2022/03/06 - データと血統で当てる!うま泉教授の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
目次
先週の重賞競走、中山記念[G2]、阪急杯[G3]のレース回顧はこちらをご覧ください。
中央競馬は3月に入り、トライアル競走が続々と行われます。
今週は皐月賞[G1]の前哨戦、弥生賞[G2]が中山競馬場で行われます。
朝日杯フューチュリティステークス[G1]を制したドウデュースが弥生賞から始動するので、どんな走りをするか楽しみです。
クラシックへ向けての大事な1戦、まずは弥生賞の出走予定馬からみていきましょう。皐月賞の前哨戦として行われる弥生賞、本番の皐月賞と同じコース、同じ距離で行われるので、世代のトップクラスの馬が出走してきます。
近年は伏兵も台頭してきた弥生賞、いつものように過去10年のデータから弥生賞の傾向を探っていきたいと思います。
今年の弥生賞、うま泉はこの馬に注目しています!
ここでお知らせです!
私、うま泉教授がツイッターを初めました。
今週行われる重賞競走、チューリップ賞[G2]の予想はツイッターで公開します。
週末の競馬予想に役立つ調教情報、気になる新馬や未勝利戦の情報もツイートしています。
知っていると土日競馬が楽しくなるような情報を公開していますので、遊びにきてフォローして貰えると嬉しいです。
ブログとツイッターを併用して頂ければ、土日の競馬が今以上に面白くなると思いますので、うま泉教授のツイッター、よろしくお願いします。
まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
アケルナルスター | 牡3歳 | 56 | 清水英克 |
アスクビクターモア | 牡3歳 | 56 | 田村康仁 |
インダストリア | 牡3歳 | 56 | 宮田敬介 |
ジャスティンロック | 牡3歳 | 56 | 吉岡辰弥 |
ジャスパージェット | 牡3歳 | 56 | 森秀行 |
ドウデュース | 牡3歳 | 56 | 友道康夫 |
ボーンディスウェイ | 牡3歳 | 56 | 牧光二 |
マテンロウレオ | 牡3歳 | 56 | 昆貢 |
メイショウゲキリン | 牡3歳 | 56 | 池添兼雄 |
ラーグルフ | 牡3歳 | 56 | 宗像義忠 |
リューベック | 牡3歳 | 56 | 須貝尚介 |
ロジハービン | 牡3歳 | 56 | 国枝栄 |
昨年は勝ったタイトルホルダーが皐月賞[G1]で2着と好走し、2着のシュネルマイスターはNHKマイルカップ[G1]を制しました。
クラシックの皐月賞と同じ距離、同じコースで行われる弥生賞は、世代トップの馬が本番へのステップレースとして使うので、本番を占う重要な一戦として行われてきました。
今年は朝日杯フューチュリティステークス[G1]を制し、2歳王者となったドウデュースが弥生賞から本番を目指します。
2歳チャンピオンが力を見せつけるのか、新しい主役が現れるのか、注目したいと思います。
過去のデータから弥生賞の傾向を探っていきましょう。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 3-2-1-4 | 30.0% | 50.0% | 60.0% |
2番人気 | 3-2-2-3 | 30.0% | 50.0% | 70.0% |
3番人気 | 0-1-2-7 | 0.0% | 10.0% | 30.0% |
4番人気 | 1-2-2-5 | 10.0% | 30.0% | 50.0% |
5番人気 | 0-0-2-8 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
6番~9番人気 | 3-2-0-35 | 7.5% | 12.5% | 12.5% |
10番人気以下 | 0-1-1-24 | 0.0% | 3.8% | 7.7% |
今回記載しているデータは、過去10年間の弥生賞のデータを元に作成しています。
上記のデータは過去10年間に出走した馬の人気と成績をまとめたものです。
過去10年のデータをみると、2015年3着のタガノエスプレッソ(10番人気)、2017年2着のマイスタイル(8番人気)、2019年1着のメイショウテンゲン(8番人気)と伏兵の台頭が目立つようになりました。
ひと昔前までは同じ距離、同じコースで行われるということで、皐月賞の有力馬がこぞって弥生賞から本番へ向かったので、馬券も人気同士の決着が多くなっていました。
近年は牧場や生産者の兼ね合いで、有力馬が1つのトライアルに固まらないように、振り分けて使ってくる傾向が強くなっています。
弥生賞も以前よりも、伏兵が台頭しやくすなっています。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1-0-0-9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
2枠 | 0-1-2-8 | 0.0% | 9.1% | 27.3% |
3枠 | 1-0-4-6 | 9.1% | 9.1% | 45.5% |
4枠 | 2-1-2-7 | 16.7% | 25.0% | 41.7% |
5枠 | 0-2-0-13 | 0.0% | 13.3% | 13.3% |
6枠 | 1-0-0-16 | 5.9% | 5.9% | 5.9% |
7枠 | 1-5-1-13 | 5.0% | 30.0% | 35.0% |
8枠 | 4-1-1-14 | 20.0% | 25.0% | 30.0% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の枠番と成績をまとめたものです。
馬券圏内に好走するという観点からみると、コースロスが少ない3枠(複勝率45.5%)、4枠(41.7%)といった枠が好走しているようです。
しかし勝ち馬を見てみると、8枠が過去10年で4勝と他の枠よりも飛びぬけた成績を残しています。
これはまだまだ未完成の3歳戦なので、外から被されない外枠の方がのびのび走れ、本来の力が発揮できるという傾向が出ているのだと思います。
力のある実績馬なら外枠でも気にする必要は無いと思います。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 1-1-0-8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
先行 | 8-5-6-31 | 16.0% | 26.0% | 38.0% |
差し | 1-2-3-32 | 2.6% | 7.9% | 15.8% |
追い込み | 0-0-0-15 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
脚質は4コーナーの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
過去10年間の勝ち馬8頭が先行馬、馬券圏内に好走した30頭を調べても、半数以上の19頭が先行馬と、先行優位な傾向が強く出ています。
少し前までは強い馬が集まり過ぎて、出走権が取りづらいトライアルとして穴馬が避ける傾向が強く、少頭数のレースが多くなっていました。
近年は人気馬が各トライアルを使うようになったので、出走頭数も増えてはいますがフルゲートになる事はないので、ペースが落ち着きやすい傾向にあります。
昨年勝ったタイトルホルダーは逃げ馬ですが、先行力のある有力馬は押さえておいた方が良いと思います。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 6-1-2-12 | 28.6% | 33.3% | 42.9% |
キングカメハメハ | 1-1-2-8 | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
ドゥラメンテ | 1-0-0-1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
ハーツクライ | 0-4-0-4 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
上記のデータは過去10年間の弥生賞に出走した馬の種牡馬と成績をまとめたものです。
データみるとディープインパクト産駒が過去10年で6勝と圧倒的な数値を残しています。
ディープインパクト産駒が弥生賞に強いことは確かですが、裏を返せば歴代の名馬にディープインパクト産駒が多いということがいえると思います。
勝ち星は無いけど4連対を誇るハーツクライ産駒、新興勢力のドゥラメンテ産駒も狙い目だと思います。
迷った時はディープインパクト産駒でも良いと思いますが、新しい産駒の可能性を狙ってみるのも面白いかもしれません。
本日はうま泉がお勧めする注目馬を紹介します。人気馬から穴馬まで、展開を左右する馬や高配当の立役者となる馬など、レースのカギを握る馬を紹介していこうと思います。
脚質のデータでお伝えしたように、ペースが落ち着きやすい弥生賞だけに、先行馬の前残りは注意したいところです。
昨年勝ったタイトルホルダーのように、逃げた馬に競り掛ける馬がいないと、そのまま残ってしまう可能性が高く、後方からの追い込み馬も届かなくなります。
人気馬がどの辺から仕掛けるのか、ペースも重要ですが、各馬の出方がレースに大きな影響を与えると思います。
2月26日の土曜日の大金星の無料予想がとんでもない穴馬を推奨して、その馬が見事馬券内に入線していたから紹介するね♪
該当レースは水仙賞!1人気と2人気が圧倒的な人気を集めていたレースで、その2頭以外は全て単勝オッズで10倍を超えるオッズという、もはや銀行レースくらいの感覚でこの2頭が売れていました♪
この時期の1勝クラスの2200mという長丁場は基本的には紛れが起きにくいんだけど、上位2頭が勝ちに行く競馬をした際に流れに乗った馬が凡走して直線だけの競馬を心がけた人気薄が好走するってのは良くあります!
ただ、この大金星が選んでいたウインマイルートは1勝クラスの3走連続でブービー着順だったという実績だったから、1頭だけ全く人気がなかったんだよね…大金星は何が理由で選べたかわからないけど、推奨馬券内の唯一の人気薄をこの馬にして、見事圏内好走というとんでもない予想を披露していました♪
残念ながら馬単推奨だったからこのレースは的中していないけど、人気薄を選ぶ実力がある予想サイトって貴重だから、みんなに紹介したいと思いました♪
■本命馬⇒ドウデュース
■穴馬⇒ジャスティンロック
■対抗馬⇒インダストリア
◎⑦ドウデュース
○⑨インダストリア
▲⑩アスクビクターモア
△⑪ロジハービン
△⑧ラーグルフ
△⑤マテンロウレオ
△⑥ボーンディスウェイ
☆①ジャスティンロック
3連単フォーメーション
1着馬:⑦
2着馬:⑨⑩①⑪
3着馬:⑨⑩①⑪⑧⑤⑥
点数:24点
3連単フォーメーション
1着馬:⑨⑩
2着馬:⑦
3着馬:⑨⑩①⑪⑧⑤⑥
点数:12点
合計点数:36点
ドウデュースを本命馬にしました。
出走メンバーを見てみると飛びぬけた新生が見当たらないメンバー構成、今年の弥生賞は本番に向けて、ドウデュースを脅かす馬が現れるのかを見極めるレースだと思っています。
前走の朝日杯フューチュリティステークス[G1]は、5ハロンの通過が58.3秒という速い流れに対して中団でしっかりと脚を溜め、メンバー最速の末脚で突き抜ける内容でした。
2着に半馬身差と接戦に見えますが、ゴール前でも余力のある走りをしていたので、着差以上の内容だっと思います。
ドウデュースは先行して良し、差して良しと自在性が高く、鞍上の支持に素早くこたえる操縦性の高さが魅力です。
鞍上は百戦錬磨の武豊、一番力が発揮できる馬とみて本命馬にしました。
逆転候補の1番手はインダストリア、距離を縮めたジュニアカップでもメンバー最速の末脚で差し切っており、瞬発力は相当なものを持っています。
ドウデュースが勝ちを意識して早めに動くようなら、インダストリアの末脚が生きるので、逆転候補の対抗馬にしました。
もう1頭はアスクビクターモア、鞍上の田辺騎手も高い評価をしており、2走前のアイビーステークスでは、ドウデュースと差のない競馬をしています。
展開一つで逆転のチャンスがあると思うので、逆転候補に抜擢しました。
今週は土日で3つの重賞競走が行われました。
まずは日曜日に中山競馬場行われたG2競走、弥生賞ディープインパクト記念から振り返りましょう。
1番人気に支持されたのは、阪神フューチュリティステークスを制し2歳チャンピオンとなったドウデュース、単勝オッズ2.2倍の1番人気でした。
レースは各馬揃ったスタートから好枠を利して3番のリューベックがハナを切りました。
前半1000mの通過が1分1秒1、競り掛ける馬もなくスローな展開でレースは流れていきます。
3コーナーからロジハービンが仕掛け、これに呼応するかのように3番手に付けていた9番人気のボーンディスウェイも、逃げるリューベック目掛けて上がっていきます。
直線で先頭に立ったのは2番手に付けていた3番人気のアスクビクターモア、そのまま後続を振り切りにかかります。
直線まで折り合いに専念していた1番人気のドウデュースは外に持ち出して追い出し、その外からボーンディスウェイを伸びてきます。
さらに外から4番人気のジャスティンロック、後方待機のインダストリアも勢いよく追い込んできます。
残り200mでも先頭は3番人気の10番アスクビクターモア、外からドウデュースが差を詰めてきますが、クビ差凌いで1着でゴール板を通過しました。
2着には1番人気の7番ドウデュース、3着には9番人気の6番ボーンディスウェイが入り、三連単2万5,180円の的中となりました。
うま泉が軸馬にしたドウデュースは2着、中団でしっかりと折り合い力は発揮したと思います。
2着に敗れはしたものの、今回は休み明けのプラス8キロ、本番に向けてさらに良くなってくると思うので、皐月賞でも注目したいと思います。
ここでお知らせです!
うま泉教授はツイッターを公開しています。
次週のフィリーズレビュー[G2]、中山牝馬ステークス[G3]の予想はツイッターで公開します。
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それではレース回顧に戻りましょう。
土曜日は東西で重賞が行われました。
阪神競馬場では、桜花賞トライアルのチューリップ賞[G2]が行われました。
1番人気に支持されたのは単勝オッズ2.2倍のナミュール、出遅れても4着と突っ込んできた阪神ジュベナイルフィリーズの内容が評価されたようです。
レースは内枠から先手を奪った7番人気のジャマンが主導権を握りました。
前半800mが46.5秒の平均ペース、引っ掛かる馬もなくレースは直線の瞬発力勝負になりました。
直線で先頭に立ったのは8番人気のサウンドビバーチェですが、早めに2歳牝馬チャンピオンのサークルオブライフが捕まえに行き、外からは1番人気のナミュール、最内を突いて13番人気のピンハイも追い込んできます。
残り200mで前を捉えたのが1番人気の6番ナミュール、そのまま2着以下に1馬身半の差を付け1着でゴール、阪神ジュベナイルフィリーズの雪辱を果たしました。
2着には狭い最内からのびてきた13番人気の1番ピンハイ、3着には1番人気の3番サークルオブライフが入り、三連単は25万超えの高額万馬券での決着となりました。
うま泉が軸にしたナミュールは期待に応えて1着、2着のピンハイは好調教馬として挙げていたのですが、2着までくるとは思わず馬券の方は残念な結果となってしまいました。
中山競馬場では芝1200mの重賞競走、オーシャンステークス[G3]が行われました。
1番人気に支持されたのは3勝クラス、オープン特別と2連勝したスマートクラージュ、単勝オッズ2.8倍の1番人気でした。
レースは10番人気のデトロイトテソーロがじわじわっと出ていきますが、これを制して5番人気ビアンフェが逃げました。
前半600mの通過が33.4秒と速いペースで流れたので、逃げ馬がどこまで粘れるのか注目していました。
直線に入っても先頭は逃げるビアンフェ、3番手に付けていた2番人気の7番ジャンダルムが追いかけ、中からダディーズビビット、外からナランフレグが追い込んできます。
残り200mで先頭を捉えたのは2番人気の7番ジャンダルム、外から豪快にナランフレグがのびてきますが、4分の3馬身抑え込み1着でゴール板を通過しました。
2着は後方から豪快に追い込んだ4番人気のナランフレグ、3着には逃げたビアンフェが入り、三連単は万馬券での決着となりました。
うま泉が軸にした5番人気のビアンフェは3着、2着に残っていれば的中していただけに、非常に悔しい結果となりました。