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うま泉教授の【アルゼンチン共和国杯予想】2025 本命馬はスティンガーグラスです。

2025/11/09 - データと血統で当てる!うま泉教授の【本命・対抗馬予想】

うま泉

こんにちわ、うま泉教授です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。

2025 アルゼンチン共和国杯[G1]の概要!

秋の天皇賞は、マスカレードボール、ミユージアムマイル、3歳馬のワンツーフィニッシュで幕をとじました。

勝ったマスカレードボールの上りが32秒3、4着に入線したシラケンドは31秒7の末脚を使っており、サラブレッドの成長の凄まじさを感じます。

今週は東京競馬場で古馬のG2競走、アルゼンチン共和国杯が芝2500mで行われます。

中長距離を得意としている馬は、アルゼンチン共和国杯をステップに、ジャパンカップや暮れの有馬記念へ向かう馬もいるので、しっかり分析していきましょう。

アルゼンチン共和国杯は東京競馬場の芝2500mで行われるハンデ重賞です。

スタート地点は正面スタンド前、最後の直線の登り坂の手前からスタートし、広い東京コースをぐるっと1周してゴールとなります。

スタートして1コーナーまで300m以上あるので、ペースが荒れたり乱れることは少ないですが、外枠の先行馬にとってはポジションが取りづらくなると思うので、コースロスなく走れる内枠は優位だと思います。

1つ気をつけなければならない事があるとすれば、秋の東京開催も折り返し地点を過ぎたので、内側の馬場が荒れていれば、外からの差しが決まるようになるので、一概に内枠優位とは言えなくなります。

今週もデータと血統を基に、アルゼンチン共和国杯を分析していきますので、最後までうま泉教授の予想にお付き合いいただければと思います。

2024年、アルゼンチン共和国杯の血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。

みやこステークス[G3]の予想はX(旧twitter)で公開!!

2025 アルゼンチン共和国杯の出走表!

まずは出走表から、見ていきましょう。

第63回 アルゼンチン共和国杯出馬表
馬名 性齢 負担重量 厩舎
ギャラクシーナイト 牡6歳 54 菊沢隆徳
サスツルギ セ5歳 54 千葉直人
シュトルーヴェ セ6歳 59 堀宜行
ショウナンアデイブ 牡6歳 55 高野友和
スティンガーグラス 牡4歳 57 木村哲也
セレシオン 牡6歳 57 友道康夫
ディマイザキッド 牡4歳 56 清水英克
ニシノレヴナント セ5歳 56.5 上原博之
ハギノアルデバラン 牡5歳 52 佐藤悠太
プラダリア 牡6歳 58 池添学
ホーエリート 牝4歳 55.5 田島俊明
ボーンディスウェイ 牡6歳 57 牧光二
ボルドグフーシュ 牡6歳 58 宮本博
マイネルカンパーナ 牡5歳 56 青木孝文
ミステリーウェイ セ7歳 56 小林真也
メイショウブレゲ 牡6歳 55 本田優
レーベンスティール 牡5歳 59.5 田中博康
ローシャムパーク 牡6歳 59.5 田中博康
ワイドエンペラー 牡7歳 55 藤岡健一

昨年は10番人気のハヤヤッコが最後方から、上がり34秒6というメンバー最速の末脚で差し切り、重賞2勝目のゴールを果たしました。

2着には1番人気のクロミナンスが中団からのび、3着には6番人気のタイセイフェリークが突っ込み三連単は23万超えの特大万馬券での決着となりました。

前半1000mの通過が59秒8、、次の1000mが59秒2、長距離戦なのにペースが落ち着かず、先行馬には苦しい競馬となり、馬券に絡んだ3頭は後方からの差し馬となりました。

今年も同じような展開になるのか、メンバーを見てまずはペースを見極めていきましょう。

アルゼンチン共和国杯の有力馬、ホーエリート!

ホーエリート(田島俊明厩舎)
ホーエリート
デビューは2歳夏の福島競馬場、新馬戦は3着となりますが、続く未勝利戦で新馬勝ち、5走目で初挑戦となったフラワーカップで2着と好走しオープン入り、クラシック戦線へ進むようになりました。
さすがにG1競走は二桁着順に終わりましたが、4歳初戦の迎春ステークスで3勝クラスを突破、その後、中山牝馬ステークスで2着、目黒記念で2着するなど、重賞勝利まで手の届くところまできました。
ホーエリートの持ち味は先行力、長丁場のアルゼンチン共和国杯で先行できるのは好材料、先に抜け出して粘り込む競馬を得意としており、G2の舞台でもチャンスは十分あると思います。
また4歳牝馬なのでハンデは55.5キロ、牡馬に一泡吹かせられる力を持っているので、どんな走りをするのか期待しています。
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【ポイント①】データから紐解く、アルゼンチン共和国杯!

春からの直行組に注目!

前走レースと成績
前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
宝塚記念 2-0-0-3 40.0% 40.0% 40.0%
オールカマー 1-1-1-16 5.3% 10.5% 15.8%
目黒記念 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
札幌記念 0-1-0-0 0.0% 100% 100%
京都大賞典 0-1-1-22 0.0% 4.2% 8.3%
新潟記念 0-0-1-10 0.0% 0.0% 9.1%

上記のデータは過去10年間の前走レースと成績をまとめたものです。

G1競走の真っ只中に行われるG2競走ということもあり、アルゼンチン共和国杯をステップレにG1競走へという馬が多いようです。

ステップレースは宝塚記念オールカマーからの参戦してくる馬は注目です。

上り馬も期待できなくはないと思いますが、基本は春に活躍を見せた実力馬が中心になると思います。

1番人気の強さが目立つ天皇賞(秋)!

人気と成績
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 4-2-1-3 40.0% 60.0% 70.0%
2番人気 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
3番人気 2-0-5-3 20.0% 20.0% 70.0%
4番人気 0-3-1-6 0.0% 30.0% 40.0%
5番人気 0-3-0-7 0.0% 30.0% 30.0%
6番~9番人気 1-2-2-35 2.5% 7.5% 12.5%
10番人気以下 0-0-1-67 0.0% 0.0% 1.5%

上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。

過去10年間の勝ち馬10頭中8頭が3番人気以内、複勝率を見ても4番人気が複勝率40%、5番人気に至っても30%と高い数値を残しており、全体的に見て上位人気が強い重賞競走ということがいえると思います。

ハンデ戦なので穴馬を買いたくなりますが、G1競走へのステップレースということを含め、実績のある馬が力を出す重賞競走になっています。

データをみても分かるように、過去10年間で馬券圏内に好走した10番人気の馬は、2018年に3着となったマコトガラハッド(11番人気)の1頭だけです。

無理な穴狙いは気を付けた方が良く、大穴よりも中穴、馬券的に高配当を狙うなら、馬単や三連単の折り返しや裏目を狙うのが効果的かもしれません。

単勝オッズ2.9倍以下なら信用できる?

単勝オッズと成績
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 複勝率
1.0倍~2.9倍 3-0-1-1 60.0% 60.0% 80.0%
3.0倍~4.9倍 4-2-1-8 26.7% 40.0% 46.7%
5.0倍~9.9倍 1-2-5-8 6.3% 18.8% 50.0%
10.0倍~19.9倍 1-5-2-27 2.9% 17.1% 22.8%
20.0倍~49.9倍 1-1-1-39 2.4% 4.8% 7.1%
50倍以上 0-0-1-45 0.0% 0.0% 2.2%

上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。

データをみると単勝オッズ1.0倍~2.9倍、3.0倍~4.9倍、5.0倍~9.9倍、どの欄の複勝率も50%以上と高く、勝ち馬を探すなら人気のある馬から、軸馬を探すなら単勝オッズ9.9倍以下の馬から狙うのが良いと思います。

穴馬もデータを見る限り、単勝オッズ10.0倍~19.9倍の中穴が狙い目で、単勝オッズが20倍を超えると、極端に数値が悪くなってくるので気を付けた方が良いと思います。

ハンデ戦なので穴馬を狙いたくなりますが、馬券的に高配当を狙うなら、単勝オッズ19.9倍までの中穴か、馬単や三連単といった馬券で裏目を狙うのが面白いと思います。

若い世代の馬に注目!

年齢と成績
年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
3歳 2-0-2-1 40.0% 40.0% 80.0%
4歳 5-3-4-22 14.7% 23.5% 35.3%
5歳 1-3-4-45 1.9% 7.5% 15.1%
6歳 1-2-1-29 3.0% 9.1% 12.1%
7歳以上 1-2-0-31 2.9% 8.8% 8.8%

上記のデータは過去10年間の年齢と成績をまとめたものです。

データを見ると3歳、4歳といった若い世代の活躍が目立ち、過去10間で4歳馬が5勝と半数以上は4歳馬が勝利しています。

うま泉教授が注目しているのは3歳馬、過去10年間で5頭の3歳馬が出走して、2勝3着2回、複勝率が80%と非常に高い数値を残しています。

また3歳馬はハンデが軽くなる傾向が強いので、少しぐらい力が足りなくても、押さえておいた方が取りこぼしがなくなるような気がします。

注目は中枠の馬!

枠番と成績
枠番 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 0-1-2-13 0.0% 6.3% 18.8%
2枠 2-2-1-13 11.1% 22.2% 27.8%
3枠 0-1-1-16 0.0% 5.6% 11.1%
4枠 1-1-0-17 5.3% 10.5% 10.5%
5枠 3-0-3-14 15.0% 15.0% 30.0%
6枠 2-1-0-17 10.0% 15.0% 15.0%
7枠 1-2-2-19 4.2% 12.5% 20.8%
8枠 1-2-2-19 4.2% 12.5% 20.8%

上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。

1枠~4枠を内枠、5枠~8枠を外枠と考えるなら、データを見ても内枠よりも外枠の方が好成績を残しています。

東京競馬場の芝2500mは、最後の直線の登り坂の辺りからスタート、コーナー4つで内枠はコースロスなく走れて優位に思えますが、成績を見るとそれほど馬券に絡めていません。

考えられることは、秋の東京開催も開催が半分を過ぎたので、だんだんと内側の芝が剥げ、外差しが決まりやすくなっているのかもしれません。

レースの傾向やデータも大切ですが、当日の馬場状態も馬券検討の大きなファクターになるので注意が必要です。

中団で脚を溜められるタイプに要注意!

脚質と成績
脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
先行 5-2-3-35 11.1% 15.6% 22.2%
差し 3-6-5-36 6.0% 18.0% 28.0%
追い込み 2-2-2-47 3.8% 7.5% 11.3%

上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。

脚質はスタートしてから1コーナーまでの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。

過去10年間で逃げ馬(4コーナー先頭)が勝ったことは1度も無く、2着に残った馬もいません。

これだけ逃げ馬が残らないとなると、追い込み馬が台頭しているのかと思ってしまいますが、データをみると追い込み馬もそこまでは勝てていません。

データを見ていると好位から抜け出す馬が好成績を残しており、道中で脚を溜めらるタイプ、瞬発力のような一瞬の切れ味よりも、東京の直線を生かした良い脚を長く使えるタイプの方が良いように感じます。

C・ルメール騎手に注目!

騎手と成績
騎手 成績 勝率 連対率 複勝率
ルメール 2-0-1-2 40.0% 40.0% 60.0%
デムーロ 1-1-1-2 20.0% 40.0% 60.0%
戸崎圭太 0-4-2-1 0.0% 57.1% 85.7%
石川裕紀 0-0-2-5 0.0% 0.0% 28.6%
大野拓弥 0-0-2-2 0.0% 0.0% 50.0%

上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。

データを見るとルメール騎手デムーロ騎手といった外人ジョッキーが好成績を残しています。

過去10年間で勝ち馬こそありませんが、複勝率では外人ジョッキーを凌ぐ85.7%をマークしているのが戸崎圭太騎手、馬券的にみれば複勝率が50%以上あれば、どんな馬に騎乗していても、押さえておいた方が取りこぼしが無くなると思います。

また秋競馬は、海外から短期免許を取得して、日本競馬に参戦してくるジョッキーも注目です。

関西の厩舎に注目!

調教師と成績
調教師・厩舎 成績 勝率 連対率 複勝率
木村哲也厩舎 2-0-0-0 100% 100% 100%
国枝栄厩舎 1-1-0-6 12.5% 25.0% 25.0%
角田晃一厩舎 1-1-0-0 50.0% 100% 100%
友道康夫厩舎 1-0-4-9 7.1% 7.1% 35.7%
宮徹厩舎 0-2-0-2 0.0% 50.0% 50.0%
戸田博文厩舎 0-2-0-1 0.0% 66.7% 66.7%

上記のデータは過去10年間の調教師と成績をまとめたものです。

美浦所属の木村哲也調教師と栗東の角田晃一調教師が好成績を残しています。

この2厩舎の共通点は同じ馬でこの成績を残しており、木村哲也調教師はオーソリティで2020年と2021年を連覇、角田晃一調教師はムイトオブリガードで2018年2着、2019年は勝利しています。

宮徹厩舎も昨年2着のマイネルウィルトスで2021年と2023年に馬券圏内に好走、そう考えると真にアルゼンチン共和国杯を得意としているのは友道康夫厩舎、2016年に勝ったシュバルグランを含め、馬券圏内に好走しているのは全部違う馬なので、今年も出走させてくるようなら要注意です。

【ポイント②】血が騒ぐ!アルゼンチン共和国杯

距離に対応できるスタミナタイプに注目!

種牡馬と成績
種牡馬 成績 勝率 連対率 複勝率
ハーツクライ 2-2-1-15 10.0% 20.0% 25.0%
オルフェーヴル 2-0-0-6 25.0% 25.0% 25.0%
スクリーンヒーロー 1-2-1-2 16.7% 50.0% 66.7%
ノヴェリスト 1-1-0-1 33.3% 66.7% 66.7%
キングカメハメハ 1-0-3-10 7.1% 7.1% 28.6%

上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。

データを見て驚いたのは、直線の長い東京の芝コースなのにディープインパクト産駒が入っていないということです。

好成績を残している血統を見てみると、勝負根性に優れているハーツクライ産駒やスタミナ型のオルフェーヴル産駒、スクリーンヒーロー産駒、ルーラーシップ産駒などが好調のようです。

好成績を残している種牡馬を見る限り、スピードや瞬発力よりもパワーやスタミナに優れた血統が狙い目かもしれません。

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うま泉教授、アルゼンチン共和国杯の買い目と見解!

■本命馬⇒スティンガーグラス
■穴馬⇒ボルドグフーシュ
■対抗馬⇒ホーエリート

◎⑱スティンガーグラス
○⑪ホーエリート
▲⑦シュトルーヴェ
△⑤セレシオン
△⑥ディマイザキッド
△⑯ニシノレヴナント
△③ローシャムパーク
☆⑭ボルドグフーシュ

◆3連複フォーメーション
1頭目:⑱
2頭目:⑪⑭
3頭目:⑪⑭⑦⑤⑥⑯③
合計点数:11点

◆3連単フォーメーション
1着馬:⑱
2着馬:⑪⑭⑦⑤
3着馬:⑪⑭⑦⑤⑥⑯③
点数:24点

◆3連単フォーメーション
1着馬:⑪⑭
2着馬:⑱
3着馬:⑪⑭⑦⑤⑥⑯③
点数:12点

合計点数:36点

本命馬はスティンガーグラスです。

デビュー戦から9戦して【5-1-0-3】と底を見せてないスティンガーグラス、前走の札幌日経賞では、小回りコースの札幌競馬場、1000mが1分3秒8のスローペースを、後方8番手から一気の末脚で差し切って見せました。 能力がないとなかなか勝ち切ることが難しい馬ですが、重賞競走を勝てる能力を備えております。 前走見せた末脚が今回も見られるようなら、勝てる力を持っているので本命馬にしました。 逆転候補の1番手はホーエリート、今年で4歳になる牝馬、既に中山牝馬ステークス2着、目黒記念2着は力を証明、先に抜け出していまえば追ってこない可能性も含め期待しています。 もう1頭はボルドグフーシュ、2022年に菊花賞2着、続く有馬記念でも2着し実力は折り紙付き、持ち前のスタミナを生かして走れば、逆転のチャンスがあるとみて逆転候補に抜擢しました。

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