2023/06/04 - 過去の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
目次
先週の的中をお届けした重賞競走、東京優駿、日本ダービーの血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。
競馬の祭典が終了し、今週は古馬のマイル王決定戦、安田記念[G1]が東京の芝1600mで行われます。
今年は3歳のマイル王が出走を予定、春のマイル王に輝くのはどの馬か、注目のG1競走です。
過去10年間のデータをもとに安田記念の傾向を探っていきましょう。
今年の安田記念は、この馬に注目しています!
ここでお知らせです!
うま泉教授ツイッターを行っています。
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まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
イルーシヴパンサー | 牡5歳 | 58 | 久保田貴士 |
インダストリア | 牡4歳 | 58 | 宮田敬介 |
ウインカーネリアン | 牡6歳 | 58 | 鹿戸雄一 |
カフェファラオ | 牡6歳 | 58 | 堀宜行 |
ガイアフォース | 牡4歳 | 58 | 杉山晴紀 |
シャンパンカラー | 牡3歳 | 54 | 田中剛 |
シュネルマイスター | 牡5歳 | 58 | 手塚貴久 |
ジャックドール | 牡5歳 | 58 | 藤岡健一 |
シャスティンカフェ | 牡5歳 | 58 | 安田翔伍 |
シャスティンスカイ | 牡4歳 | 58 | 友道康夫 |
セリフォス | 牡4歳 | 58 | 中内田充正 |
ソウルラッシュ | 牡5歳 | 58 | 池江泰寿 |
ソダシ | 牝5歳 | 56 | 須貝尚介 |
ソングライン | 牝5歳 | 56 | 林徹 |
ダノンスコーピオン | 牡4歳 | 58 | 安田隆行 |
ドルチェモア | 牡3歳 | 54 | 須貝尚介 |
ナミュール | 牝4歳 | 56 | 高野友和 |
ナランフレグ | 牡7歳 | 58 | 宗像義忠 |
マテンロウオリオン | 牡4歳 | 58 | 昆貢 |
メイケイエール | 牝5歳 | 56 | 武英智 |
レッドモンレーヴ | 牡4歳 | 58 | 蛯名正義 |
昨年は4番人気のソングラインがシュネルマイスターとの接戦を制し、春の古馬マイル王に輝きました。
近年はアエロリットにアーモンドアイ、グランアレグリアにソングラインと牝馬の活躍が目立ちます。
今年はどんなレースになるのか、レースを見るのが楽しみです。
過去のデータから安田記念の傾向を探っていきたいと思います。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 3-3-2-2 | 30.0% | 60.0% | 80.0% |
2番人気 | 0-1-1-8 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
3番人気 | 1-3-1-5 | 10.0% | 40.0% | 50.0% |
4番人気 | 2-0-1-7 | 20.0% | 20.0% | 30.0% |
5番人気 | 0-1-0-9 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
6番~9番人気 | 4-1-2-33 | 10.0% | 12.5% | 17.5% |
10番人気以下 | 0-1-3-66 | 0.0% | 1.4% | 5.7% |
今回記載しているデータは、安田記念の過去10年間のデータを元に作成しています。
上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。
1番人気は過去10年で3勝、2着3回、3着2回、複勝率80%と非常に高い成績を残していますが、2番人気は複勝率20%と不振です。
3番人気は複勝率50%と良い成績を残していますが、4番人気が複勝率30%、5番人気は10%と上位人気の割には、思ったような成績が残せていません。
データ見ても気になるのは6番人気~9番人気の伏兵、2021年のダノンキングリー(8番人気)や2018年のモズアスコット(9番人気)のように伏兵が勝つパターンも多く、過去10年間の内の4年間は6番人気~9番人気の伏兵が勝利しています。
また1番人気は過去10年間では好成績ですが、2015年のモーリス(1番人気)以降、1番人気は1頭も勝てておらず現在7連敗中です。
データ面から伏兵の台頭が目立つG1競走なので、人気だから強いという先入観を取り除いて、馬券検討する必要があると思います。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 0-0-1-4 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
4歳 | 5-2-2-26 | 14.3% | 20.0% | 25.7% |
5歳 | 3-5-3-38 | 6.1% | 16.3% | 22.4% |
6歳 | 2-2-3-39 | 4.3% | 8.7% | 15.2% |
7歳以上 | 0-1-1-24 | 0.0% | 3.8% | 7.7% |
上記のデータは過去10年間の年齢と成績をまとめたものです。
今年はNHKマイルカップ[G1]の覇者シャンパンカラー、朝日杯フューチュリティステークス[G1]を制し、2歳マイル王に輝いたドルチェモアが参戦します。
過去10年間の3歳馬は5頭の馬が参戦して、2021年に3着となったシュネルマイスター(4番人気)の1頭だけしか馬券圏内にこれませんでした。
ハンデ軽いとうい面で有利に思えますが、まだ発展途上の3歳馬にとっては、この時期に古馬の一線級相手に勝ち切るのは、非常に難しいということがいえると思います。
馬券的には4歳馬と5歳馬が中心になると思います。
特に4歳馬は過去10年間で5頭の勝ち馬が出ているので、4歳馬を中心に馬券を組み立てていくことが、大切になってくると思います。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 1-2-0-7 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
先行 | 2-2-3-39 | 4.6% | 8.7% | 15.2% |
差し | 4-3-4-39 | 8.0% | 14.0% | 22.0% |
追い込み | 3-3-3-45 | 5.6% | 11.1% | 16.7% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の脚質と成績をまとめたものです。
脚質は4コーナーの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
逃げ馬が複勝率30%と高い数値を残していますが、先行馬をみると複勝率15.2%と追い込み馬よりも劣っていることからも、展開は先行馬よりも、差し・追い込み馬に向く流れになるようです。
昨年勝ったソングラインの上り3ハロンが32秒9、最近の5年間は33秒前後の末脚がないと勝ち切るのが難しい状況になっているので、瞬発力に優れれた差し馬・追い込み馬は要注意です。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 3-2-2-36 | 7.0% | 11.6% | 16.3% |
スクリーンヒーロー | 1-1-0-1 | 33.3% | 66.7% | 66.7% |
ハーツクライ | 1-0-2-6 | 11.1% | 11.1% | 33.3% |
クロフネ | 0-2-0-1 | 0.0% | 66.7% | 66.7% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
過去10年間で3勝、2着2回、3着2回と安定した成績を残しているのがディープインパクト産駒です。
うま泉はスクリーンヒーロー産駒とクロフネ産駒、そして先週の日本ダービーで軸馬に抜擢して的中をお届けしたハーツコンチェルトの父、大舞台に強いハーツクライ産駒も注目しています。
代表馬を見るとスクリーンヒーロー産駒はモーリス、クロフネ産駒はアエロリットと一時代を築いた名馬で、出走する馬がそれと同等の力を持っているかは難しいですが、血統的には狙ってみる価値があると思うので注目しています。
本日はうま泉がお勧めする注目馬を紹介します。人気馬から穴馬まで、展開を左右する馬や高配当の立役者となる馬など、レースのカギを握る馬を紹介していこうと思います。
NHKマイルカップを制したシャンパンカラーと、朝日杯フューチュリティステークスを勝ったドルチェモアと2頭の3歳馬が参戦、出走馬を見てもどの馬が勝ってもおかしくないような好メンバーが揃いました。
関東の天気は土曜日の午前中までは雨予報、土曜日は馬場状態が悪くなりそうなので、安田記念までにどこまで回復するか気になるところです。
また鞍上も安田記念に向けて、前走から乗り替わって馬やソダシの川田騎手のように、安田記念で乗り替わった馬もいて、鞍上と手が合うのかどうか、その辺りも馬券検討する上で重要なファクターになってくると思います。
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【5/27結果】
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■本命馬⇒ソダシ
■穴馬⇒ドルチェモア
■対抗馬⇒ソングライン
◎⑤ソダシ
○⑱ソングライン
▲④セリフォス
△⑭シュネルマイスター
△⑪イルーシヴパンサー
△⑩ソウルラッシュ
△⑰ウインカーネリアン
☆⑧ドルチェモア
◆3連複フォーメーション
1頭目:⑤
2頭目:⑱④
3頭目:⑱④⑭⑧⑪⑩⑰
合計点数:11点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑤
2着馬:⑱④⑭⑧
3着馬:⑱④⑭⑧⑪⑩⑰
点数:24点
3連単フォーメーション
1着馬:⑱④
2着馬:⑤
3着馬:⑱④⑭⑧⑪⑩⑰
点数:12点
合計点数:36点
どの馬からでも入れそうな今年の安田記念、全体的な総合力と週末の雨を考慮して、ソダシを本命馬にしました。
昨年のマイルチャンピオンシップは好位の4番手から雪崩れ込んでの3着、勝ったセリフォスとの差は0.3秒でしたが、この時のハンデ差がソダシ55キロ、セリフォスが56キロの1キロ、今回はハンデ2キロとなるので逆転のチャンスがあると思っています。
そして前走のヴィクトリアマイルは大外の8枠16番から先行して2着、終始外を回っていたソダシに対し、内を上手く突いたソングラインに最後差されてしまいましたが、今回はソダシが内枠を引き、ソングラインが大外枠と立場が逆転、これならば今度は押し切れるとみています。
また母ブチコはダート馬、道悪での実績はありませんが、渋った馬場がマイナスになることは考えづらく、内枠を引いたことで先行力が生きると見て本命馬にしました。
逆転候補の1頭目はソングライン、前走のヴィクトリアマイルは小雨の中のレースで内から差し切った内容は鮮やか、この馬も渋った馬場がマイナスになることはなく、また昨年はヴィクトリアマイル5着からの安田記念制覇、今年は勝って安田記念と昨年以上のデキが期待できるので、逆転候補の1頭目にしました。
もう1頭はセリフォス、3歳の秋に覚醒しマイルチャンピオンシップでは後方から直線一気の脚で差し切り勝ち、58キロが苦にならなければまとめて差し切る力を持っているので、この馬も逆転候補の対抗馬にしました。