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うま泉教授の【菊花賞予想】2025 本命馬はエネルジコです!

2025/10/25 - データと血統で当てる!うま泉教授の【本命・対抗馬予想】

うま泉

こんにちわ、うま泉教授です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。

2025 菊花賞[G1]の概要!

今週は京都競馬場の芝3000mで、三歳クラシックの最終戦、菊花賞が行われます。

皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞、どんなレースになるのか、実績馬かそれとも夏に力をつけた上り馬か、どの馬がラスト一冠をてにするか注目です。

先週の秋華賞の時に話しましたが、京都競馬場の3コーナーには、淀の坂越えといわれる小高い丘があり、高低差が3m、向こう正面の中ほどから上って、3コーナーから4コーナーに向けて下っていきます。

菊花賞はこの小高い丘(淀の坂越え)を2回越えるレイアウト、1回目と2回目ではペースが全然異なるので、馬だけでなくジョッキーにとってもタフなレースになることは間違いありません。

菊花賞のスタート地点は向こう正面、3コーナーの少し手前で、丁度、上り坂のスタート地点辺りからスタートし、100mぐらいの坂を上った後に、右に曲がりながら今度は下っていくことになります。

スタート直後の坂越え、勝負所となる2週目の坂越え、この坂越えを上手くクリアできる馬が、馬券に絡んでくるといっても過言ではありません。

今週もデータと血統から勝ち馬を導いていきますので、最後までお付き合いいただければと思います。

2024年、菊花賞の血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。

アルテミスステークス[G3]の予想はX(旧twitter)で公開!!

2025 菊花賞の出走表!

まずは出走表から、見ていきましょう。

第86回 菊花賞出馬表
馬名 性齢 負担重量 厩舎
アマキヒ 牡3歳 57 国枝栄
アロンディ 牡3歳 57 武英智
エキサイトバイオ 牡3歳 57 今野貞一
エコロディノス 牡3歳 57 大久保龍志
エネルジコ 牡3歳 57 高柳瑞樹
エリキング 牡3歳 57 中内田充正
キングスコール 牡3歳 57 矢作芳人
ゲルチュタール 牡3歳 57 杉山晴紀
コーチェラバレー 牡3歳 57 安田翔伍
ショウヘイ 牡3歳 57 友道康夫
ジョバンニ 牡3歳 57 杉山晴紀
ジーティーアダマン 牡3歳 57 上村洋行
マイユニバース 牡3歳 57 武幸四郎
ミラージュナイト 牡3歳 57 辻野泰之
ヤマニンプークリエ 牡3歳 57 松永幹夫
ラーシャローム 牡3歳 57 奥村武
ライトトラック 牡3歳 57 友道康夫
レッドバンデ 牡3歳 57 大竹正博
レイヤードレッド 牡3歳 57 手塚貴久
レクスノヴァス 牡3歳 57 上村洋行

昨年は2番人気のアーバンシックが中団から35.6の末脚で抜け出し、最後の一冠を手にしました。

2着には後方から追い込んだ4番人気のヘデントール、3着には同じく後方から追い込んだ7番人気のアドマイヤテラが入り、三連単は万馬券での決着となりました。

前半1000mの通過が1分2秒0、続く1000mのタイムが1分1秒7、勝ったアーバンシックの勝ち時計が3分4秒1ということは、最後の1000mは1分0秒4で走り抜けたことになります。

1000m~2000mのタイムが思った以上に速く、ペースが落ち着かなかったので、出入りの激しい展開になってしまい、逃げ・先行馬はペースを乱されたせいで脚を使わされたので直線で苦しくなりました。

菊花賞は長丁場のレースですが、道中のペース次第で前残りになったり、差し・追い込みの競馬になったりするので注意が必要です。

今年はどんな展開になるのか、出走各馬の脚質などをみて、予想に役立てていきましょう。

菊花賞の有力馬、ショウヘイ!

ショウヘイ(友道康夫厩舎)
ショウヘイ
デビューは2歳秋の京都競馬場、芝1800mの新馬戦は2着となりますが、続く2戦目の未勝利戦で初勝利を挙げました。
デビュー4戦目となる京都新聞杯では、好位2番手から後続の追撃を押さえこみ初重賞制覇、続く日本ダービーでも好位の4番手から粘り込み3着となりました。
この馬の持ち味は先行力、ダービー3着、前走の神戸新聞杯でも2着しているように、距離が延びれば延びるほど、この馬の粘りは増してくると思います。
ダービーの1着、2着馬がいないなら、最後の一冠は粘り切れる可能性が高いので、どんな走りをみせるか注目しています。
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【ポイント①】データから紐解く、菊花賞!

トライアル組に注目!

前走レースと成績
前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
神戸新聞杯 4-3-4-52 6.3% 11.1% 17.5%
セントライト記念 4-3-4-35 9.1% 15.9% 20.5%
ラジオNIKKEI賞 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
札幌記念 0-1-0-3 0.0% 25.0% 25.0%
日本ダービー 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%

上記のデータは過去10年間の前走レースと成績をまとめたものです。

過去10年間の前走レースを見てみると、ほとんどの馬が神戸新聞杯[G2]やセントライト記念[G2]といったトライアルレースを使っており、ダービーからの直行組がほとんどいないことが分かると思います。

菊花賞の距離が3000mという長丁場なので、実力があっても距離に不安がある馬は、マイルや中距離戦線に向かうので、おのずと直行組が少なくなっているだと思われます。

また2018年にフィエールマンが、ラジオNIKKEI賞からのステップで優勝したことで、別路線も注目されましたが、基本的には神戸新聞杯組、セントライト記念組が中心になると思います。

近年はG1競走へ直行するのが支流となっていますが、未完成の3歳馬はトライアルを使って本番というのが王道のようです。

上位人気が強いG1競走!

人気と成績
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 3-0-3-4 30.0% 30.0% 60.0%
2番人気 2-3-0-5 20.0% 50.0% 50.0%
3番人気 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
4番人気 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
5番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
6番~9番人気 1-3-3-33 2.5% 10.0% 17.5%
10番人気以下 0-1-2-86 0.0% 1.1% 3.4%

上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。

データを見ると過去10間で3勝、3着3回で複勝率60%の1番人気、その他では4番人気が複勝率50%と高い数値を残しており、全体的にみても上位人気が強いG1競走ということがいえると思います。

3000mの距離はどの馬にとっても未知数の距離になるのですが、ここまで距離が延びると騙しが効かなくなってしまうので、力のある馬、能力のある馬が上位に来るようになるのだと考えます。

馬場が悪くなったり、極端な逃げ馬がペースを乱しそうな時は穴馬を狙ってみるもの一考ですが、基本的には5番人気以内の馬から馬券を組み立てていくのが良いと思います。

単勝オッズ2.9倍以下なら信用できる

単勝オッズと成績
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 複勝率
1.0倍~2.9倍 2-0-2-1 40.0% 40.0% 80.0%
3.0倍~4.9倍 3-3-1-6 23.1% 46.2% 53.8%
5.0倍~9.9倍 3-2-1-11 17.6% 29.4% 35.3%
10.0倍~19.9倍 2-1-1-26 6.7% 10.0% 13.3%
20.0倍~49.9倍 0-4-5-26 0.0% 11.4% 25.7%
50倍以上 0-0-0-76 0.0% 0.0% 0.0%

上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。

過去10年間で単勝オッズが1倍台の馬は1頭、2020年のコントレイルが単勝オッズ1.1倍で菊花賞を制しています。

まだ完成させていない3歳馬なので、ひと夏を越えて強くなる馬もいますが、三冠馬になるような圧倒的な強さの前では逆転は難しいようです。

逆に単勝オッズ50倍以上の馬は、過去10年間で馬券圏内に好走ことがないので、3冠レースの中でも菊花賞は強い馬が勝つG1競走だと思っていいと思います。

注目は中枠の馬!

枠番と成績
枠番 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 0-0-0-20 0.0% 0.0% 0.0%
2枠 4-2-0-14 20.0% 30.0% 30.0%
3枠 1-0-0-19 5.0% 5.0% 5.0%
4枠 0-1-1-18 0.0% 5.0% 10.0%
5枠 0-2-1-17 0.0% 10.0% 15.0%
6枠 1-2-1-16 5.0% 15.0% 20.0%
7枠 3-1-4-21 10.3% 13.8% 27.6%
8枠 1-2-3-24 3.3% 10.0% 20.0%

上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。

2枠が過去10年間で4勝とトップですが、6枠~8枠といった外枠の方が好走率が高いようです。

注意しておきたいのは京都の芝3000mのスタート地点、3コーナーの手前からスタートするので、スタートしてからすぐコーナー、基本的に外枠は内枠よりも苦戦を強いられると考えていいと思います。

データを見て驚いたのは、2枠に入った馬が過去10年間で4勝していることです。

強い馬が入ったということもあるかもしれませんが、同じ内枠の1枠や3枠と比べても、複勝率30.0%は抜けていると思います。

スタートの上手い馬なら、外枠よりも内枠の方がコースロスなく走れるので有利、菊花賞は馬の脚質に合った枠に入るのが理想の枠なのかもしれません。

前残りに要注意!

脚質と成績
脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
先行 2-0-3-39 4.5% 4.5% 11.4%
差し 5-5-4-35 10.2% 20.4% 28.6%
追い込み 1-5-3-66 1.3% 8.0% 12.0%

上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。

脚質はスタートしてから1コーナーまでの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。

過去10年間で逃げ切った馬は2頭、2021年のタイトルホルダー(4番人気)と、2022年のアスクビクターモア(2番人気)です。

今年も逃げ馬は注目、京都競馬場直線が平坦なフラットなコース、また長距離戦は前残りの要注意です。

先行有利なことは間違いはありませんので、スタートしてからのポジション争いが厳しくならないのであれば、この傾向はより強くなるので、馬券検討する前に確認しておいた方がいいと思います。

関西ジョッキーに注目!

騎手と成績
騎手 成績 勝率 連対率 複勝率
ルメール 4-2-1-2 44.4% 66.7% 77.8%
川田将雅 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0%
武豊 1-0-3-5 11.1% 11.1% 44.4%
横山武史 1-0-1-1 33.3% 33.3% 66.7%
戸崎圭太 0-1-1-3 0.0% 20.0% 40.0%

上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。

世代のトップを決めるG1競走、クラシック最後の1冠ということもあり、トップジョッキーといわれる人たちが好成績を残しています。

うま泉教授が注目しているのはルメール、2023年のドゥレッツア、昨年のアーバンシックと2連勝中、過去10年で4勝しており、複勝率77.8%はズバ抜けた成績です。

関東のジョッキーでは横山武史騎手、戸崎圭太に注目、今年も馬券に絡んでくる可能性があるので注意しましょう。

関西の厩舎に注目!

調教師と成績
調教師・厩舎 成績 勝率 連対率 複勝率
友道康夫厩舎 1-1-3-8 7.7% 15.4% 38.5%
矢作芳人厩舎 1-1-0-6 12.5% 25.0% 25.0%
池江泰寿厩舎 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
手塚貴久厩舎 1-0-1-1 33.3% 33.3% 66.7%
宮本博厩舎 0-2-0-1 0.0% 66.7% 66.7%

上記のデータは過去10年間の調教師と成績をまとめたものです。

2018年にフィエールマン(7番人気)で勝利した手塚貴久厩舎以外は、全て栗東所属の関西の調教師です。

うま泉教授が注目しているのは2019年にワールドプレミア(3番人気)で勝利し、2018年にエタリオウ(2番人気)で2着、ユーキャンスマイル(10番人気)で3着している友道康夫厩舎、近年は好走馬が出てませんが、今年は期待できそうな出走馬がいるので注目しています。

【ポイント②】血が騒ぐ!菊花賞

距離に対応できるスタミナタイプに注目!

種牡馬と成績
種牡馬 成績 勝率 連対率 複勝率
ディープインパクト 5-2-3-16 19.2% 26.9% 38.5%
ドゥラメンテ 2-0-0-5 28.6% 28.6% 28.6%
ルーラーシップ 1-1-0-6 12.5% 25.0% 25.0%
エピファネイア 0-2-1-5 0.0% 25.0% 37.5%
ステイゴールド 0-2-0-9 0.0% 18.2% 18.2%
キングカメハメハ 0-0-2-6 0.0% 0.0% 25.0%

上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。

データを見ると過去10年間で5勝、2着3回、3着3回と圧倒的な成績を残しているのがディープインパクト産駒、瞬発力に優れた馬が産駒に多く、距離が3000mでも瞬発力が問われる最後の直線では、この馬の血が騒ぐようです。

ステーゴールド、キングカメハメハなどスタミナ血統は、思ったよりも成績が伸びず、菊花賞はスタミナ型よりもスピード型の馬の方が好走するのかもしれません。

うま泉教授が注目しているのはエピファネイア産駒、勝ち星こそありませんが、複勝率37.5%は注目するに値する数値、2、3着の穴馬としてエピファネイア産駒は狙い目だと思います。

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うま泉教授、菊花賞の買い目と見解!

■本命馬⇒エネルジコ
■穴馬⇒ゲルチュタール
■対抗馬⇒ショウヘイ

◎⑨エネルジコ
○⑦ショウヘイ
▲⑮エリキング
△②アマキヒ
△④ヤマニンブークリエ
△⑤ジョバンニ
△⑱レッドバンデ
☆⑫ゲルチュタール

◆3連複フォーメーション
1頭目:⑨
2頭目:⑦⑫
3頭目:⑦⑫②④⑤⑱
合計点数:11点

◆3連単フォーメーション
1着馬:⑨
2着馬:⑦⑫②④
3着馬:⑦⑫②④⑤⑱
点数:24点

◆3連単フォーメーション
1着馬:⑦⑫
2着馬:⑨
3着馬:⑦⑫②④⑤⑱
点数:12点

合計点数:36点

本命馬はエネルジコです。

デビューから3連勝で青葉賞[G2]を制した実力馬だが、デビュー前から歩様が硬く、間隔を詰めてレースを使うことができず、優先出走権を取った日本ダービーも回避することになりました。

秋は歩様の硬さを考慮してのローテーションで夏の新潟記念を選択、鞍上もわざわざ夏の新潟に乗りに行くのは、この馬の能力に惚れ込んでいるという裏付けだと思います。

前走もスタート直後は後ろから3番手、3コーナーまでに5番手までに押し上げる脚を使っていながら、ラスト3ハロンで32秒9の末脚を使っており、結果は2着に敗れましたが力を見せた一戦だったと思います。

雨が降る青葉賞、直線だけで最後方からまとめて差し切った内容は圧巻、G1競走で勝てる能力をルメール騎手が導くとみて本命馬にしまいた。

逆転候補の1番手はショウヘイ、今回出走メンバーの中でダービーでの最先着馬、前走の神戸新聞杯でも2着しており実力は十分、好位からの粘り込みを信条としており、この脚質は菊花賞に合うことは間違いないので逆転候補の1番手にしました。

もう1頭は上り馬のゲルチュタール、スタミナならこの馬がナンバーワンという走りをしたのが前走の日本海ステークス、4コーナーで5頭が横並び、結構なコースロスをしたはずなのに、直線でも後続の追撃を寄せ付けなかったのはスタミナが豊富な証拠、2023年のドゥレッツアや昨年のヘデントールと同じローテーション、一発あるならこの馬とみて逆転候補に抜擢ました。

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