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うま泉教授の【チャンピオンズカップ予想】2023 本命馬はテーオーケインズです!

2023/12/03 - 過去の【本命・対抗馬予想】

うま泉

こんにちわ、うま泉です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。

2023 チャンピオンズカップ[G2]の概要!

中央競馬のダートG1は年間で2レースしかなく、その内の1つが今週行われるチャンピオンズカップ[G1]です。

当初はジャパンカップダートとして行われていましが、2014年から舞台を中京競馬場を移し、ダート1800mで行われるようになりました。

ダートの重賞競走は、中央競馬だけでなく地方競馬の交流重賞などがあり、帝王賞[Jpn1]や暮れの東京大賞典[Jpn1]などが有名です。

地方競馬は砂が深く力のいる馬場中央は砂が浅くスピードが問われる馬場になるので、地方で好成績だからといって中央も走るとは限らず、その逆もまたしかりです。

スピード自慢のダート馬が暮れの中京競馬場に集結、どんなレースになるのか、過去のデータを紐解きながら分析していきたいと思いますので、今週も最後までお付き合いください。

2022年チャンピオンズカップの血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。


先週のジャパンカップ[G1]はイクイノックスを軸に、三連複600円三連単1.130円のダブル的中!

さらに京都で行われた京阪杯[G3]は、単勝オッズ7.2倍の4番人気トウシンマカオを軸に、三連複5,210円三連単2万9,430円の万馬券的中をお届けしました!!

ステイヤーズステークス[G2]、チャレンジカップ[G3]の予想はX(旧twitter)で!!

2023 チャンピオンズカップの出走表!

まずは出走表から、見ていきましょう。

第24回 チャンピオンズカップ 出馬表
馬名 性齢 負担重量 厩舎
アーテルアストレア 牝4歳 56 橋口慎介
アイコンテーラー 牝5歳 56 河内洋
ウィルソンテソーロ 牡4歳 58 小手川準
クラウンプライド 牡4歳 58 新谷功一
クリノドラゴン 牡5歳 58 大橋勇樹
グロリアムンディ 牡5歳 58 大久保龍志
ケイアイシェルビー 牡5歳 58 平田修
ジオグリフ 牡4歳 58 木村哲也
セラフィックコール 牡3歳 57 寺島良
ゼットリアン 牡3歳 57 吉田直弘
テーオーケインズ 牡6歳 58 高柳瑞樹
ドゥラエレーデ 牡3歳 57 池添学
ノットゥルノ 牡4歳 58 音無秀孝
ハギノアレグリアス 牡6歳 58 四位洋文
パンサラッサ 牡6歳 58 矢作芳人
プロミスウォリア 牡6歳 58 野中賢二
メイクアリープ 牡4歳 58 大根田裕之
メイショウハリオ 牡6歳 58 岡田稲男
レモンポップ 牡5歳 58 田中博康

昨年は3番人気のジュンライトボルトが、後方からメンバー最速の36秒2の末脚で差し切り、重賞2連勝で初のG1タイトルを奪取しました。

2着には4番人気のクラウンプライド、3着には6番人気のハピが入り、三連単は8万円を超える万馬券決着となりました。

中京競馬場は2012年のリニューアルオープンにより、平坦のローカルコースから生まれ変わり、ダートの直線コースは東京、京都についで3番目に長い直線となっています。

また4コーナーの入り口が谷のように沈んでおり、向こう正面から3コーナー、4コーナーにかけてゆっくりと下っていき、直線の入り口から残り200mまでで一気にのぼる起伏の激しいコースとなっています。

中央のダートG1を勝つにはスピード能力は不可欠ですが、コースを見る限りパワーやスタミナを備えていないと、勝ち切るのが難しいコースといっていいと思います。

チャンピオンズカップの有力馬、レモンポップ!

☆レモンポップ(田中博康厩舎)
レモンポップ
過去、海外を含めて12戦、着外になったのは2走前のドバイゴールデンシャヒーン[G1]だけで、国内のレースでは11戦して【8,3,0,0】と連対を外したことがありません。
条件戦では主に1400mを使っており、スピードタイプの先行馬だと思っていましたが、今年の春にフェブラリーステークス[G1]を勝ち1600m戦に対応、前走の南部杯[Jpn1]では2着以下に大差をつける圧勝、5歳になってスピードだけでなくスタミナもついてきており、今後の活躍が楽しみな1頭です。
レモンポップの特徴は競馬センスの高さ、スタートダッシュが速く、折り合いも付く馬なので、好位で脚を溜めることができます。
展開に注文が付かない馬なので、平均ペースこそがこの馬の流れ、今回も楽に先行できるようなら、1800mで押し切る力を持っているので注目しています。
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【ポイント①】データから紐解く、チャンピオンズカップ!

過去のデータからチャンピオンズカップの傾向を探っていきたいと思います。

JBC、南部杯と地方回りの馬に注目!

前走レースと成績
前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
JBCクラシック 4-4-2-26 11.1% 22.2% 27.8%
南部杯 2-2-1-6 18.2% 36.4% 45.5%
武蔵野S 1-2-0-24 3.7% 11.1% 11.1%
JBCレディース 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
シリウスS 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3%
日本TV盃 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
みやこS 0-2-4-33 0.0% 5.1% 15.4%

今回記載しているデータは、チャンピオンズカップの過去10年間のデータを元に作成しています。

上記のデータは過去10年間の前走レースと成績をまとめたものです。

中央のG1競走なので、中央の重賞競走をステップにする方が好成績かと思っていましたが、データをみるとJBCクラシックや南部杯をステップにしている馬の方が好成績を残しています。

昨年のジュンライトボルトは、中央のシリウスステークス[G3]をステップに本番へ臨みましたが、同じような中央の重賞をステップに勝った馬を探すと、ジュンライトボルトの前は9年前の2013年、ベルシャザール(3番人気)が武蔵野ステークスをステップに勝った時まで遡ります。

過去10年間でみると、中央をステップにした馬は2頭、地方をステップにした馬が8頭勝っているので、軸馬を探すのであれば中央よりも地方の重賞競走を使っている馬が狙い目になると思います。

前走から距離を延ばしてきた馬に注目!

前走距離と成績
前走距離 成績 勝率 連対率 複勝率
距離延長 3-4-3-40 6.0% 14.0% 20.0%
同距離 2-2-4-38 4.3% 8.7% 17.4%
距離短縮 5-4-3-49 8.2% 14.8% 19.7%

上記のデータは過去10年間の前走距離と成績をまとめたものです。

データをみると過去10年間で前走レースよりも距離を短縮してきた馬が5勝しています。

チャンピオンズカップは中京競馬場のダート1800mで行われるので、前走でそれよりも長い2000mとか、2100mのレースから本番に挑む馬が好成績を残しているということになります。

前走レースのデータと照らし合わせると、JBCクラシックはダート2000mで行われる交流重賞なので、このレースをステップにしている馬が距離短縮組の中でも好成績を残しているということがいえると思います。

チャンピオンズカップは伏兵の台頭に注意!

人気と成績
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2-3-1-4 20.0% 50.0% 60.0%
2番人気 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
3番人気 2-3-3-2 20.0% 50.0% 80.0%
4番人気 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
5番人気 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
6番~9番人気 2-3-2-33 5.0% 12.5% 17.5%
10番人気以下 1-0-3-63 1.5% 1.5% 6.0%

上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。

1番人気は過去10年間で2勝、複勝率は60%と高く、3番人気の過去10年間で2勝、複勝率は80%と1番人気を凌ぐ成績を残しており、上位人気馬が強いということがいえると思います。

ただ2017年のゴールドドリーム(8番人気)、2016年のサウンドトゥルー(6番人気)、2015年のサンビスタ(12人気)など、伏兵の台頭も目立つので注意が必要です。

伏兵が突っ込んできた3年間をみると、勝ち馬は直線一気の末脚で差し切っており、展開が速くなるようであれば、追い込み馬から一発狙ってみるのも面白いかもしれません。

単勝オッズに惑わされるな!

単勝オッズと成績
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 複勝率
1.0倍~2.9倍 1-1-1-2 20.0% 40.0% 60.0%
3.0倍~4.9倍 2-4-1-4 18.2% 54.5% 63.6%
5.0倍~9.9倍 3-1-2-17 13.0% 17.4% 26.1%
10.0倍~19.9倍 3-2-3-19 11.1% 18.5% 29.6%
20.0倍~49.9倍 0-2-1-35 0.0% 5.4% 8.1%
50倍以上 1-0-2-50 1.9% 1.9% 5.7%

上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。

人気のデータのところで、チャンピオンズカップは上位人気が強いということをお伝えしたと思います。

単勝オッズを見てみると、過去10年間で単勝1.0倍~2.9倍の馬が5頭出走していたのですが、その内の2頭は着外に沈んでいます。

また単勝オッズが単勝1.0倍~2.9倍よりも、単勝オッズ3.0倍~4.9倍の方が複勝率が高いことからも、売れているから強い、オッズが1倍台だから、2倍台だから強いという考えはしない方が良いと思います。

オッズよりも人気を重視した方が、好結果に繋がるような気がします。

注目は3歳馬!

年齢と成績
年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
3歳 2-2-1-13 11.1% 22.2% 27.8%
4歳 2-0-2-32 5.6% 5.6% 11.1%
5歳 4-2-3-27 11.1% 16.7% 25.0%
6歳 2-4-2-26 5.9% 17.6% 23.5%
7歳以上 0-2-2-29 0.0% 6.1% 12.1%

上記のデータは過去10年間の年齢と成績をまとめたものです。

馬券圏内に好走している馬に注目すると、3着以内に好走した30頭に対して、3歳馬が5頭に対し、5歳馬が9頭、6歳馬が8頭と古馬の活躍が目立ちます。

しかしパーセンテージで見てみると、勝率、連対率、複勝率と、どの項目でも3歳馬が一番いい成績を残しています。

3歳の秋に古馬のG1に出走してくることからも、その世代のトップクラスの馬が参戦してくるので、ハンデが1キロ軽いこと含め、好走しやすいということがいえるのだと思います。

成長力も3歳と古馬では違うので、勢いのある3歳馬は要注意だと思います。

ダート馬なら500キロ以上は当たり前!

馬体重と成績
馬体重 成績 勝率 連対率 複勝率
459kg以下 0-1-0-7 0.0% 12.5% 12.5%
460kg~479kg 2-0-2-11 13.3% 13.3% 26.7%
480kg~499kg 4-3-1-33 9.8% 17.1% 19.5%
500kg~519kg 1-2-4-26 3.0% 9.1% 21.2%
520kg~539kg 2-4-2-36 4.5% 13.6% 18.2%
540kg以上 1-0-1-14 6.3% 6.3% 12.5%

上記のデータは過去10年間の馬体重と成績をまとめたものです。

芝のコースよりもダートの方が、スタミナの消耗も激しく、坂のあるコースではパワーも問われるんで、馬体重(馬格)ある方が良いと思います。

データをみると勝率と連対率は480kg~499kgが一番高く、複勝率だと500kg~519kgが一番好成績を残しています。

540キロ以上あると重すぎる感じもしますが、少なくとも480kg以上の馬体重(馬格)がないと、ダートのG1競走では厳しということがいえると思います。

無理して馬体重の大きい馬を狙う必要はありませんが、少なくとも480キロ以上あるかは確認しておいた方が良いと思います。

外枠は厳しいので注意したい!

枠番と成績
枠番 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 0-2-2-14 0.0% 11.1% 11.1%
2枠 2-2-2-14 10.0% 20.0% 30.0%
3枠 3-0-2-15 15.0% 15.0% 25.0%
4枠 1-1-0-18 5.0% 10.0% 10.0%
5枠 2-1-1-16 10.0% 15.0% 20.0%
6枠 2-1-2-15 10.0% 15.0% 25.0%
7枠 0-3-1-16 0.0% 15.0% 20.0%
8枠 0-0-0-19 0.0% 0.0% 0.0%

上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。

まずデータを見て気づくことは、過去10年間で8枠の馬が一度も馬券圏内に好走してないということ、これは中京競馬場のダート1800mが、最後の直線の坂の途中からスタートすることが関わっていると思います。

坂の途中からスタートするので、先行する馬は相当ダッシュを利かせないと送れてしまい、逆に差し馬はコーナー4つで外を回されてしまい、コースロスが大きくて馬券に絡めていないのだと思います。

7枠を見ても2着はあっても勝てていないように、外枠から勝ち切るのは相当な実力馬でないと厳しいということが分かると思います。

内枠か中枠では、どちらも大差はないと思いますが、コーナーを4つ回る競走なので、少しでもコースロスの少ない内枠の方が優位だと思います。

逃げては持たない中京コース!

脚質と成績
脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
先行 4-5-7-29 8.9% 20.0% 35.6%
差し 4-2-2-45 7.5% 11.3% 15.1%
追い込み 2-3-1-45 3.9% 9.8% 13.7%

上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。

脚質は4コーナーの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。

過去10年間で逃げ馬(4コーナー先頭から押し切った馬)は1頭も勝てておらず、馬券圏内に好走したのは、2019年のインティ(3番人気)と2017年のコパノリッキー(9番人気)の2頭だけです。

枠順のデータの所でお伝えしたように、逃げ馬が外枠に入ってしまうと非常に苦しくなり、さらに展開も速くなりやすいので、逃げる馬よりも先行馬や差し馬の方が馬券に馬券圏内に好走しやすいということがいえると思います。

またデータ見てみると追い込み馬の台頭も多く、人気のデータのところでお伝えしましたが、一発狙うなら脚質のデータからも追い込み馬が狙い目だと思います。

追えるジョッキーに注目!

騎手と成績
騎手 成績 勝率 連対率 複勝率
デムーロ 2-0-0-5 28.6% 28.6% 28.6%
ルメール 1-2-0-5 12.5% 37.5% 37.5%
戸崎圭太 1-1-0-5 14.3% 28.6% 28.6%
幸英明 1-0-1-5 14.3% 14.3% 28.6%
大野拓弥 1-0-1-3 20.0% 20.0% 40.0%
武豊 0-2-2-5 0.0% 22.2% 44.4%
和田竜二 0-1-1-2 0.0% 25.0% 50.0%

上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。

過去10年間で2015年のサンビスタ(12番人気)と、2018年のルヴァンスレーヴ(1番人気)で2勝しているデムーロ騎手が、このレースを得意にしています。

日本人ジョッキーでは、2020年にチュウワウィザード(4番人気)で勝利している戸崎圭太騎手、2014年にホッコータルマエ(2番人気)で勝利している幸英明騎手、2020年にサウンドトゥルー(6番人気)大野拓弥騎手など、腕っぷしの強い追える騎手が好成績を残しているようです。

ダートに強い厩舎に注目!

調教師と成績
調教師 成績 勝率 連対率 複勝率
平田修(栗東) 1-2-0-1 25.0% 75.0% 75.0%
大久保龍志(栗東) 1-1-1-3 16.7% 33.3% 50.0%
高木登(美浦) 1-0-2-2 20.0% 20.0% 60.0%
西浦勝一(栗東) 1-0-1-1 33.3% 33.3% 66.7%
野中賢二(栗東) 0-0-2-2 0.0% 0.0% 50.0%

上記のデータは過去10年間の調教師と成績をまとめたものです。

関西(栗東)なら、ゴールドアリュールで1着、2着の経験がある平田修厩舎、チュウワウィザードで2年連続で馬券に絡んでいる大久保龍志厩舎、関東ならサウンドトゥルーの高木登厩舎が好成績を残しています。

また勝ち星がありませんが、野中賢二厩舎は、インティなど強いダート馬が揃っている厩舎なので注意が必要です。

上記に挙げた厩舎は、このレースの勝ち方を知っている厩舎なので、人気を問わずこの厩舎から出走してくる馬は注目しておいた方がいいと思います。

鞍上強化に注目!

前走騎手と成績
前走騎手 成績 勝率 連対率 複勝率
同騎手 6-8-5-72 6.6% 15.4% 20.9%
乗替り 4-2-5-55 6.1% 9.1% 16.7%

上記のデータは過去10年間の前走騎手と成績をまとめたものです。

データを見ると、前走と同じ騎手が騎乗した場合と、乗り替わりを比べても、数字的にはそれほど変わらない感じがします。

普通なら同騎手の方が数値が良くて当たり前なのですが、乗り替わりも変わりがないということは、それだけ乗り替わった馬が好走しているということになります。

トップジョッキーに乗り替わったり、外国人ジョッキーに乗り替わる馬は、注意しておいたほうが良いと思います。

世界で力を付けたクラウンプライド!

☆クラウンプライド(新谷功一厩舎)
クラウンプライド
デビューは2歳秋の中京競馬場、ダート1800mの新馬戦を2着に6馬身差をつける圧勝で、続く1勝クラスのもちの木賞も快勝し、3戦目のヒヤシンスステークスで3番人気に支持されますが6着に敗れました。
3歳の春は国内ではなく海外遠征を行い、UAダービー[G2]で勝利を挙げ、ケンタッキーダービーに出走しますが、本場アメリカの馬場が合わなかったのか13着に敗れました。
秋は国内の交流戦を主戦に、日本TV盃[Jpn2]で2着、JBCクラシック[Jpn1]でも2着、そして昨年のチャンピオンズカップ[G1]は勝ち馬にクビ差及ばず2着となりました。
中央のスピードにも対応できますし、盛岡や大井のような砂の深いダートでも馬券に絡み、サウジカップ[G1]やドバイワールドカップ[G1]といった異国の地でも、世界の強豪相手に5着と善戦、クラウンプライドは強さはどんな競馬場でも対応できる順応力と、動じない精神面、タフさだと思います。
今年はメンバーが揃っていますが、昨年のリベンジが可能とみて注目しています。

【ポイント②】血が騒ぐ!チャンピオンズカップ

パワーのあるスタミナ血統に注目!

種牡馬と成績
種牡馬 成績 勝率 連対率 複勝率
キングカメハメハ 4-1-1-13 21.1% 26.3% 31.6%
ゴールドアリュール 2-2-1-16 9.5% 19.0% 23.8%
シンボリクリスエス 1-0-1-3 20.0% 20.0% 40.0%
フレンチデピュティ 1-0-1-1 33.3% 33.3% 66.7%
ケイホーム 0-0-2-1 0.0% 0.0% 66.7%

上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。

ダートのG1競走となると、活躍する種牡馬も瞬発力よりもパワー型の産駒が多くなります。

過去10年間で4勝しているキングカメハメハ産駒、2勝しているゴールドアリュール産駒などは典型的なパワータイプ、キングカメハメハ産駒とゴールドアリュール産駒がいたら要注意なのは間違いないと思います。

その他では、ここには出ていませんが、ヘニーニューズ産駒やパイロ産駒も典型的なダート血統なので、覚えておいて損はないと思います。

上昇一途セラフィックコール!

☆セラフィックコール(寺島良厩舎)
セラフィックコール
デビューは3歳春と遅く、年明け2月の阪神競馬場、ダート1800mの新馬戦で1番人気に支持されると、好位の2番手から直線で楽々と抜け出すと、2着以下に8馬身差をつけて新馬勝ちをしました。
続く2戦目の1勝クラスも勝ち、2勝クラス、3勝クラスと勢いそのままに勝ち上がり、初の重賞競走となった前走のみやこステークス[G3]、古馬相手にも怯むことなく2着に3馬身差を付け、デビューから5連勝で重賞初制覇を成し遂げました。
セラフィックコールの持ち味は鋭い末脚、デビュー当初は先行して力で捻じ伏せる競馬をしていましたが、今は後方でじっと脚を溜め、直線一気の末脚勝負で差し切る競馬に脚質も変わってきています。
まだまだ底を見せておらず、6連勝でG1制覇の可能性も十分考えられるので注目しています。
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うま泉教授のチャンピオンズカップ、注目馬!

今年のチャンピオンズカップは多種多様な馬が揃っていて、軸馬も決めるだけでも相当な時間が掛かりそうな、難解な一戦になっています。

春の王者レモンポップを筆頭に、外国で力を付けてきたグロリアムンディ、デビューか5連勝、3歳の上り馬セラフィックコール、その他にもドゥラエレーデ、ハギノアレグリアス、メイショウハリオなど、一本被りのような人気馬がいないので、穴党ファンにはもってこいのレースになりそうです。

実力、展開、コース適正、脚質、年齢、枠番などなど、どのファクターから切り込んで予想していくか、うま泉の最終決断にもどうぞご期待ください。

昨年のリベンジを狙うテーオーケインズ!

☆テーオーケインズ(高柳大輔厩舎)
テーオーケインズ
昨年は単勝オッズ1.5倍という圧倒的な人気を背負ったものの、残り200mで手応えが怪しくなってしまい4着に敗れたテーオーケインズ、今年で6歳になりますが昨年のリベンジを狙っての参戦です。
今年の春はドバイワールドカップ[G1]で4着、帰国してから望んだ帝王賞[Jpn1]で3着、前走のJBCクラシック[Jan1]でも3着と、好勝負はしているもののあと一押し足りないレースが続いています。
テーオーケインズの魅力は瞬発力のある末脚、中央のダートであれば35秒台の末脚が使えるので、今年のメンバーが相手でも差し切れるスピード、切れ味を備えています。
またテーオーケインズの持ち味が生きるのは中央のような軽い馬場、地方や外国のように砂が深く、スタミナが問われるコースよりも、スピードや瞬発力が生きる中央の馬場が合っており、一昨年のチャンピオンズカップでは2着以下に6馬身以上の差をつけて勝ち切っています。
今年の成績をみると6歳になって衰えが見えはじめているように見えますが、コースが合わなかったことを考えれば、衰えるどころかスタミナが問われる馬場でも、好勝負できる力をつけたと感じです。
人気の盲点になりそうなテーオーケインズをうま泉は密かに注目しています。

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うま泉教授のチャンピオンズカップの買い目と見解!

■本命馬⇒テーオーケインズ
■穴馬⇒メイショウハリオ
■対抗馬⇒クラウンプライド

◎④テーオーケインズ
○⑨クラウンプライド
▲⑫セラフィックコール
△⑮レモンポップ
△⑪ハギノアレグリアス
△⑤ドゥラエレーデ
△⑭アイコンテーラー
☆②メイショウハリオ

◆3連複フォーメーション
1頭目:④
2頭目:⑨⑫
3頭目:⑨⑫⑮②⑪⑤⑭
合計点数:11点

◆3連単フォーメーション
1着馬:④
2着馬:⑨⑫⑮②
3着馬:⑨⑫⑮②⑪⑤⑭
点数:24点

◆3連単フォーメーション
1着馬:⑨⑫
2着馬:②
3着馬:⑨⑫⑮②⑪⑤⑭
点数:12点

合計点数:36点

本命馬はテーオーケインズです。

今年は各方面のダート戦で活躍した馬たちが集結し、今年のダート王を決めるに相応しいメンバー構成、どの馬にもチャンスがある反面、どの馬にも隙があるので、軸馬選びが難解な一戦といえるでしょう。

過去10年間の勝ちタイムをみると、1分50秒を切ったのは2019年~2021年の3年間だけで、2021年の勝ち馬がテーオーケインズ(1分49秒7)です。

この時は2018年のチュウワウィザード、白毛馬のソダシ、カフェファラオを相手に、好位から上り35秒5の末脚で突き抜け2着以下に6馬身以上の差をつける快勝、中京競馬場のダート1800mで、パフォーマンスを最大限に生かせるのはこの馬と見て本命馬にしました。

秋緒戦のJBCクラシック[Jan1]は3着に敗れましたが、テーオーケインズは砂の深い地方競馬の馬場よりも、スピードが生きる中央の馬場の方が合うので、前走3着なら上々の内容、コースロスなく走れる内枠の3枠、後入れとなる偶数番なら昨年のリベンジができるとみて期待しています。

逆転候補の1頭目は昨年2着のクラウンプライド、中央の馬場ではまだ重賞勝ちはありませんが、昨年のチャンピオンズカップで2着しており、中央の軽い馬場も問題なし、世界の強豪と渡り合ってきた馬なので、逆転候補の1番手にしました。

もう1頭は5連勝中のセラフィックコール、粗削りな部分があり、前走から相手も一気に強化されますが、データ面でお伝えしたように差し・追い込みが決まりやすい流れになる傾向が強いので、一発逆転があればこの馬とみて逆転候補に抜擢しました。

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