/24 - 過去の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
目次
今週は中山競馬場の芝2200mで、古馬の受賞競走オールカマーが行われます。
この時期に行われる重賞競走なので、天皇賞(秋)のトライアル競走というイメージ強かったのですが、2015年にマリアライトがオールカマーをステップにエリザベス女王杯を制覇、昨年のジェラルディーナも同じステップで勝っており、オールカマーで一度叩いて本番に臨む牝馬が増えています。
また2016に勝利したゴールドアクターは、同年のジャパンカップで4着、有馬記念で3着と好走、2018年のレイデオロは天皇賞(秋)を勝ち、有馬記念で2着となっています。
ひと昔前までは賞金を稼いでG1出走を狙う上り馬が多かったオールカマーですが、今はG1級の多くの馬が、本番前のステップレースとして使うようになりました。
今年はG1競走3勝のタイトルホルダーを筆頭に、連覇を狙うジェラルディーナなど、G1競走でも好勝負できる馬が揃っていますので、一筋縄ではいかない重賞競走ということがいえると思いいます。
難解な一戦になりそうですが、しっかりと分析し、馬券に結びつけていきたいと思っていますので、最後までお付き合いいただければと思います。
2022年オールカマーの血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。
まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
アサマノイタズラ | 牡5歳 | 57 | 手塚貴久 |
アラタ | 牡6歳 | 57 | 和田勇介 |
ウインマリリン | 牝6歳 | 57 | 手塚貴久 |
エヒト | 牡6歳 | 57 | 森秀行 |
ガイアフォース | 牡4歳 | 57 | 杉山晴紀 |
ジェラルディーナ | 牝5歳 | 56 | 斉藤崇史 |
ゼッフィーロ | 牡4歳 | 57 | 池江泰寿 |
タイトルホルダー | 牡5歳 | 58 | 栗田徹 |
チェスナットコート | 牡9歳 | 57 | 矢作芳人 |
ノースブリッジ | 牡5歳 | 58 | 奥村武 |
ハヤヤッコ | 牡7歳 | 57 | 国枝栄 |
マテンロウレオ | 牡4歳 | 57 | 昆貢 |
マリアエレーナ | 牝5歳 | 55 | 吉田直弘 |
ローシャムパーク | 牡4歳 | 57 | 田中博康 |
ロングラン | セ5歳 | 57 | 和田勇介 |
昨年は5番人気のジュラルディーナが、中団から内を突いて鋭く伸び重賞初制覇、2着には後方から追い込んだ6番人気のロバートソンキー、3着には3番手から粘り込んだ7番人気のウインキートスが入り、三連単は24万超えの万馬券決着となりました。
中山の芝2200mは4コーナーの入り口からスタートし、中山の外回りコースをぐるっと1周してくる感じで、ゴール前の急坂を2回駆け上がることになります。
中山コースの内回りコースは陸上のトラックのような形をしているのですが、外回りコースはおにぎりのような形のコース形態をしており、2コーナーから4コーナーまでは、直線よりも緩やかなカーブになっているので、外を回る馬よりも内を走った方がコースロスなく走れます。
オールカマーは上位人気の馬が強い重賞競走ですが、現在1番人気が4連敗中と振るわず、伏兵の台頭が目立っています。
また2021年でウインマリリン、昨年はジュラルディーナと2年連続で横山武史騎手が勝っており、今年も騎乗してくるようなら注意したいところです。
過去のデータからオールカマーの傾向を探っていきたいと思います。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 2-2-1-5 | 20.0% | 40.0% | 50.0% |
2番人気 | 2-2-1-5 | 20.0% | 40.0% | 50.0% |
3番人気 | 1-3-3-3 | 10.0% | 40.0% | 70.0% |
4番人気 | 1-0-0-9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
5番人気 | 3-1-0-6 | 30.0% | 40.0% | 40.0% |
6番~9番人気 | 1-2-4-33 | 2.5% | 7.5% | 17.5% |
10番人気以下 | 0-0-1-47 | 0.0 | 0.0% | 2.1% |
今回記載しているデータは、オールカマーの過去10年間のデータを元に作成しています。
上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。
データを見ると1番人気、2番人気の複勝率が50%、3番人気に至っては複勝率70%と上位人気の馬が好成績を残しています。
また5番人気の馬が過去10年間で3勝(2017年ルージュバック、2020年センテリュオ、2022ジェラルディーナ)しており、ピンポイントで狙うなら5番人気の馬を狙ってみるのも面白いかもしれません。
さらに近4年は1番人気が馬券圏内から外れており高配当の決着になってはいますが、よーく見てみると、二桁人気のような大穴の馬が突っ込んでくるのでははく、中穴の馬が絡んだり着順が入れ替わっての高配当が多いので、大穴狙いよりは5番人気~9番人気の中穴を狙う方が好結果に繋がりそうです。
単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
2.0倍~2.9倍 | 2-1-0-6 | 22.2% | 33.3% | 33.3% |
3.0倍~4.9倍 | 1-4-3-3 | 9.1% | 45.5% | 72.7% |
5.0倍~9.9倍 | 4-2-3-7 | 25.0% | 37.5% | 56.3% |
10.0倍~19.9倍 | 2-2-2-18 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
20.0倍~49.9倍 | 1-1-3-22 | 3.7% | 7.4% | 18.5% |
50倍以上 | 0-0-0-48 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。
人気の所でお伝えしたように、オールカマーは上位人気の馬が馬券圏内に好走しやすいということをお伝えしたと思います。
しかしオッズを見てみると、単勝オッズ2.0倍~2.9倍の馬も思っている以上に負けており、複勝率も33.3%と低く、単純計算で3頭の内2頭は着外になるとうデータが出ています。
人気馬が馬券に絡みやすいということは覚えておいていいと思いますが、能力が高くないのに人気になっているような馬は、疑って掛かった方がいいと思います。
また過去10年間で単勝50倍以上の馬が馬券圏内に好走がしたことがないので、例えば8番人気や9番人気で単勝オッズが50倍以上になるようなら、割り引いて考えていいと思います。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 0-0-0-0 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4歳 | 4-5-2-13 | 16.7% | 37.5% | 45.8% |
5歳 | 5-3-6-37 | 9.8% | 15.7% | 27.5% |
6歳 | 1-2-1-28 | 3.1% | 9.4% | 12.5% |
7歳以上 | 0-0-1-30 | 0.0% | 0.0% | 3.2% |
上記のデータは過去10年間の年齢と成績をまとめたものです。
過去10年間で3歳馬の出走が無かったのでデータがありませんが、データを見る限り6歳、7歳以上の馬よりも、若い世代の馬の方が好成績を残しているようです。
勝ち星を見てみると、過去10年で5歳馬が5勝、4歳馬が4勝と勝つのは4差馬か5歳馬のどちらかなので、中心はこの2世代(4歳馬、5歳馬)と考えていいと思います。
馬体重 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
439kg以下 | 0-0-0-3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
440kg~459kg | 3-3-0-18 | 12.5% | 25.0% | 25.0% |
460kg~479kg | 4-4-4-18 | 13.3% | 26.7% | 40.0% |
480kg~499kg | 3-1-5-40 | 6.1% | 8.2% | 18.4% |
500kg以上 | 0-2-1-29 | 0.0% | 6.3% | 9.4% |
上記のデータは過去10年間の馬体重と成績をまとめたものです。
近年は500キロを超えるような大型馬に名馬が多く、馬格がある方が強いようなイメージがありますがオールカマーのデータをみると、460kg~479kgの馬が4勝、440kg~459kgの馬が3勝と小柄な馬が勝っているようです。
オールカマーの概要の欄で少し触れましたがオールカマーは近年、ココをステップにエリザベス女王杯へ向かう牝馬が多く、昨年のジェラルディーナも、オールカマーからエリザベス女王杯と連勝し悲願のG1制覇を果たしました。
今年も連覇を狙うジェラルディーナを含め、3頭の牝馬が出走を予定していますので、注目していきたいと思います。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1-5-0-8 | 7.1% | 42.9% | 42.9% | 2枠 | 2-1-1-11 | 13.3% | 20.0% | 26.7% | 3枠 | 1-2-2-10 | 6.7% | 20.0% | 33.3% | 4枠 | 1-1-1-13 | 6.3% | 12.5% | 18.8% | 5枠 | 1-0-4-13 | 5.6% | 5.6% | 27.8% | 6枠 | 3-0-1-14 | 16.7% | 16.7% | 22.2% | 7枠 | 0-0-1-19 | 0.0% | 0.0% | 5.0% | 8枠 | 1-1-0-20 | 4.5% | 9.1% | 9.1% |
上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。
中山競馬場の芝2200mは4コーナーの入り口からスタートして、外回りコースを1周してゴール板を通過します。
中山競馬場の外回りコースは陸上競技のトラックのような形ではなく、おにぎりのような丸い形をしており、スタートから最短距離を走れる内枠は比較的優位な枠といって良いと思います。
データを見ても1枠は、1勝と勝ち星は少ないですが、2着になった馬は5頭存在し、2021年は1枠1番のウインマリリンが勝ち、1枠2番のウインキートスが2着に入り、1、2着は白い帽子同士の決着となりました。
また6枠まではそれほど数値に差がありませんが、7枠、8枠といった外枠になると、内枠に比べかなり数値が落ちてきます。
重賞で好勝負しているような実績馬なら気にならないのかもしれませんが、実績のない上り馬にとっては、外枠は割り引いた方がいいかもしれません。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 1-0-0-9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
先行 | 4-7-7-25 | 9.3% | 25.6% | 41.9% |
差し | 5-3-3-29 | 12.5% | 20.0% | 27.5% |
追い込み | 0-0-0-31 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。
脚質は4コーナーの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
データを見ると過去10年間で、4コーナーで先頭に立っていた馬がそのまま押し切ったのは、2019年のスティッフェリオ(4番人気)の1頭だけで、その他の馬は馬券圏内にも残れていません。
また追い込み馬を見ても、過去10年間で1頭も馬券圏内に好走しておらず、逃げたり追い込んだりと、極端な競馬をする馬には厳しいデータとなっています。
理想は枠番のデータの時にお伝えしたように内枠が優位なので、最短コースを走れる先行馬、または瞬発力のある馬であれば、中団で折り合え脚が溜められる差し馬が狙い目となります。
派手な大逃げ、最後方からの直セ一気といった脚質は、見ているものを楽しませますが、オールカマーの舞台では、少し割り引きが必要かもしれません。
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
戸崎圭太 | 2-1-1-4 | 25.0% | 37.5% | 50.0% |
横山武史 | 2-0-0-0 | 100% | 100% | 100% |
ルメール | 1-0-0-0 | 100% | 100% | 100% |
丸山元気 | 1-0-0-0 | 100% | 100% | 100% |
川田将雅 | 0-1-1-2 | 0.0% | 25.0% | 50.0% |
武豊 | 0-1-1-0 | 0.0% | 50.0% | 100% |
吉田豊 | 0-0-2-3 | 0.0% | 0.0% | 40.0% |
上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。
一番の注目は、2021年にウインマリリン(2番人気)で勝利、昨年はジェラルディーナ(5番人気)で勝利している横山武史騎手、コンビを組んだ2頭はいずれも4歳牝馬で、今年も牝馬に騎乗するようなら注意したいところです。
またオールカマーは関東の重賞競走ですが、ルメール騎手、川田将雅騎手、武豊騎手など、関西のジョッキーも好成績を残しています。
データから読み取れることとして、関東に遠征してくる関西馬、さらにそれに騎乗する関西ジョッキー、この組み合わせには注目です。
前走騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
同じ騎手 | 6-8-5-48 | 9.0% | 20.9% | 28.4% |
乗り替わり | 4-2-5-60 | 5.6% | 8.5% | 15.5% |
上記のデータは過去10年間の前走騎手と成績をまとめたものです。
勝ち馬を見てみると、前走と同じ騎手が騎乗した馬が6勝、乗り替わった馬が4勝と、それほど大きな差は出ていません。
しかし連対率や複勝率を見てみると、前走と同じ騎手が騎乗したほうが、乗り替わった馬よりもパーセンテージが2倍ぐらい違います。
急な乗り替わりはマイナスですが、乗り馬を熟知した主戦騎手が乗る馬の方が、好走しやすいということは覚えておいていいと思います。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 2-5-2-14 | 8.7% | 30.4% | 39.1% |
スクリーンヒーロー | 2-0-0-3 | 40.0% | 40.0% | 40.0% |
キングカメハメハ | 1-0-0-3 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
ハーツクライ | 0-2-1-10 | 0.0% | 15.4% | 23.1% |
ルーラーシップ | 0-1-1-0 | 0.0% | 50.0% | 100% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
芝のレースなのでディープインパクト産駒が好成績なのは言うまでもありませんが、その他を見てみると、スクリーンヒーロー産駒、キングカメハメハ産駒など、スピードよりもパワー型の産駒が好走しているようです。
うま泉が注目しているのはルーラーシップ産駒、父のルーラシップは日本でのG1勝利はありませんが、香港のクイーンエリザベスCを勝っています。
国内の重賞競走は4勝、その内の3勝はG2競走、ラストウイークとなった5歳時は春の宝塚記念で2着、秋は天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念のG1競走で3着するなど、記録には残りませんが記憶に残るパワフルな馬でした。
そのパワフルな一面は産駒にも継承されており、力のいる中山競馬場に向いている血統といえかもしれません。
本日はうま泉がお勧めする注目馬を紹介します。人気馬から穴馬まで、展開を左右する馬や高配当の立役者となる馬など、レースのカギを握る馬を紹介していこうと思います。
人気を集めるタイトルホルダーが内枠(2枠2番)を引いたので、ハナを切って逃げることは間違いなさそうです。
パンサラッサのようにスピードで一気に突き放して大逃げを打つタイプではなく、タイトルホルダーはスタミナと持久力に優れているので、平均よりも少し速いぐらいのラップを長く刻んで後続の馬に脚を使わせるのが、タイトルホルダーの逃げだと思っています。
平均よりも速いペースで走られると、先行馬や差し馬は仕掛けづらくなるので、穴馬の候補となるのは、後方で脚を溜めていて追い込み馬が面白い存在になると思います。
上位人気が2頭好走して8人気が馬券に絡むという人気的には少し荒れた程度に思えるけど、10頭立ての8人気だからかなり渋いオッズの馬をしっかりと推奨出来ていたのが素晴らしいね♪
ウマニキ(https://www.umaniki.jp/)
【9/16結果】
3連複 2-8-10 ⇒29,400円 的中!
中山のダート3勝クラスで10頭立てになることなんて本当に稀だし、3日間開催だったとしてもこの条件はこれひとつしかなかったから今までの傾向とかデータはあまり利用しづらいレースだったと思うんだよ!
しかも、10頭中の6頭が10倍を切るオッズで人気が割れていて、上位人気と下位人気のオッズ差が激しくて、紛れも少ない堅めに決着しそうな印象は確かにありました♪
結果的には3着に28.9倍の下位人気の馬が好走したからこそこれだけの配当になっているんだけど、このクラスになって3戦目ながら1戦毎にクラス慣れしてパフォーマンスが上がっているのに人気がない妙味のある1頭だったんだ!
中山が大得意の馬だったし、それにしては妙味がありすぎで5頭推奨ながらもその相手として組み込んでいるのが無料にしては考えられている予想だなって思いました♪
ぜひみんなも参考にしてみてね!
■本命馬⇒ガイアフォース
■穴馬⇒エヒト
■対抗馬⇒ジェラルディーナ
◎⑦ガイアフォース
○⑥ジェラルディーナ
▲②タイトルホルダー
△⑪ノースブリッジ
△⑧ゼッフィーロ
△④マテンロウレオ
△⑤アラタ
☆⑩エヒト
◆3連複フォーメーション
1頭目:⑦
2頭目:⑥②
3頭目:⑥②⑩⑪⑧④⑤
合計点数:11点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑦
2着馬:⑥②⑩⑪
3着馬:⑥②⑩⑪⑧④⑤
点数:24点
3連単フォーメーション
1着馬:⑥②
2着馬:⑦
3着馬:⑥②⑩⑪⑧④⑤
点数:12点
合計点数:36点
本命馬はガイアフォースです。
3歳秋に菊花賞トライアルのセントライト記念[G2]を快勝し、菊花賞でも1番人気に推されたほどの逸材、菊花賞は内に閉じ込められて身動きが取れず、流れにも乗れなく8着に敗れましたが、同年の有馬記念で2着するボルドグフーシュや翌年の天皇賞(春)を制するジャスティンパレスと差のない競馬をしており、能力はG1級といっても過言はないと思います。
4歳は長距離路線へ行くのかと思ったのですが、緒戦のアメリカジョッキーCCで5着に敗れると、路線をマイルに変更しマイラーズカップ[G2]で2着、安田記念[G1]でも4着と掲示板を確保し、その能力の高さをみせつけました。
どんな距離でも好走するのは能力が高い証拠で、同世代の馬がG1競走で活躍していることからも、ガイアフォースもそろそろ素質が開花するとみて本命馬に抜擢しました。
逆転候補の1頭目はジェラルディーナ、暑い夏場よりも秋口から力を発揮してくるうまで、昨年もオールカマーからエリザベス女王杯を制覇、力落ちは感じられないので逆転候補の1番手に挙げました。
もう1頭はタイトルホルダー、前走の天皇賞(春)3コーナー競走中止、大事には至らなかったようですが、今回はアクシデント明けに加え、距離的にももっと長い方がいいタイプ、能力的にアッサリ逃げ切られる可能性もありますが、不安な部分を抱えているので今回は逆転候補にしました。