先週は、秋華賞において渾身の1点予想を披露させて頂きましたが、外してしまい…もう一度チャンスを頂いて、菊花賞の1点予想に望むことになりました。
3度目は無いと思って予想を行っています。
今回も文字のみで読みにくいかもしれませんが、どうか最後までお目を通して下さいますようお願い申し上げます。
展開を予想する上で、重要なポイントは2つありまして、ひとつはどの馬が逃げるのか。普通のレースならこれでレースの流れや展開が決まるものなのですが、京都の3000m超えのレースに関してはもうひとつ重要なところがあって、大逃げをうつ馬がいるかどうか。これがかなり重要になってきます。
メンバーを見て、力のある馬で逃げそうなのが3頭います。
・②ウインガナドル
・④クリンチャー
・⑱マイスタイル
マイスタイルは自分のペースで競馬をしたいと言っているので、無理をしてでも先手を奪いに行くことはしないはずです。ウインガナドルかクリンチャーが逃げる形となるでしょう。
ウインガナドルの鞍上は津村騎手です。そもそも騎手の技量が重要なこのレース自体の騎乗経験が少なく、そこはマイナス要素。ウインガナドルは最初こそ逃げたいという話をしていましたが、調教師はハナにはこだわらないとトーンダウンしています。
クリンチャーの鞍上、藤岡騎手はダービーで不本意な競馬をしています。この馬の持ち味は先行力で、それは皐月賞の時点から言っていました。前回と同じ失敗は心情的にしたくないでしょうし、私はクリンチャーが先手を取るのではないかと判断しました。
もう一つの単騎の大逃げをうつ馬に関してですが、今回はありえないと思います。ダントツに抜けている馬がいるならまだしも、混戦模様と言われる今年の菊花賞で、チャンスがない馬は1頭もいないんです。どの馬も勝てるチャンスがあり、騎手もそれをわかっているので変なことをせずにソツナク乗ってくるでしょう。
クリンチャーが逃げると仮定します。この馬はスタミナに自信を持っています。しかも道悪もまったく問題視していません。皐月賞でもかなり先行馬にとってはタフな流れとなりましたがしぶとく粘って4着に入線していますよね?
現状のこの天気が続くなら、この馬は3着に残るでしょう。まず、渋った馬場のこのレースは2013年に一度ありましたが、キレる馬なんて馬券内に1頭も来ていません。このレースは良馬場開催時の高速決着なら、スタミナではなく折り合い面が重要で距離適性は必要ありませんでしたが、時計がかかるなら話は別です。
馬場が悪いと速い脚は物理的に出せませんし、ましてや3000mも道悪の馬場を走ります。序盤で先手をとることのアドバンテージが非常に大きく、逃げることが出来た馬はスタミナのある馬なら間違いなく馬券内に残ります。つまりクリンチャーは馬券内に残ります。
クリンチャーが逃げ粘って3着に残るとします。まず後方から競馬をする馬は基本的によほど道悪を苦にせずにスタミナに自慢がある馬でもない限り、届きません。タフな馬場でも先行できて、消耗戦になったときに多少なりとも伸びることが出来る、底力に優れた持続力タイプの馬が台頭するでしょう。
2着に入線するのはダンビュライトです。一族に同レースで3着に入線したリアファルや、力の要る馬場だった宝塚記念を牝馬ながら差し切って勝利したマリアライトなど底力はトップクラス。先行脚質というのも魅力で、鞍上は出走を予定している馬に騎乗する騎手の中で、ここ5年の京都長距離のレースで一番勝利数が多いのに単勝回収率も一番高いという驚異的な数字を残している武豊騎手。
重馬場になればいつも以上にペース判断が重要になるレースでこの鞍上は非常に心強いです。逃げ粘っているクリンチャーを交わして残り200m前後で先頭にたっているのはこの馬でしょう。ただ、クリンチャーもしぶといので馬体を併せる形で抜け出すような展開となると思います。バテあいの差し合いになるので、最後は追い比べになります。2着争いはこの馬が制します。
不良馬場は濃厚なので、1着馬に関してはすんなり決まりました。ベストアプローチでしょう。2013年の不良馬場の時もそうでしたが、父サドラーズウェルズ系が馬券内に入線しています。この馬の父はニューアプローチですが祖父はガリレオで、今回のような不良馬場は得意中の得意です。
高速馬場では要らない1頭ですが、馬場は渋れば渋るだけ良いですし、スタミナ勝負には自信があるとまで言っています。しかもキレるタイプではなく、長く良い脚が使えるタイプのため、減点材料が一切ありません。当週の追い切りは渋った芝コースでのものでしたが、いつもよりむしろ力強い走りをしていました。
消耗戦になれば、他馬が止まってみえるほどの脚で交わしさって1着になるのはこの馬でしょう。モハメド殿下が、日本で勝つためにわざわざ持ち込んだ外国産馬です。不良馬場なら圧勝するはずです。
キセキは良馬場なら狙っても良かったですが、追い切りを見る限り渋った馬場はあまり良くなさそうですし、この馬場なら持ち前の瞬発力も鳴りを潜めます。鞍上のデムーロ騎手はペースを読むのも上手くはないので、長丁場はあまり得意ではないでしょう。
土曜の馬場状態を確認しましたが、後ろから競馬をする馬は届かないでしょう。道中も上がりもかなり時計がかかっていますし、スタミナタイプの馬が台頭すると判断して一点予想を行います。
あとは当日の馬場状態を確認して確定とします。
これよりしたの記事は完全に興味のない方はご覧いただかなくて結構です。昨年の菊花賞で金馬券という競馬予想サイトが高配当を的中させたという事実を述べているだけなので。
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私がこういった予想サイトに肯定的なのは、予想を行う時間は限られているからです。本気で予想しようと思ったら、とても1週間では足りません。秋華賞の1点予想は寝る間も惜しんでやりましたが、それでやっとだったので。