2024/02/11 - データと血統で当てる!うま泉教授の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
2024年の中央競馬も1ヶ月が過ぎ、ダート路線では今年初となるG1競走フェブラリーステークスが東京競馬場で行われる。
古馬戦線はG3競走の金杯からスタートし、日経新春杯、アメリカJCCのG2競走、今週は京都競馬場で伝統のG2競走、京都記念が行われます。
この時期は春のG1戦線に向けて、有力馬が始動するので、しっかりを力関係を見切分け、今後の重賞競走にも繋げていきたいと思います。
日曜日の行われる京都記念は、京都競馬場の芝2200mで行われるG2競走です。
外回りコースで行われ、スタンド前の直線の入り口からスタート、ちょうど芝の外回りコースを一周してゴールとなります。
競馬に詳しい人だと「淀の坂越え」なんていう言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、京都競馬場は3コーナーが小高い丘のような形をしていて、向こう正面から3コーナーに掛けて、登って行き4コーナーに掛けて下っていくトリッキーなコース形態をしています。
レースのポイントは3コーナーを過ぎてからの仕掛け、坂を下って行くのでここで勢いを付けて一気にゴールまで駆け抜けようとする馬もいるので、3コーナーから一気にペースアップするので、スピードない馬は置いて行かれてしまうので注意したいところです。
今週は古馬の重賞競走、春の大阪杯に向けて大切な一戦となるので、しっかりと分析していきますので、最後までお付き合いください。
2023年京都記念の血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。
まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
アフリカンゴールド | セ9歳 | 57 | 西園正都 |
シュヴァリエローズ | 牡6歳 | 57 | 清水久詞 |
ジェットモーション | セ8歳 | 57 | 藤岡健一 |
ナイママ | 牡8歳 | 57 | 武藤義則 |
バビット | 牡7歳 | 57 | 浜田多美雄 |
ブレイヴロッカー | 牡4歳 | 56 | 本田優 |
プラダリア | 牡5歳 | 58 | 池添学 |
プラチナトレジャー | 牡6歳 | 57 | 国枝栄 |
べラジオオペラ | 牡4歳 | 57 | 上村洋行 |
マテンロウレオ | 牡5歳 | 57 | 昆貢 |
ラヴェル | 牝4歳 | 54 | 矢作芳人 |
ルージュエヴァイユ | 牝5歳 | 55 | 黒岩陽一 |
昨年は1番人気のドウデュースが圧巻の走りを見せつけた京都記念、2着には6番人気のマテンロウレオ、3着には4番人気のプラダリアが入り、三連単は万馬券での決着となりました。
ペースは1000m通過が59秒5の平均ペース、勝ったドウデュースは後方待機で3コーナーから捲るように上がっていきましたが、その他の馬は好位からの差し馬が伸びており、上手くレースの流れに乗れる馬が好走しやすいようです。
京都の直線はほぼフラットな直線コースなので、3、4コーナーで勢いをつけ、トップスピードで直線に入るような競馬が理想的なのかもしれません。
過去のデータから京都記念の傾向を探っていきたいと思います。
前走レース | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
有馬記念 | 2-0-2-6 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
中山金杯 | 1-3-0-7 | 9.1% | 36.4% | 36.4% |
アメリカJCC | 1-1-1-11 | 7.1% | 14.3% | 21.4% |
エリザベス女王杯 | 1-1-0-4 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
菊花賞 | 1-1-0-1 | 33.3% | 66.7% | 66.7% |
日経新春杯 | 1-0-1-19 | 4.8% | 4.8% | 9.5% |
ジャパンカップ | 0-1-3-6 | 0.0% | 10.0% | 40.0% |
上記のデータは過去10年間の前走レースと成績をまとめたものです。
伝統のG2競走だけに、データを見ても実績のある馬が好走しているようです。
古馬であれば有馬記念[G1]やジャパンカップ[G1]、3歳なら菊花賞[G1]、牝馬ならエリザベス女王杯[G1]と、データ的にもG1競走に出走するような実力馬は要注意ということだと思います。
逆を言うと、上り馬は年明けの金杯[G3]、日経新春杯[G2]やアメリカJCC[G2]で好走するぐらいでないと、いきなり京都記念で好走というのは厳しいのかもしれません。
前走距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
距離延長 | 2-4-0-26 | 6.3% | 18.8% | 18.8% |
同距離 | 3-2-2-22 | 10.3% | 17.2% | 24.1% |
距離短縮 | 5-4-8-38 | 9.1% | 16.4% | 30.9% |
上記のデータは過去10年間の前走距離と成績をまとめたものです。
データ的には距離延長組と同距離組が同じような数値で、距離短縮組が一歩リードしている感じです。
いつものように前走レースと照らし合わせてみると分かりやすく、古馬なら暮れの有馬記念(芝2500m)、3歳馬なら菊花賞(芝3000m)、牝馬ならエリザベス女王杯(芝2400m)といったように、力のある馬は距離短縮組が多いことが分かると思います。
距離延長組や同距離組を狙ってみても良いと思いますが、狙うなら前走で勝っている馬、または馬券に絡んでい勢いのある馬が狙い目になると思います。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 3-2-1-4 | 30.0% | 50.0% | 60.0% |
2番人気 | 0-2-2-6 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
3番人気 | 2-3-1-4 | 20.0% | 50.0% | 60.0% |
4番人気 | 1-1-3-5 | 10.0% | 20.0% | 50.0% |
5番人気 | 0-1-0-9 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
6番~9番人気 | 3-2-2-33 | 7.5% | 12.5% | 17.5% |
10番人気以下 | 1-0-0-25 | 3.8% | 3.8% | 3.8% |
上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。
1番人気は過去10年間で3勝、複勝率も60%と高い数値を残しており、2番人気は思うような数値を残せていませんが、3番人気は複勝率60%、4番人気も複勝率50%と高く、上位人気が強い重賞競走ということがえいると思います。
一昨年のアフリカンゴールド(セ7歳)のように、12番人気のような伏兵も勝っており、ペースの流れにのれる馬、コース形態が有利に働く馬など、展開の利がある穴馬は積極的に狙っても良いと思います。
単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1.0倍~1.9倍 | 1-0-2-2 | 20.0% | 20.0% | 60.0% |
2.0倍~4.9倍 | 3-3-3-5 | 21.4% | 42.9% | 64.3% |
5.0倍~9.9倍 | 3-3-3-13 | 13.6% | 27.3% | 40.9% |
10.0倍~19.9倍 | 1-2-2-15 | 5.0% | 15.0% | 25.0% |
20.0倍~49.9倍 | 1-2-0-15 | 5.6% | 16.7% | 16.7% |
50倍以上 | 1-0-0-36 | 2.7% | 2.7% | 2.7% |
上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。
データみると単勝オッズ1倍台の馬が過去10年で2頭着外になっており、圧倒的な人気馬でも取りこぼす可能性があることは頭の中に入れておきましょう。
人気があるから強いとかしんしすぎると、思わぬ伏兵に足を取られてしまうので注意が必要です。
軸馬を探すなら単勝オッズ2.0倍~4.9倍、穴馬なら10.0倍~19.9倍あたりが、馬券的にも狙い目になると思います。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
4歳 | 4-6-3-18 | 12.9% | 32.3% | 41.9% | 5歳 | 4-0-4-17 | 16.0% | 16.0% | 32.0% | 6歳 | 1-3-1-23 | 3.6% | 14.3% | 17.9% | 7歳以上 | 1-1-2-28 | 3.1% | 6.3% | 12.5% |
上記のデータは過去10年間の年齢と成績をまとめたものです。
データを見ると過去10年間で4歳馬が4勝、5歳馬が4勝とこの2世代が強さを誇っています。
複勝率をみても、6歳、7歳以上に2倍近くの差を付けているので、中心は4歳馬、5歳馬と考えていいでしょう。
ただ6歳馬の複勝率17.9%、7歳以上の12.5%も決して悪い数値ではないので、三連複にヒモとか、三連単の3着候補には入れていく方が、思わぬ好結果に繋がるような気がします。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 0-3-0-7 | 0.0% | 30.0% | 30.0% | 2枠 | 0-1-1-9 | 0.0% | 9.1% | 18.2% | 3枠 | 0-0-1-9 | 0.0% | 0.0% | 10.0% | 4枠 | 3-2-2-6 | 23.1% | 38.5% | 53.8% | 5枠 | 0-0-1-14 | 0.0% | 0.0% | 6.7% | 6枠 | 3-0-2-12 | 17.6% | 17.6% | 29.4% | 7枠 | 2-3-2-13 | 10.0% | 25.0% | 35.0% | 8枠 | 2-1-1-16 | 10.0% | 15.0% | 20.0% |
上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。
データをみると内枠(1枠~3枠)が思うような成績を残せておらず、過去10年間で4枠が3勝、複勝率も53.8%とこの枠だけ抜けた成績を残しています。
次に勝ち星を挙げているのは6枠の3勝、複勝率を見ると7枠が35.0%と高く、外枠はどこも20%以上と全体的にも高い数値を残しています。
これはあくまでも推測ですが、レース概要のところで京都競馬場は3コーナーが小高い丘になっているという話をしたと思います。
レースの流れとして3コーナーから一気にペースが上がることが多いので、ペースアップする時に前が壁になる内枠よりも、外枠の方がスムーズに加速できるということだと思います。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 2-2-0-6 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
先行 | 7-6-7-27 | 14.9% | 27.7% | 42.3% |
差し | 1-2-3-40 | 2.2% | 6.5% | 13.0% |
追い込み | 0-0-0-13 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。
脚質は4コーナーの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
データを見ると逃げ馬が過去10年で2勝、2着2回と好成績を残しています。
一昨年、12番人気で勝ったアフリカンゴールドも逃げて勝っており、レースの前半はゆっくり流れるので、3、4コーナーでペースが上がらないと、逃げ・先行馬がそのまま押し切ってしまう展開になります。
データを見ても過去10年間のうちの9頭は逃げ馬・先行馬、京都コースの直線がフラットなことも含め、先行馬の脚が止まらないのが、京都競馬場の特徴といえるかもしれません。
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
M・デムーロ(栗東) | 2-0-0-2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
藤岡佑介(栗東) | 1-2-0-1 | 25.0% | 75.0% | 75.0% |
武豊(栗東) | 1-1-1-1 | 25.0% | 50.0% | 75.0% |
岩田康誠(栗東) | 0-1-3-4 | 0.0% | 12.5% | 50.0% |
上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。
関西圏で行われる重賞競走なので、栗東所属のジョッキーが好成績を残しています。
うま泉が注目しているのは岩田康誠騎手、勝ち星はないものの2着1回、3着3回と過去10年間で4回馬券に絡んでおり、複勝率も50%と高い数値を残しています。
穴馬に騎乗していたら、思い切って狙ってみるのも面白いかもしれません。
調教師 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
堀宜行(美浦) | 2-0-0-2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
矢作芳人(栗東) | 1-2-0-1 | 25.0% | 75.0% | 75.0% |
池江泰寿(栗東) | 1-1-1-1 | 25.0% | 50.0% | 75.0% |
友道康夫(栗東) | 0-1-3-4 | 0.0% | 12.5% | 50.0% |
橋田満(栗東) | 0-1-3-4 | 0.0% | 12.5% | 50.0% |
上記のデータは過去10年間の調教師と成績をまとめたものです。
騎手データで栗東所属(関西)のジョッキーが好成績を残しているように、調教師も栗東所属の調教師が好成績を残しています。
うま泉が注目しているのは美浦の堀宜行調教師、2016年と2017年にサトノクラウンで連勝しており、そもそも美浦所属(関東)の馬が出走するってことは、それだけ勝負度合いが高くないとレースに出走させないので、堀宜行調教師に限らず美浦所属の調教師は注意した方が良いと思います。
前走騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
同騎手 | 5-4-6-28 | 11.6% | 20.9% | 34.9% |
乗替り | 5-6-4-56 | 6.8% | 15.1% | 20.5% |
上記のデータは過去10年間の前走騎手と成績をまとめたものです。
馬券に絡んでいる回数をみてみると、同騎手が5勝、乗り替わりも5勝と同じで、馬券圏内の30頭をみても、同騎手15勝、乗り替わり15勝と分け合っています。
ただ着外の数が乗り替わりが多いので、パーセンテージ的には同騎手優位に見えますが、気にするほどではないので、軸馬に選んだ馬が乗り替わりでも割り引く必要はないと思います。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 1-5-4-15 | 4.0% | 24.0% | 40.0% |
ステイゴールド | 1-2-1-8 | 8.3% | 25.0% | 33.3% |
キングカメハメハ | 1-1-1-11 | 7.1% | 14.3% | 21.4% |
Marju | 2-0-0-0 | 100% | 100% | 100% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
芝コースの中長距離戦、瞬発力に優れた馬を輩出するディープインパクト産駒が好成績を残しています。
ただ気になるのは、その他の種牡馬をみると好成績を残しているのが、ステイゴールド産駒、キングカメハメハ産駒とスピードや瞬発力というよりも、スタミナやパワー型といわれる種牡馬です。
レース概要の所で少し話しましたが、ペースが3コーナーから一気に上がる傾向があるので、3コーナー(残り800m)からゴールまで、スピードを維持した状態で走り切るスタミナが問われるのかもしれません。
データでも出ているように、ステイゴールド産駒、キングカメハメハ産駒の馬がいたら注目です。
先週は横綱ダービーらしい手堅い予想がピタリとハマって見事な的中馬券を提供してくれました♪
横綱ダービー(https://yokodabi.jp/)
【2/4結果】
ワイド 3-14 ⇒7,500円 的中!
画像を見れば一目瞭然だけど、うま吉だったらこんなレースは買わないんだけど、それは穴馬から狙いたいからであって、逆にこういう堅く決まるレースで資金を使って払い戻しの額を上げていくのは無料予想を利用する身としては逆にかなり助かるんだよね!
うま吉は平場とか買う時も基本的には穴馬から買うから、堅く決まりそうなレースは極力避けるんだけど、そういう時に限ってとんでもなく荒れたりとかすることも多いんだ…
むしろ人気決着を見抜いて無料予想を提供して、実際にその通りに決まって利益を得ている横綱ダービーの予想って、簡単なように見えて簡単じゃないからね♪
精度という意味ではピカイチの横綱ダービーの無料予想をぜひ一度利用してみてね!
■本命馬⇒べラジオオペラ
■穴馬⇒ブレイヴロッカー
■対抗馬⇒ルージュエヴァイユ
◎⑤べラジオオペラ
○⑨ルージュエヴァイユ
▲③プラダリア
△⑪マテンロウレオ
△⑩シュヴァリエローズ
☆②ブレイヴロッカー
◆3連複フォーメーション
1頭目:⑥
2頭目:⑨
3頭目:⑨②③⑪⑩
合計点数:4点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑥
2着馬:⑨②③
3着馬:⑨②③⑪⑩
点数:12点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑨
2着馬:⑥
3着馬:⑨②③⑪⑩
点数:4点
合計点数:16点
本命馬はべラジオオペラです。
古馬との初対決となったチャレンジカップ[G3]では、好位から上手く立ち回っての差し切り勝ち、ダービー4着の意地をみせるレース内容でした。
6ヶ月半振りの休み明けで馬体重もプラス20キロ、成長分はあるとしても、それでも勝ち切るのだから能力の高さを感じざるえません。
休み明けを一度叩いて状態は前走以上、さらに上を目指す馬だけにここは負けられないとみて本命馬にしました。
逆転候補の1頭目はルージュエヴァイユ、オープンに入ってまだ未勝利ながらも、昨年はエプソムカップ、府中牝馬ステークス、エリザベス女王杯で2着と力を発揮、牡馬相手でもこのメンバーなら、纏めて差し切る力があるとみて逆転候補に抜擢しました。
いつもならもう1頭の逆転候補を考えるのですが、58キロのプラダリア、チャレンジカップで完売したマテンロウレオでは逆転は難しいとみて、今回は買い目を絞って狙ってみます。