2023/10/01 - 過去の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
目次
今週から競馬ファンの胸躍る秋のG1競走がスタートします。
第一弾は古馬の短距離王決定戦、スプリンターズステークスが中山の芝1200mで行われます。
過去にはロードカナロア、レッドファルクス、グランアレグリアなど、絶対王者が君臨していたスプリント界でしたが、一昨年は3番人気のピクシーナイト、昨年は8番人気のジャンダルムが勝利するなど、伏兵の台頭が目立っています。
また今年から負担重量の規定が変わり、スプリンターズステークスは定量ですが、牡馬は58キロ、牝馬は56キロを背負うようになりました。
出走メンバーを見ると、今年も混戦模様のスプリンターズステークス、素質を一気に開花させ、絶対王者となる馬が現れるのか注目です。
難解な一戦になりそうですが、しっかりと分析し、馬券に結びつけていきたいと思っていますので、最後までお付き合いいただければと思います。
2022年スプリンターズステークスの血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。
まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
アグリ | 牡4歳 | 58 | 安田隆行 |
ウインマーベル | 牡4歳 | 58 | 深山雅史 |
エイシンスポッター | 牡4歳 | 58 | 吉村圭司 |
オールアットワンス | 牝5歳 | 56 | 中館英二 |
キミワクイーン | 牝4歳 | 56 | 奥村武 |
ジャスパークローネ | 牡4歳 | 58 | 森秀行 |
ジャングロ | 牡4歳 | 58 | 森秀行 |
ジュビリーヘッド | 牡6歳 | 58 | 安田隆行 |
テイエムスパーダ | 牝4歳 | 56 | 木原一良 |
トウシンマカオ | 牡4歳 | 58 | 高柳瑞樹 |
ドルチェモア | 牡3歳 | 56 | 須貝尚介 |
ナムラクレア | 牝4歳 | 56 | 長谷川浩大 |
ナランフレグ | 牡7歳 | 58 | 宗像義忠 |
ピクシーナイト | 牡5歳 | 58 | 音無秀孝 |
ボンボヤージ | 牝6歳 | 56 | 梅田智之 |
マッドクール | 牡4歳 | 58 | 池添学 |
ママコチャ | 牝4歳 | 56 | 池江泰寿 |
メイケイエール | 牝5歳 | 56 | 武英智 |
モズメイメイ | 牝3歳 | 54 | 音無秀孝 |
昨年は8番人気の伏兵ジャンダルム(牡7歳)が、道中は3番手を追走し、後続の追撃を押さえて悲願のG1制覇を果たしました。
2着に差した7番人気のウインマーベル(牡3歳)、3着には追い込んだ5番人気のナランフレグ(牡6歳)が入り、三連単は46万円超えの高額万馬券での決着となりました。
この年、1番人気に支持されたメイケイエールは14着、2番人気のナムラクレアは5着、両馬ともに昨年のリベンジに燃えています。
中山競馬場の芝1200mは、おにぎり型をした中山競馬場のちょうど頂点がスタートし、テレビ画面でみると直線のように見えますが、少し右に曲がりながら3コーナーへ向かうので、外枠の馬は常に外を走らされると大きなコースロスになるので注意が必要です。
またこのような特殊な中山競馬場の経験が少ない若手騎手や関西圏のジョッキーは、知らず知らずの内にコースロスしていることもあるので、こちらも気を付けておきたいところです。
過去のデータからスプリンターズステークスの傾向を探っていきたいと思います。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 5-0-1-4 | 50.0% | 50.0% | 60.0% |
2番人気 | 1-4-0-5 | 10.0% | 50.0% | 50.0% |
3番人気 | 2-2-0-6 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
4番人気 | 0-0-0-10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
5番人気 | 0-1-2-7 | 30.0% | 10.0% | 30.0% |
6番~9番人気 | 1-1-3-35 | 2.5% | 5.0% | 12.5% |
10番人気以下 | 1-2-4-64 | 1.4% | 4.2% | 9.9% |
今回記載しているデータは、スプリンターズステークスの過去10年間のデータを元に作成しています。
上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。
勝ち馬を見てみると過去10年間で1番人気が5勝、2番人気が1勝、3番人気が2勝と上位人気の強さが目立ちます。
また複勝率も1、2番人気が50%、3番人気が40%と高く、他の人気よりは信頼できる数値といえると思います。
軸馬を探すなら実績があり、力のある上位人気の馬から探すのがいいと思いますが、穴馬少し様子が違ってきます。
5番人気は複勝率30%と悪くない数字を残していますが、4番人気は過去10年間で1頭も馬券圏内(3着以内)に好走していません。
うま泉が注目したのは二桁人気の馬(10番人気以下の馬)、10番人気以下をまとめてしまったので、パーセンテージを見るとたいして絡んでいないように見えますが、過去10年間で7頭の馬が馬券圏内に好走しています。
1年で2頭、3頭絡むこともあるので正確ではありませんが、2年に1度は10人気以下の馬が、馬券圏内に好走することになります。
昨年は8番人気(ジャンダルム)、7番人気(ウインマーベル)、5番人気(ナランフレグ)と二桁人気の馬が馬券圏内にきていないので、今年は絡む可能性が高くなっているので要注意です。
単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1.0倍~1.9倍 | 1-0-0-1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
2.0倍~2.9倍 | 3-0-1-4 | 37.5% | 37.5% | 50.0% |
3.0倍~4.9倍 | 2-2-0-3 | 28.6% | 57.1% | 57.1% |
5.0倍~9.9倍 | 2-4-0-7 | 15.4% | 46.2% | 46.2% |
10.0倍~19.9倍 | 0-1-4-33 | 0.0% | 2.6% | 13.2% |
20.0倍~49.9倍 | 2-3-2-33 | 5.0% | 12.5% | 17.5% |
50倍以上 | 0-0-3-50 | 0.0% | 0.0% | 5.7% |
上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。
人気のデータのところで、上記人気の馬の強さをお伝えしましたが、オッズをみると圧倒的な強さを誇っている訳ではないことが分かると思います。
2016年のスプリンターズステークスでは、単勝オッズ1.8倍に支持されたビックアーサーが12着に敗れており、人気が強いことは間違いないのですが、1倍台だから2倍台だから来るだろうということにはならないないので注意が必要です。
穴馬に目を向けてみると、10倍~19.9倍よりも20倍~49.9倍方が数値が高くなっており、オッズ的で穴を狙うなら20倍~49.9倍が狙い目となります。
また50倍以上の馬は、1着、2着が厳しいですが、3着に突っ込んでくる可能性が高いので、三連単や三連複のヒモ(3着候補)として狙ってみると面白いかもしれません。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 1-2-1-15 | 5.3% | 15.8% | 21.1% |
4歳 | 2-3-4-18 | 7.4% | 18.5% | 33.3% |
5歳 | 3-4-1-39 | 6.4% | 14.9% | 17.0% |
6歳 | 3-0-3-28 | 8.8% | 8.8% | 17.6% |
7歳以上 | 1-1-1-31 | 2.9% | 5.9% | 8.8% |
上記のデータは過去10年間の年齢と成績をまとめたものです。
サラブレットとして完成するのが4歳の秋と言われるように、データをみても4歳馬の活躍が目立ちます。
ただ勝ち馬に関していえば、4歳馬が2勝に対して、5歳馬が3勝、6歳馬が3勝と4歳馬を上回っているので注意が必要です。
またうま泉が注目しているのは3歳馬、データ的にはそこまで高い数値は残せていませんが、スプリンターズステークスは定量なので58キロを背負いますが、3歳馬なら2キロ減、牝馬なら2キロ減となりますので、3歳牝馬なら54キロで出走できます。
一発狙うならイキの良い3歳馬を狙ってみるのもアリだと思います。
馬体重 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
439kg以下 | 0-1-0-3 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
440kg~459kg | 0-0-3-17 | 0.0% | 0.0% | 15.0% |
460kg~479kg | 4-3-4-34 | 8.9% | 15.6% | 24.4% |
480kg~499kg | 1-4-1-32 | 2.6% | 13.2% | 15.8% |
500kg以上 | 5-2-2-45 | 9.3% | 13.0% | 16.7% |
上記のデータは過去10年間の馬体重と成績をまとめたものです。
スピードが問われるスプリント戦(短距離戦)において、大きな馬(馬格のある馬)はマイナスのように感じますが、データを見るとそうでもなく、過去10年間の勝ち馬の半分にあたる5頭は、馬体重が500キロ以上の馬でした。
中山コースが非常にタフなコースということもありますが、スラッとしたしなやかなタイプよりも、重戦車のようなタイプの方がスプリンターズステークスは向いているということは分かると思います。
雨が降って馬場が悪くなれば、この傾向はさらに強くなると思いますので、馬券を検討する上で覚えておいていい情報だと思います。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 2-3-1-14 | 10.0% | 25.0% | 30.0% | 2枠 | 1-2-1-16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% | 3枠 | 0-0-4-16 | 0.0% | 0.0% | 20.0% | 4枠 | 3-3-0-14 | 15.0% | 30.0% | 30.0% | 5枠 | 2-2-0-15 | 10.5% | 21.1% | 21.1% | 6枠 | 0-1-0-19 | 0.0% | 5.0% | 5.0% | 7枠 | 1-0-1-19 | 4.8% | 4.8% | 9.5% | 8枠 | 1-1-1-18 | 4.8% | 9.5% | 14.3% |
上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。
データを見ると5枠と6枠を境に、数値が大きく変わっており、6枠よりも外枠の馬は厳しレースを強いられています。
これは中山のコース形態が大きく関わっていて、出走表のところでお伝えしたように、中山競馬場は大きなおにぎりのような形の競馬場で、芝1200mのスタート地点はおにぎりの一番上(頂点)のあたりからスタートします。
その為、テレビ画面ではよくわかりませんが、3コーナーに入るまで右に曲がりながら走ることになるので、スタート後のポジション争いや道中の位置取りも、外側にいると不利になります。
そのような傾向から、内に潜り込むのが難しい外枠(6枠~8枠)の馬が数値が下がっているのだと考えられます。
馬券に絡んでいたり勝っているうまもいるので、絶対にダメという訳ではありませんが、力の無い馬にとっては厳しい枠だということは覚えておいた方がいいと思います。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 0-3-1-6 | 0.0% | 30.0% | 40.0% |
先行 | 3-3-5-35 | 6.5% | 13.0% | 23.9% |
差し | 6-4-1-48 | 10.2% | 16.9% | 18.6% |
追い込み | 1-0-3-50 | 1.9% | 1.9% | 7.4% |
上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。
脚質は4コーナーの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
勝ち馬こそ出ていないものの、4コーナーで先頭に立ってい馬が、過去10年間で4頭馬券圏内に残っています。
1200mのスプリント戦なのでペースが遅くなることはないのですが、たとえハイペースになっても、先行している方が残りやすいということがいえると思います。
それは枠順の所でお伝えした中山のコース形態が影響して、ハイペースになって追い込み馬優位の展開になっても、外を回って追い込むとコースロスが大きくなってしまうので、道中で脚を使わされて直線で伸びきれないということがおこります。
競馬の基本的なことではありますが、スタートからいかにしてコースロスなく回ってこれるかが、馬券に絡むポイントになることは間違いないと思います。
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ルメール | 2-1-0-2 | 40.0% | 60.0% | 60.0% |
デムーロ | 2-0-0-2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
岩田康誠 | 1-2-0-6 | 11.1% | 33.3% | 33.3% |
川田将雅 | 1-1-1-3 | 16.7% | 33.3% | 50.0% |
松山弘平 | 0-2-1-2 | 0.0% | 40.0% | 60.0% |
上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。
データを見るとC・ルメール騎手、M・デムーロ騎手といった外人ジョッキーが好成績を収めています。
日本人ジョッキーだと、2013年にロードカナロア(1番人気)で勝利している岩田康誠騎手、2018年にファインニードル(1番人気)で勝っている川田将雅騎手、勝ち星はありませんが、昨年2着となったウインマーベル(7番人気)に騎乗している松山弘平騎手が好成績を残しています。
前走騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
同じ騎手 | 9-8-4-69 | 10.0% | 18.9% | 23.3% |
乗り替わり | 1-2-6-62 | 1.4% | 4.2% | 12.75% |
上記のデータは過去10年間の前走騎手と成績をまとめたものです。
勝ち馬を見てみると、前走と同じ騎手が騎乗した馬が9勝、乗り替わった馬が1勝と、乗り替わりがマイナスとなるデータが残っています。
連対率や複勝率を見ても、連対率で4倍、複勝率で2倍の差がついていることからも、乗り替わりの馬は少し割り引いて考える必要があると思います。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 1-1-1-8 | 9.1% | 18.2% | 27.3% |
モーリス | 1-0-0-0 | 100% | 100% | 100% |
ロードカナロア | 0-1-1-8 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
ゴールドアリュール | 0-0-1-1 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
ミッキーアイル | 0-0-0-3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
データを見るとディープインパクト産駒でも、過去10年間で3頭しか馬券圏内に好走しておらず複勝率27.3%、その他の種牡馬は出走数が少ないので、数値が高くてもそこまで信用できる数字かと言われると、厳しいものがあると思います。
種牡馬に関していえば、どの種牡馬から入ってもデータ的には問題なく、あまりにも馬券に絡まない種牡馬がいれば割り引いて考える、そんな感じで大丈夫だと思います。
本日はうま泉がお勧めする注目馬を紹介します。人気馬から穴馬まで、展開を左右する馬や高配当の立役者となる馬など、レースのカギを握る馬を紹介していこうと思います。
芝1200mの短距離戦ですので、どの馬は主導権を握るかによって、展開が大きく変わってきます。
今年のメンバーで先手を主張してきそうなのは、ジャスパークローネ、テイエムスパーダ、モズメイメイの3頭、スタート次第ではここにママコチャが加わってくるので、スタートから注目です。
過去10年間で逃げた馬(4コーナー先頭)の馬は1頭も勝っていませんが、複勝率40%と非常に高いので残る可能性があるの注意したいところです。
夏競馬ではノリに乗っていた横綱ダービーは秋競馬になってもその勢いは留まるところを知りません♪
横綱ダービー(https://yokodabi.jp/)
【9/23結果】
ワイド 5-12 ⇒13,000円 的中!
いやぁ~とにかくレース選択が上手いよね!
前走初ダートでとんでもない強さを見せたサーマルソアリングが断然の人気に推された銀行レースだから、馬連やワイドは相手探しの1戦となったんだけど正直に言ってこれはちょっと妙味がありすぎる1戦だったと思います♪
こういう1本頭のレースはとにかく荒れるのを見越して相手選びを考えるから、断然の能力差があってもオッズに差がついていないことが多くて、今回はその典型だったんだよね!
53kgの3歳馬が牝馬限定のダート戦で圧倒的なパフォーマンスを見せるとして、56kgを背負う古馬って、クラスの壁もなく順調に勝ち上がっている馬でもない限り、普通にパフォーマンスは落としてしまうでしょ?
クラス以上の競馬をされたとしてやっぱり抵抗出来る可能性があるのは同じ53kgの3歳だと思うし、実際に3歳だけで決着しつつ人気通りなのに2.6倍はつきすぎだよ!笑
■本命馬⇒ナムラクレア
■穴馬⇒ナランフレグ
■対抗馬⇒アグリ
◎①ナムラクレア
○⑨アグリ
▲⑥ママコチャ
△⑧メイケイエール
△⑬ジャスパークローネ
△⑭エイシンスポッター
△⑩マッドクール
☆④ナランフレグ
◆3連複フォーメーション
1頭目:①
2頭目:⑨⑥
3頭目:⑨⑥④⑧⑬⑭⑩
合計点数:11点
◆3連単フォーメーション
1着馬:①
2着馬:⑨⑥④⑧
3着馬:⑨⑥④⑧⑬⑭⑩
点数:24点
3連単フォーメーション
1着馬:⑨⑥
2着馬:①
3着馬:⑨⑥④⑧⑬⑭⑩
点数:12点
合計点数:36点
本命馬はナムラクレアです。
昨年のスプリンターズステークスはナムラクレアを本命に抜擢して5着と苦い思いをしたうま泉、陣営のG1初制覇の期待と共にうま泉もリベンジを誓い、今年も本命馬にしました。>
昨年と今年の大きな違いはローテーション、昨年はスプリンターズステークスに出走する為に賞金加算が必須となり、夏場に2戦(函館スプリントステークス、北九州記念)してからの参戦、ハンデ53キロでチャンスに見えましたが、状態は夏場から上がっておらず、道中でも外を回され直線で脚が無くなってしまい5着に敗れました。
今年は春の高松宮記念で2着しているので賞金加算は十分、夏場はステップレースとして選んだキーンランドカップを快勝、スプリントステークスへ向けしっかりと間隔を空けての調整なので、中間も抜群の動きを見せていました。
さらに今年は絶好枠といえる1枠1番、横に逃げるテイエムスパーダがいるので、馬群が詰まって窮屈になることもなく、上手く経済コースを回ってこれそうなのも好材料、リベンジできる状態になっているとみて本命馬に抜擢しました。
逆転候補の1頭目はアグリ、前走は先行していた馬が一転して後方待機、直線では上り32秒4の鬼脚をみせ2着、アグリの新しい一面を引き出しました。
脚質の幅が広がったことでG1競走でも勝ち負けできるレベルまで上がってきたことは確か、しかし前走のような走り方ではスプリントステークスでは届かないことが多いのも確かで、後方まで下げるなら2着候補ですが出たなりの中団で折り合いを付けるようなら、まとめて差し切るシーンまであるとみて逆転候補に挙げました。
もう1頭はママコチャ、1200mのレースは今回で2戦目になりますが、1400m戦でも掛かるほどのスピード馬で、過去の実績はマイル戦に集中していますが、本質的には短距離馬、スプリンターだとうま泉は睨んでいます。
一気に相手が強化されますが、鞍上に川田騎手を配したことは陣営の期待のあらわれ、上手く流れに乗れれば押し切るスピードを持っているいる馬なので、ママコチャも逆転候補の1頭として挙げました。