2023/12/24 - 過去の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
目次
今年の中央競馬も2週を残すのみ、今週は暮れの大一番、有馬記念[G1]が中山競馬場の芝2500mで行われ、12月28日にホープフルステークス[G1]が行われ、2023年の中央英馬が終了します。
1年の締めくくりとなる有馬記念、どんな馬券でもキッチリ仕留め、2024年に向かいたいと思います。
競馬界では現役最強馬、いや世界最強といわれたイクイノックスがジャパンカップ[G1]後に電撃引退、今年の有馬記念は馬券的には面白くなりましたが、どの馬を軸にするのか難解一戦になったといえます。
中山競馬場の芝2500mは、おにぎり型をした外回りコースの3コーナー付近からスタート、100mぐらい先には右コーナーがあるために、外枠に入った先行馬にとっては、スタートから苦しい競馬を強いられることになります。
また中山競馬場は非常にタフなコース形態をしており、コース内で高低差が最大5.3mもあり、4コーナーの付近が一番低く残り200mから高低差2.2メートル、最大勾配2.24%の急坂があり、この難関を制したものがグランプリの称号を得ることができます。
グランプリとな有馬記念も、いつものように分析し軸馬を導きだしていきますので、最終最後のまでお付き合い頂ければと思います。
2022年有馬記念の血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。
先週の朝日杯フューチュリティステークス[G1]、ジャンタルマンタルを軸に推奨し、5番人気の穴馬タガノエルピーダを相手候補の2番手抜擢し、三連複3,540円の的中をお届けしました。
これで阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティステークスと2連勝!この勢いで有馬記念も行きますので、最終最後までうま泉の共に競馬を楽しみましょう。
阪神カップ[G2]、12月28日のホープフルステークス[G1]、1月6日の東西金杯[G3]、1月8日のシンザン記念[G3]の予想はツイッターで公開します。
ブログでの公開は、1月7日のフェアリーステークス[G3]となりますので、よろしくお願い致します。
まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
アイアンバローズ | 牡6歳 | 58 | 上村洋行 |
ウインマリリン | 牝6歳 | 56 | 手塚貴久 |
シャフリヤール | 牡5歳 | 58 | 藤原英昭 |
ジャスティンパレス | 牡4歳 | 58 | 杉山晴紀 |
スターズオンアース | 牝4歳 | 56 | 高柳瑞樹 |
スルーセブンシーズ | 牝5歳 | 56 | 尾関知人 |
ソールオリエンス | 牡3歳 | 56 | 手塚貴久 |
タイトルホルダー | 牡5歳 | 58 | 栗田徹 |
タスティエーラ | 牡3歳 | 56 | 堀宜行 |
ディープボンド | 牡6歳 | 58 | 大久保龍志 |
ディアスティマ | 牡6歳 | 58 | 高野友和 |
ドゥラエレーデ | 牡3歳 | 56 | 池添学 |
ドウデュース | 牡4歳 | 58 | 友道康夫 |
ハーパー | 牝3歳 | 54 | 友道康夫 |
ヒートオンビート | 牡6歳 | 58 | 友道康夫 |
ブローザホーン | 牡4歳 | 58 | 中野栄治 |
プラダリア | 牡4歳 | 58 | 池添学 |
ホウオウエミーズ | 牝6歳 | 56 | 池上昌和 |
マテンロウレオ | 牡4歳 | 58 | 昆貢 |
ライラック | 牝4歳 | 56 | 相沢郁 |
昨年は3歳馬で1番人気に支持されたイクイノックスが、2着以下に2馬身半以上の差をつけ快勝し、現役最強の座に輝きました。
2着には同じ3歳馬で菊花賞2着の6番人気ボルドグフーシュ、3着にはエリザベス女王杯を制し3番人気に支持されたジェラルディーナが入り、三連単は9,740円と人気サイドの決着となりました。
1番人気が勝ったとはいえ、相手が6番人気と3番人気なら三連単は万馬券になってもよさそうですが、三連単9,740円での決着ということは、それだけイクイノックスが絶対的1番人気だったということがいえると思います。
そのイクイノックスが今年のジャパンカップを制した後に電撃引退、圧倒的な強さを誇った馬がいない有馬記念、今年はどの馬が勝ってもおかしくないような大混戦、馬券的にも面白くなったことは間違いないと思います。
過去のデータから有馬記念の傾向を探っていきたいと思います。
前走レース | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
天皇賞(秋) | 3-2-1-12 | 16.7% | 27.8% | 33.3% |
ジャパンカップ | 2-2-4-44 | 3.8% | 7.7% | 15.4% |
菊花賞 | 2-2-2-7 | 15.4% | 30.8% | 46.2% |
凱旋門賞 | 1-1-2-5 | 11.1% | 22.2% | 44.4% |
アルゼンチン共和国杯 | 0-1-0-6 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
エリザベス女王杯 | 0-2-1-21 | 0.0% | 8.3% | 12.5% |
金鯱賞 | 0-1-0-12 | 0.0% | 7.7% | 7.7% |
宝塚記念 | 0-0-0-2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
マイルCS | 0-0-0-3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
上記のデータは過去10年間の前走レースと成績をまとめたものです。
1年を締めくくる大一番だけあって、出走してくる馬のレベルの高さに驚きます。
データを見ると、3歳馬なら菊花賞、古馬なら天皇賞秋かジャパンカップ、牝馬ならエリザベス女王杯、さらに海外遠征しているなら凱旋門賞と、並大抵の馬では有馬記念を制することができないというのが分かると思います。
3歳馬なら菊花賞組、古馬なら天皇賞秋かジャパンカップ、牝馬ならエリザベス女王杯、さらにレベルの高い馬は凱旋門賞からの参戦、国内のG1競走で勝ち負けできないようでは、有馬記念を制するのは難しいということです。
前走距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
距離延長 | 7-8-8-110 | 5.3% | 11.3% | 17.3% |
同距離 | 1-0-0-6 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
距離短縮 | 2-2-2-14 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
上記のデータは過去10年間の前走距離と成績をまとめたものです。
芝2500mと特殊な距離で行われる有馬記念、過去10年間で7勝、馬券圏内にも23頭の馬が絡んでおり、基本は距離延長組から狙うのが良いと思います。
ただパーセンテージ的にみると距離短縮組の方が好成績機、過去10年間での2勝は、2016年のサトノダイヤモンド(1番人気)と2018年のブラストワンピース(3番人気)の2頭で、この2頭に共通するのは共に3歳馬ということです。
距離短縮組のほとんどが、菊花賞から有馬記念に臨んでおり、今年も菊花賞から参戦してくる3歳馬には注意した方がいいと思います。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 6-1-1-2 | 60.0% | 70.0% | 80.0% |
2番人気 | 1-1-3-5 | 10.0% | 20.0% | 50.0% |
3番人気 | 1-1-3-5 | 10.0% | 20.0% | 50.0% |
4番人気 | 1-1-2-6 | 10.0% | 20.0% | 40.0% |
5番人気 | 0-2-0-8 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
6番~9番人気 | 1-3-1-35 | 2.5% | 10.0% | 12.5% |
10番人気以下 | 0-1-0-69 | 0.0% | 1.4% | 1.4% |
上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。
過去10年間で6勝、複勝率も80%と1番人気の強さが目立つ有馬記念ですが、2番人気、3番人気は複勝率50%、4番人気も複勝率40%と上位人気も1番人気に負けない成績を残しており、有馬記念は人気馬が強いレースだということが分かると思います。
10番人気以下の馬が馬券に絡んだのは、2020年に2着したサラキア(11番人気)の1頭だけなので、夢を追って穴馬に走るよりは、現実的に人気馬から的中を目指していく方が良いと思います。
データを見ると5番人気~9番人気の馬が複勝率12.5%あるので、馬券的には人気馬⇒中穴馬へ流す馬券が面白いと思います。
単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1.0倍~1.9倍 | 2-0-0-1 | 66.7% | 66.7% | 66.7% |
2.0倍~2.9倍 | 4-2-1-7 | 57.1% | 85.7% | 100% |
3.0倍~4.9倍 | 0-0-3-6 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
5.0倍~9.9倍 | 3-2-4-9 | 16.7% | 27.8% | 50.0% |
10.0倍~19.9倍 | 1-2-1-18 | 4.5% | 13.6% | 18.2% |
20.0倍~49.9倍 | 0-3-1-35 | 0.0% | 7.7% | 10.3% |
50倍以上 | 0-1-0-61 | 0.0% | 1.6% | 1.6% |
上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。
人気のデータでお伝えしたように、有馬記念は上位人気が強いG1競走ですが、オッズのデータをみると、単勝オッズ1.0倍~1.9倍の馬でも負けていることが分かると思います。
単勝オッズ1倍台の馬が負けたのは2019年の有馬記念、単勝オッズ1.5倍に支持されたアーモンドアイは、4コーナーで手応えが怪しくなり、直線で自慢の豪脚が見せれず9着に敗れおり、単勝オッズが1倍台でも過信は禁物ということがいえると思います。
また単勝オッズ3.0倍~4.9倍の馬も、過去10年間で1度も勝てておらず、オッズのデータを見ると、所々に落とし穴のようなところがあるので、自分の狙っている馬がこれに該当する時は、注意する必要があると思います。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 4-3-2-16 | 16.0% | 28.0% | 36.0% |
4歳 | 2-4-2-37 | 4.4% | 13.3% | 17.8% |
5歳 | 4-3-5-45 | 7.0% | 12.3% | 21.1% |
6歳 | 0-0-1-18 | 0.0% | 0.0% | 5.3% |
7歳 | 0-0-0-14 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
上記のデータは過去10年間の年齢と成績をまとめたものです。
データをみると過去10年間で4勝しているのが3歳馬と5歳馬、これからの競馬界を背負っていく3歳馬とサラブレッドとして完成された5歳馬の戦いでもあり、今年はどちらの軍勢が強いのか、予想をする前に確かめておいた方が良いと思います。
また6歳以上の馬が馬券に絡んだのは、2018年のシュヴァルグラン(6番人気)の1頭だけで、2019年以降の4年間は3歳~5歳の馬が馬券圏内を占めており、若い世代の馬の方が好走しやすいということが分かると思います。
今年はダービー馬を含め4頭の3歳馬がエントリー、人気を問わず若い3歳馬ならどの馬にも注目です。
馬体重 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
459kg以下 | 0-1-0-21 | 0.0% | 4.5% | 4.5% |
460kg~479kg | 4-1-5-25 | 11.4% | 14.3% | 28.6% |
480kg~499kg | 2-2-3-40 | 4.3% | 8.5% | 14.9% |
500kg~519kg | 2-3-1-33 | 5.1% | 12.8% | 15.4% |
520kg以上 | 2-3-1-11 | 11.8% | 29.4% | 35.3% |
上記のデータは過去10年間の馬体重と成績をまとめたものです。
データをみると過去10年間で4勝をしているのが、馬体重が460kg~479kgの馬、近年は500キロを超える馬が多くなり、有馬記念も同じような傾向だろうと思っていましたが、データを見ると真逆の結果になっていました。
過去に460kg~479kgの馬体重で勝っている馬を見てみると、2013年のオルフェーヴル(1番人気)、2014年のジェンティルドンナ(4番人気)、2019年のリスグラシュー(2番人気)、2020年のクロノジェネシス(1番人気)の4頭で、馬名をみて気づく人も多いと思いますが、上記で挙げた4頭のうち3頭は牝馬ということが分かります。
近年を見ても昨年3着したジェラルディーナ(470キロ)、一昨年3着のクロノジェネシス(478キロ)、有馬記念は牝馬が馬券に絡むことが非常に多いので、このようなデータが残っているのだと思います。
今年も6頭の牝馬がエントリーしているので、注意しておきたいと思います。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1-1-1-17 | 5.0% | 10.0% | 15.0% | 2枠 | 1-3-0-16 | 5.0% | 20.0% | 20.0% | 3枠 | 2-2-1-15 | 10.0% | 20.0% | 25.0% | 4枠 | 2-0-2-16 | 10.0% | 10.0% | 20.0% | 5枠 | 3-2-1-14 | 15.0% | 25.0% | 30.0% | 6枠 | 1-1-1-17 | 5.0% | 10.0% | 15.0% | 7枠 | 0-1-3-16 | 0.0% | 5.0% | 20.0% | 8枠 | 0-0-1-19 | 0.0% | 0.0% | 5.0% |
上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。
レース概要の所で少しお伝えしたましたが、有馬記念は中山競馬場の芝2500mで行われるG1競走、スタート地点は3コーナーの入り口で、スタートして100mぐらいすると4コーナーになるので、外の枠の馬が出遅れると致命的なものになってしまいます。
またスタートしてから6つのコーナーを回ってゴールをするので、内側の馬は常にコースロスなく最短距離を走れるので、外枠よりも中枠、中枠よりも内枠が優位であることは間違いないと思います。
ただ馬には脚質がありますので、それに合った枠がベストなので、狙っている馬が逃げ・先行馬なら内枠、差し馬なら中枠、追い込み馬なら外枠に入っても気にする必要はないと思います。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 1-0-1-8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
先行 | 8-4-4-35 | 15.6% | 23.5% | 31.4% |
差し | 1-5-3-40 | 2.0% | 12.2% | 18.4% |
追い込み | 0-1-2-47 | 0.0% | 2.0% | 6.0% |
上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。
脚質は4コーナーの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
過去10年間で逃げ馬が勝ったのは2017年のキタサンブラック(1番人気)の1頭だけで、ちなみに逃げ馬は3着した馬も1頭いますが、この3着は2015年のキタサンブラック(4番人気)です。
逃げ馬はペースを握るので後続の馬からマークされやすく、さらにタフな中山コースということもあって、相当な実力を持っていないと、このコースで逃げ切るのは難しと思っていいでしょう。
今年はタイトルホルダーが逃げると思いますが、タイトルホルダーがキタサンブラック級の馬なのか、見極める必要があると思います。
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ルメール | 2-2-2-3 | 22.2% | 44.4% | 66.7% |
池添謙一 | 2-0-0-6 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
武豊 | 1-1-1-6 | 11.1% | 22.2% | 33.3% |
吉田隼人 | 1-0-1-1 | 33.3% | 33.3% | 66.7% |
岩田康誠 | 0-1-1-7 | 0.0% | 11.1% | 22.2% |
上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。
日本の競馬界で一番の騎手といえばクリストフ・ルメール騎手、有馬記念も過去10年間で9頭の馬に騎乗し、6頭の馬を馬券圏内の好走させ、2016年のサトノダイヤモンド(4番人気)、昨年のイクイノックス(1番人気)で2勝を挙げています。
ルメール騎手の凄い所は、馬券に絡んでいる6頭は全て違う馬、例えば武豊騎手ならキタサンブラック、吉田隼人騎手ならゴールドアクターというように、同じ馬で好走することがほとんどです。
全て違う馬でこれだけの成績を残すのは、それだけ腕を買われている証拠でもあり、乗り馬が無くても人気馬からルメール騎手に寄ってくるということがいえると思います。
今年も有力馬に騎乗すると思うので、ルメール騎手は要注意です。
調教師 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
池江泰寿(栗東) | 2-1-0-18 | 9.5% | 14.3% | 14.3% |
清水久詞(栗東) | 1-1-1-0 | 33.3% | 66.7% | 100% |
斉藤崇史(栗東) | 1-0-2-0 | 33.3% | 33.3% | 100% |
中川公成(美浦) | 1-0-1-0 | 50.0% | 50.0% | 100% |
友道康夫(栗東) | 0-0-3-10 | 0.0% | 0.0% | 23.1% |
須貝尚介(栗東) | 0-0-2-3 | 0.0% | 0.0% | 40.0% |
手塚貴久(美浦) | 0-0-1-2 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
上記のデータは過去10年間の調教師と成績をまとめたものです。
データを見ると、オルフェーヴルの池江泰寿調教師、キタサンブラックの清水久詞調教師、ゴールドアクターの中川公成調教師、クロノジェネシスの斉藤崇史調教師など、一時代を築いた名馬を育てた調教師が揃っています。
言い方を変えれば、これからの競馬界を背負っていく馬が、有馬記念で好走しやいといっても過言ではないので、馬の能力を含めてそういった観点で馬券を狙ってみるのも面白いと思います。
前走騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
同騎手 | 8-4-4-75 | 8.8% | 13.2% | 17.6% |
乗替り | 2-6-6-55 | 2.9% | 11.6% | 20.3% |
上記のデータは過去10年間の前走騎手と成績をまとめたものです。
データみると、勝ち馬では同騎手(前走と同じ騎手)が騎乗した馬が8勝と、圧倒的な差を付けていますが、複勝率を見てみると乗り替わりの馬の方が好成績になっています。
馬券的な観点から考えれば、軸馬は同騎手の方が良いと思いますが、穴馬は乗り替わっていてもあまり気にしなくてもいいということがいえると思います。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 2-1-2-25 | 6.7% | 10.0% | 16.7% |
ハーツクライ | 1-1-2-13 | 5.9% | 11.8% | 23.5% |
ブラックタイド | 1-1-1-1 | 25.0% | 50.0% | 75.0% |
スクリーンヒーロー | 1-1-1-0 | 33.3% | 66.7% | 100% |
ステイゴールド | 1-0-2-12 | 6.7% | 6.7% | 20.0% |
バゴ | 1-0-1-1 | 33.3% | 33.3% | 66.7% |
キングカメハメハ | 0-2-0-15 | 0.0% | 11.8% | 11.8% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
有馬記念は芝コースで行われるG1競走なので、ディープインパクト産駒が強いのは否めません。
ただその他の種牡馬を見てみると、ハーツクライ産駒やスクリーンヒーロー産駒、ステイゴールド産駒など、パワー型やスタミナ血統の馬が好走しており、基本的にはスピードよりもスタミナ重視の考え方でいいと思います。
ここまでデータから有馬記念を紐解いていきましたが、1年を締めくくる大一番なので、今年お世話になった馬や思い出に残る馬から狙ってみてください。
もちろんうま泉はデータから紐解き、本命馬を見つけていきますので、うま泉の買い目にもご注目ください!
世界最強とまで言われたイクイノックスが引退して、今年の有馬記念は大混戦であることは間違いないと思います。
ただ勘違いしてはいけないのが、どの馬でも勝つチャンスがあるのかということです。
データ面でお伝えしたように、並みの実力馬では勝てないのが有馬記念、やはり過去にG1競走を勝っている馬、または馬券圏内に好走している馬がチャンスであって、それ以外の馬は上り馬も含めて厳しい競馬になることは間違いないと思います。
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■本命馬⇒タスティエーラ
■穴馬⇒ソールオリエンス
■対抗馬⇒スターズオンアース
◎⑬タスティエーラ
○⑯スターズオンアース
▲⑤ドウデュース
△⑩ジャスティンパレス
△⑮スルーセブンシーズ
△④タイトルホルダー
△⑪ハーパー
☆①ソールオリエンス
◆3連複フォーメーション
1頭目:⑬
2頭目:⑯①
3頭目:⑯①⑤⑩⑮④⑪
合計点数:11点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑬
2着馬:⑯①⑤⑩
3着馬:⑯①⑤⑩⑮④⑪
点数:24点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑯①
2着馬:⑬
3着馬:⑯①⑤⑩⑮④⑪
点数:12点
合計点数:36点
本命馬はタスティエーラです。
ジャパンカップ後に、現役最強馬イクイノックスが引退し、馬券的に面白くなったものの、どの馬を軸にしていいのか非常に難しい有馬記念となりました。
みなさんはどの馬で今年を締めくくりますか、うま泉も寝ずに悩んだ結果、2023年は3歳馬のタスティエーラで締めくくりたいと思います。
土曜日の前売り段階で、単勝オッズが10倍以下の馬が7頭とオッズ的にも大混戦、どの馬にもチャンスがありそうですが、前走レースのデータところでお伝えしたように、並大抵の馬では有馬記念を制することはできません。
3着候補になら穴馬を狙ってみるのも良いと思いますが、勝ち負けできる馬は実績のある実力馬、強い馬が力を見せつけるレース、それが有馬記念だと思います。
デビューから6戦して【3,2,0,1】と馬券から外れたのは、デビュー2戦目となる共同通信杯[G3]だけで、それも大敗したのではなく4着という安定感、クラシックも皐月賞[G1]は2着、日本ダービー[G1]を制し、菊花賞[G1]も2着、どんなレース、どんな距離、どんなコースにも対応できる対応力は、この大舞台でも力を発揮するとみています。
秋緒戦となった菊花賞は、万全の態勢で出走できたわけではなく、なんとか間に合った感じでの出走、それでも2着を確保するのだから、世代トップの力は伊達ではなく、前走よりも良い状態で出れることは間違いないので、古馬相手でも十分好勝負になると思っています。
タスティエーラの特徴の1つとしていえるのが操縦性の高さ、皐月賞、ダービーは好位で競馬をしましたが、菊花賞は下げて後方から追い込む競馬で2着、鞍上の支持に素早く対応できる馬、新馬戦以来となりますがムーア騎手とのコンビも強調材料の1つといえます。
正直なところもう少し内側の枠が欲しかったところですが、外枠だから5番人気(土曜日終了時点で単勝オッズ7.2倍)で買えるなら、馬券的にも妙味があるので、2023年の思いをタスティエーラに掛けてたいと思います。
逆転候補の1頭目はスターズオンアース、ジャパンカップは大外枠の8枠17番でしたが、果敢に前を取りに行き4番手からの競馬、直線も内を回った2頭には敗れたものの3着をキープ、ジャパンカップの上位2頭がいないなら、この馬が1番人気でもいいはずですが、大外枠で人気を落としているなら馬券的にもチャンス、前走と同じように前々で競馬できれば押し切れる力を持っているので、逆転候補の1頭目に挙げました。
もう1頭は穴馬として挙げているソールオリエンス、菊花賞は本命馬のタスティエーラと同じ位置にいながら外を回った分だけ届かず3着、後方一気の大味な競馬が目立つので2着、3着の多い馬ですが能力は古馬のG1でも通用する力を持っており、皐月賞の時と同じ1枠1番、一発あるなこの馬とみて逆転候補に抜擢しました。