
2025/12/13 - データと血統で当てる!うま泉教授の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉教授です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
目次
2025年の中央競馬も残り3週、今週の阪神ジュベナイルフィリーズ、来週の朝日杯フューチュリティステークスが終ると、12月28日に行われる有馬記念が2025年ラストのG1競走になります。
今週は2歳女王を決める阪神ジュベナイルフィリーズが、阪神競馬場の外回りコース、芝1600mで行われます。
まずは阪神競馬場の特徴をおさらいしておきましょう。
阪神競馬場の芝コースは、3コーナーから別れる内回りコースと外回りコースがあり、阪神ジュベナイルフィリーズは外回りコースでレースが行われます。
阪神競馬場の最大の特徴といえるのが、ゴール前の急坂、高低差は1.8mとそれほど高くはないのですが、100mで一気に駆け上がる為、勾配が1.5%とかなりキツイ坂になっています。
この急坂でスタミナを奪われるので、ゴール前の100mは各馬の底力が勝負の鍵を握るといっても過言ではありません。
阪神競馬場の芝コースは平坦な部分が多く、4コーナーから下ってゴール前の急坂をどう上るかが重要なポイント、前残りの展開にも追い込みの競馬にもなるので注意が必要です。
今週もデータと血統から勝ち馬を導いていきますので、最後までお付き合いいただければと思います。
2024年、阪神ジュベナイルフィリーズの血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。
まずは出走表から、見ていきましょう。
| 馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
|---|---|---|---|
| アランカール | 牝2歳 | 55 | 斉藤崇史 |
| アルバンヌ | 牝2歳 | 55 | 田中博康 |
| アンヘリータス | 牝2歳 | 55 | 吉村圭司 |
| イヌボウノウタゴエ | 牝2歳 | 55 | 西田雄一郎 |
| ウィングブルー | 牝2歳 | 55 | 斎藤誠 |
| ギャラボーグ | 牝2歳 | 55 | 杉山晴紀 |
| コスモレッド | 牝2歳 | 55 | 北出成人 |
| サンブライト | 牝2歳 | 55 | 鈴木慎太郎 |
| ショウナンカリス | 牝2歳 | 55 | 加藤士津八 |
| スウィートハピネス | 牝2歳 | 55 | 北出成人 |
| スターアニス | 牝2歳 | 55 | 高野友和 |
| スタニングレディ | 牝2歳 | 55 | 高木登 |
| タイセイフレッサ | 牝2歳 | 55 | 斎藤誠 |
| タイセイボーグ | 牝2歳 | 55 | 松下武士 |
| ノアールビーナス | 牝2歳 | 55 | 杉山佳明 |
| バースデイフライト | 牝2歳 | 55 | 新谷功一 |
| ヒズマスターピース | 牝2歳 | 55 | 国枝栄 |
| フロムレイブン | 牝2歳 | 55 | 坂口智康 |
| ホワイトオーキッド | 牝2歳 | 55 | 藤原英昭 |
| マーゴットラヴミー | 牝2歳 | 55 | 小林真也 |
| マルガ | 牝2歳 | 55 | 須貝尚介 |
| ミツカネベネラ | 牝2歳 | 55 | 鈴木伸尋 |
| メイプルハッピー | 牝2歳 | 55 | 北出成人 |
| ラスティングスノー | 牝2歳 | 55 | 池上昌和 |
| レディーゴール | 牝2歳 | 55 | 池添学 |
| ローズカリス | 牝2歳 | 55 | 大橋勇樹 |
昨年は5番人気のアルマベローチェが中団から、メンバー最速の上り34秒3の末脚で差し切り、デビュー3戦でG1勝利を成し遂げました。
2着には後方から追い込んだ8番人気のビップデイジー、3着には5番手から粘り込んだ7番人気のテリオスララが入り、三連単は22万超えの特大万馬券での決着ととなりました。
前半800mのタイムが46秒5、1000m通過が58秒5のミドルペース、直線は瞬発力勝負になり、最速の上りで伸びてきたアルマベローチェが1着で入線しました。
2歳馬のレースなのである程度はレースが流れると思いますが、その流れに惑わされずしっかりと脚を溜めていた馬が好走するので注意がひつようです。
今年はフルゲートの18頭立て、どんなペースになるのか注目です。
| 前走レース | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| アルテミスS | 5-2-2-21 | 16.7% | 23.3% | 30.0% |
| ファンタジーS | 2-0-2-30 | 5.9% | 5.9% | 11.8% |
| アイビーS | 1-1-0-0 | 50.0% | 100% | 100% |
| 札幌2歳S | 1-0-1-2 | 25.0% | 25.0% | 50.0% |
| 新潟2歳S | 1-0-0-5 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
| 京王杯2歳S | 0-1-2-2 | 0.0% | 20.0% | 60.0% |
上記のデータは過去10年間の前走レースと成績をまとめたものです。
阪神ジュベナイルフィリーズは、トライアル競走が関西で行われるファンタジーステークス[G3]よりも、関東で行われるアルテミスステークス[G3]を使っている馬の方が好成績のようです。
アルテミスステークス組は過去10年間で5頭の勝ち馬を出しており、単純計算で2年に1回は勝っていることから、軸馬を決めかねているなら、アルテミスステークス組の馬から探してみても良いと思います。
また別路線組をみてみると、東京競馬場で行われるアイビーステークスや札幌2歳ステークスを使っている馬が好成績を残しています。
この2つのレースに共通するのは芝1800mのレースということ、阪神ジュベナイルフィリーズよりも長い距離を使っていた馬は、本番で激走する可能性があるので注目しておいて損はないと思います。
| 人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 5-0-0-5 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
| 2番人気 | 1-3-1-5 | 10.0% | 40.0% | 50.0% |
| 3番人気 | 2-1-3-4 | 20.0% | 30.0% | 60.0% |
| 4番人気 | 1-0-3-6 | 10.0% | 10.0% | 40.0% |
| 5番人気 | 1-1-0-8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
| 6番~9番人気 | 0-3-2-35 | 0.0% | 7.5% | 12.5% |
| 10番人気以下 | 0-2-1-85 | 0.0% | 2.3% | 3.4% |
上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。
勝ち馬をみると過去10年間で1番人気の馬が5勝、2年に1度、1番人気が勝っていることになります。
その他の上位人気をみても、2番人気~4番人気の複勝率が40%以上と高く、上位人気馬が強いG1競走ということが分かると思います。
高配当を狙うなら2番人気~4番人気の馬を頭から狙ってみるのが良いと思います。
| 単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 1.0倍~2.9倍 | 4-0-0-2 | 66.7% | 66.7% | 66.7% |
| 3.0倍~4.9倍 | 2-3-2-7 | 14.3% | 35.7% | 50.0% |
| 5.0倍~9.9倍 | 2-2-5-14 | 8.7% | 17.4% | 39.1% |
| 10.0倍~19.9倍 | 2-1-1-12 | 12.5% | 18.8% | 25.0% |
| 20.0倍~49.9倍 | 0-2-2-26 | 0.0% | 6.7% | 13.3% |
| 50倍以上 | 0-2-0-87 | 0.0% | 2.2% | 2.2% |
上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。
人気のデータの所で上位人気の馬が強いG1競走ということをお伝えしたと思います。
しかし単勝オッズのデータを見てみると、単勝オッズ1.0倍~2.9倍の馬でも、過去10年間で2頭負けており、オッズが低いからといって信用できるという訳ではないようです。
1番人気でも過信は禁物で、まだまだ発展途上の2歳馬いくら人気を背負っても、危うい部分がたくさんあるということです。
馬券的に高配当を狙うなら人気薄よりも裏目を狙う方が好結果に繋がるかもしれません。
| 枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 2-1-1-16 | 10.0% | 15.0% | 20.0% |
| 2枠 | 1-1-2-16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
| 3枠 | 1-1-0-18 | 5.0% | 10.0% | 10.0% |
| 4枠 | 1-2-0-17 | 5.0% | 15.0% | 15.0% |
| 5枠 | 2-2-2-14 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
| 6枠 | 2-1-3-14 | 10.0% | 15.0% | 30.0% |
| 7枠 | 1-1-2-25 | 3.4% | 6.9% | 13.8% |
| 8枠 | 0-1-0-28 | 0.0% | 3.4% | 3.4% |
上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。
データを見てみると、5枠、6枠の中枠が好成績を残していますが、8枠以外からはどの枠からも勝ち馬が出ており、枠順における有利不利は見当たりません。
これは芝1600mのスタート地点が、向こう正面の辺りからスタートするので、スタートしてから3コーナーまでの距離が長いので、外枠の馬も無理なく先行でき内外の有利さが少なくなっているのだと思います。
ただそれでも外枠の馬は、3、4コーナーで外を回される可能性が高いので、データ的に有利不利の差が無くても、外枠よりは内枠の方がチャンスがあると思って良いと思います。
| 脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 1-0-0-9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
| 先行 | 3-1-3-39 | 6.5% | 8.7% | 15.2% |
| 差し | 4-5-4-40 | 7.5% | 17.0% | 24.5% | 追い込み | 2-4-3-60 | 2.9% | 8.7% | 13.0% |
上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。
脚質はスタートしてから1コーナーまでの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
過去10年間で4コーナー先頭から押し切った逃げ馬は、2019年のレシステンシア(4番人気)の1頭だけで、この頭以外は全て着外となっており、相当な素質を持った馬でないと逃げ切るのは難しいようです。
注目なのは追い込み馬、過去10年間で2勝、馬券圏内に9頭も絡んでおり、穴馬として狙ってみても面白いかもしれません。
| 騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| C・ルメール | 2-2-0-3 | 28.6% | 57.1% | 57.1% |
| 北村友一 | 1-1-0-3 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
| 川田将雅 | 1-1-0-2 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
| 吉田隼人 | 1-0-1-1 | 33.3% | 33.3% | 66.7% |
| 戸崎圭太 | 0-1-1-2 | 0.0% | 25.0% | 50.0% |
上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。
ルメール騎手や川田将雅騎手など、年間100勝を超えるトップジョッキーが好成績を残しています。
阪神ジュベナイルフィリーズで好走すれば翌年の桜花賞でも人気馬になるので、おのずと素質のある馬はトップジョッキーが乗るようになります。
鞍上強化を含めトップジョッキーへの乗り替わりには注意が必要です。
その他では関東(美浦)の戸崎圭太騎手や吉田隼人騎手、関西(栗東)では北村友一騎手も好成績をおさめています。
| 調教師・厩舎 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 中内田充正厩舎 | 2-0-1-2 | 40.0% | 40.0% | 60.0% |
| 国枝栄厩舎 | 1-2-0-0 | 33.3% | 100% | 100% |
| 松下武士厩舎 | 1-1-0-2 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
| 黒岩陽一厩舎 | 1-1-0-0 | 50.0% | 100% | 100% |
| 手塚貴久厩舎 | 0-1-2-2 | 0.0% | 20.0% | 60.0% |
上記のデータは過去10年間の調教師と成績をまとめたものです。
中内田充正厩舎は2018年のダノンファンタジーと2022年のリバティアイランドと2頭の勝ち馬を出しています。
美浦では2021年にサークルオブライフで勝利した国枝栄厩舎、一昨年のアスコリピチェーノで勝利した黒岩陽一厩舎が好成績です。
その他では2019年のマルターズディオサ(6番人気)で2着、2017年のマウレア(4番人気)、2020年のユーバーレーベン(6番人気)で3着と、過去10年間で3頭の馬が馬券に絡んでいる手塚貴久厩舎は、穴馬厩舎として狙てみたら面白いかもしれません。
| 種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| ダイワメジャー | 3-0-1-10 | 021.4% | 21.4% | 28.6% |
| ディープインパクト | 1-1-2-8 | 8.3% | 16.7% | 33.3% |
| エピファネイア | 1-1-0-4 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
| クロフネ | 1-0-1-1 | 33.3% | 33.3% | 66.7% |
| サトノダイヤモンド | 0-2-0-0 | 0.0% | 100% | 100% |
| ハーツクライ | 0-1-1-5 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
| ルーラーシップ | 0-1-1-0 | 0.0% | 50.0% | 100% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
マイル戦血統のダイワメジャー産駒が過去10年間で3勝、瞬発力に優れる馬を多く輩出しているディープインパクト産駒が1勝と好成績をおさめています。
今年の阪神ジュベナイルフィリーズは阪神競馬場で行われるので、エピファネイア産駒やクロフネ産駒、ルーラーシップ産駒などのパワータイプの種牡馬に注目です。
師走になってもえぶりの予想の的中が止まらないね!
えぶり(https://www.every-keiba.jp/)
【12/6結果】
馬連 4-12 ⇒8,600円 的中!
ワイド 5-6 ⇒6,400円 的中!
配当はそこまで大きくないんだけど、的中さえすれば確実に利益になる買い方をしてくれるのがえぶりの無料予想だから、万馬券にはなっていないにしても回収率は100%を超えてきています!
馬連を的中させた中京の10Rは1人気のゼットエールを軸に据えて、相手に選んでいた4頭と軸馬を含めて掲示板を独占!比較的人気どおりの決着だったとしても、これは本当に素晴らしい予想だと思います♪
中山の7Rはダントツの1人気に推されたピコテンダーを軸に、ワイド馬券を提供!2人気と3人気が圏外に飛んだことで、そこそこ良い配当が飛び出しているね!
今年1年を通して本当に安定して的中していたし、外した週のほうが少ないくらいで、年末の有馬記念まで無料予想を使うならぜひ、えぶりを利用してみてほしいよ♪
■本命馬⇒アランカール
■穴馬⇒ミツカネベネラ
■対抗馬⇒スターアニス
◎④アランカール
○⑨スターアニス
▲⑰タイセイボーグ
△⑪スウィートハピネス
△⑥アルバンヌ
△⑤ギャラボーグ
△⑦マーゴットラヴミー
☆③ミツカネベネラ
◆3連複フォーメーション
1頭目:④
2頭目:⑨⑰
3頭目:⑨⑰③⑪⑥⑤⑦
合計点数:11点
◆3連単フォーメーション
1着馬:④
2着馬:⑨⑰③⑪
3着馬:⑨⑰③⑪⑥⑤⑦
点数:24点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑨⑰
2着馬:④
3着馬:⑨⑰③⑪⑥⑤⑦
点数:12点
合計点数:36点
本命馬はアランカールです。
デビューは福島の芝1800m、スタートはダッシュが付かず後方待機の競馬になるが、向こう正面で3番手まで押し上げ、3コーナーから捲り気味に上がっていき、そのまま4馬身差をつけて快勝しました。
前走の野路菊ステークスでは、新馬戦と同じ後方待機から、直線一気の末脚で3馬身差の差し切り勝ち、マイル戦におけるスピードと瞬発力の高さを見せつけるレースとなりました。
阪神競馬場はゴール前に急坂のある非常にタフなコース、今年は先行馬が揃っており、ペースもある程度速く流れそうなので、アランカールの末脚が生きるとみて本命馬にしまいた。
逆転候補の1番手はスターアニス、芝1600mは初めてとなりますが、忙しい競馬よりもじっくり構えられる1600mの方がこの馬に合っており、展開が向けば差し切る力を持っているので、逆転候補の1番手にしました。
もう1頭はタイセイボーグ、新潟2歳ステークス2着、アルテミスステークス3着と重賞で勝ち負けできる実力馬、大外の8枠になってしまいましたが、展開次第で差し切れる力を持っているので逆転候補の2番手にしました。