2025/10/11 - データと血統で当てる!うま泉教授の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉教授です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
目次
今週は東京競馬場の芝1800mでアイルランドトロフィー[G2]が行われます。
昨年までアイルランドトロフィー府中牝馬ステークスとして行われていた競走が、今年から府中牝馬ステークスは6月に開催され、今までのアイルランドトロフィー府中牝馬ステークスがアイルランドトロフィーという名称で行われます。
優勝馬にはエリザベス女王杯の優先出走権が与えられるので、本番を占う上でも重要な一戦となります。
東京競馬場の芝1800mのスタート地点は2コーナー付近に設けられたポケット地点、バックストレッチ後半の起伏を越えて3コーナー途中までは下り勾配となりゴール前の直線は525.9メートル、直線入口から残り300メートル地点まで高低差2メートルの上り坂が続き、最後は平坦な直線を走り切ってゴールとなります。
先週の毎日王冠は少頭数だったので前残りの競馬になりましたが、アイルランドトロフィーは16頭立てなので、もう少しペースにメリハリが出てくると思うので注意が必要です。
まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
アドマイヤマツリ | 牝4歳 | 55 | 宮田敬介 |
アンゴラブラック | 牝4歳 | 55 | 尾関知人 |
アンリーロード | 牝5歳 | 55 | 茶木大樹 |
エープラス | 牝7歳 | 55 | 池上昌和 |
カナテープ | 牝6歳 | 55 | 堀宜行 |
キャットファイト | 牝4歳 | 55 | 上原博之 |
サフィラ | 牝4歳 | 56 | 池添学 |
セキトバイースト | 牝4歳 | 55 | 四位洋文 |
セフィロ | 牝5歳 | 55 | 菊沢隆徳 |
ドゥアイズ | 牝5歳 | 55 | 庄野靖志 |
ピースオブザライフ | 牝5歳 | 55 | 野中賢二 |
フィールシンパシー | 牝6歳 | 55 | 小島茂之 |
ホウオウラスカーズ | 牝7歳 | 55 | 高木登 |
ボンドガール | 牝4歳 | 55 | 手塚貴久 |
ライラック | 牝6歳 | 55 | 相沢郁 |
ラヴァンダ | 牝4歳 | 55 | 中村直也 |
リラボニート | 牝4歳 | 55 | 須貝尚介 |
昨年は2番人気のブレイディヴェーグが中団から32秒8の末脚で豪快に差し切り、エリザベス女王杯杯に続く、重賞2勝目のゴールとなりました。
2着には同じく後方にいた10番人気のシンティレーション、3着には中団から差してきた1番人気のマスクトディーヴァが入り、三連単は万馬券での決着となりました。
スタートしてからの800mが46秒9、1000m通過が58秒7、思ったよりもペースが上がらずスローペースで流れ、直線は瞬発力勝負となり、最速の上りをみせた2頭が1着、2着となりました。
今年はどんなペースになるのか、平均ペースで流れたとしても直線は瞬発力勝負になるので、切れるタイプの馬は要注意です。
前走レース | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
クイーンS | 2-2-3-18 | 8.0% | 16.0% | 28.0% |
関屋記念 | 2-1-0-3 | 33.3% | 50.0% | 50.0% |
札幌記念 | 1-1-0-8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
ヴィクトリアM | 0-0-3-14 | 0.0% | 0.0% | 17.6% |
京成杯AH | 0-0-2-6 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
上記のデータは過去10年間の前走レースと成績をまとめたものです。
過去10年間のデータを見てみると、クイーンステークス組、関屋記念組が好成績を残しています。
ヴィクトリアマイルからの直行組は過去10年で1頭も勝てていないことを考えると、夏場にひと叩きした馬が好走しやすいということが分かると思います。
夏場に休養していた馬は、ココよりも先に目標がある可能性が高いので、夏場からの上り馬を狙っていくようにしましょう。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 3-2-1-4 | 30.0% | 50.0% | 60.0% |
2番人気 | 1-2-3-4 | 10.0% | 30.0% | 60.0% |
3番人気 | 1-0-1-8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
4番人気 | 2-1-1-6 | 20.0% | 30.0% | 40.0% |
5番人気 | 1-1-0-8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
6番~9番人気 | 1-3-3-32 | 2.6% | 10.3% | 17.9% |
10番人気以下 | 1-1-1-43 | 2.2% | 4.3% | 6.5% |
上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。
過去10年間のデータをみると、1番人気と2番人気の複勝率が60%と高く、10年間のうち半数の5年は3番人気以内の馬が勝っていることからも、上位人気の馬が強い重賞競走ということがいえると思います。
データ的に穴馬を狙うなら6番~9番人気の馬が狙い目だと思いますが、頭から狙うよりは相手やヒモ候補として狙うのが良いでしょう。
馬券的に穴を狙うなら、穴馬ではなく裏目などから高配当を狙う方が、好結果に繋がるような気がします。
単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1.0倍~2.9倍 | 1-1-1-1 | 25.0% | 50.0% | 75.0% |
3.0倍~4.9倍 | 2-2-3-7 | 14.3% | 28.6% | 50.0% |
5.0倍~9.9倍 | 4-2-2-17 | 16.0% | 24.0% | 32.0% |
10.0倍~19.9倍 | 1-3-1-25 | 3.3% | 13.3% | 16.7% |
20.0倍~49.9倍 | 2-2-3-32 | 5.1% | 10.3% | 17.9% |
50倍以上 | 0-0-0-23 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。
人気のデータのところで、上位人気が強い重賞競走ということをお伝えしたと思います。
それを踏まえて単勝オッズのデータを見てみると、過去10年間で単勝オッズ5倍~9.9倍の馬が4勝しています。
勝率では単勝オッズ3.0倍~4.9倍の馬を上回っており、馬券的な狙い目はこの辺りになると思います。
単勝オッズ5倍~9.9倍の馬を買う時は、裏目までしっかり押さえた方が、高配当を仕留める可能性が高くなるので注目しましょう。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 0-1-0-2 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
4歳 | 4-5-8-39 | 7.1% | 16.1% | 30.4% |
5歳 | 5-3-1-42 | 9.8% | 15.7% | 17.6% |
6歳 | 1-1-1-18 | 4.8% | 9.5% | 14.3% |
7歳以上 | 0-0-0-4 | 0.0% | 0.0 | 0.0% |
上記のデータは過去10年間の年齢と成績をまとめたものです。
データをみると過去10年間で5歳馬が5勝、4歳馬が4勝と若い世代の馬が好成績を挙げています。
サラブレットは4歳秋に完成するといわれるので、成長を遂げサラブレットとして完成形にたどり着いた馬の方が強いということがいえると思います。
ただ複勝率のデータをみてみると、3歳馬が33.3%と高い数値を残しているので、軸馬は4歳馬、5歳馬、穴を狙うなら3歳馬が狙い目になると思います。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 0-1-2-9 | 0.0% | 8.3% | 25.0% |
2枠 | 0-2-1-11 | 0.0% | 14.3% | 21.4% |
3枠 | 1-2-0-13 | 6.3% | 18.8% | 18.8% |
4枠 | 5-1-1-10 | 29.4% | 35.3% | 41.2% |
5枠 | 1-0-2-14 | 5.9% | 5.9% | 17.6% |
6枠 | 2-3-1-13 | 10.5% | 26.3% | 31.6% |
7枠 | 1-0-1-18 | 5.0% | 5.0% | 10.0% |
8枠 | 0-1-2-17 | 0.0% | 5.0% | 15.0% |
上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。
データをみると7枠、8枠といった外枠よりも、1枠、2枠といった内枠の馬の方が数値が良い感じが見られます。
細かく見てみると過去10年間で4枠の馬が5勝していて複勝率も41.2%でトップ、これに続くのが6枠の31.6%なので、正確には4枠~6枠の中枠が好成績となります。
進路が塞がったり、揉まれたりすることがなく、最短距離を走れないものの、コースロスが少なくて済む中枠が好枠になるので注意が必要です。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 2-1-0-7 | 20.0% | 30.0% | 30.0% |
先行 | 1-2-3-39 | 2.2% | 6.7% | 13.3% |
差し | 4-4-7-36 | 7.8% | 15.7% | 29.4% | 追い込み | 3-3-0-23 | 10.3% | 20.7% | 20.7% |
上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。
脚質はスタートしてから1コーナーまでの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
過去10年間で2頭の逃げ馬が勝っていますが先行有利に見えますが、追い込み馬が3頭勝っています。
展開有利に運ぶ方が有利なのか、東京の長い直線を活かせるほうが有利なのか難しい所ですが、先行馬よりも差し馬の方が好成績なのを考えれば、東京の直線を活かせるタイプ、瞬発力に優れた馬が有利になると思います。
直線一気とかしかできない大味な馬でも、瞬発力があれば突っ込んでくる可能性があるので注目しておきましょう。
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
岩田康誠 | 3-0-0-3 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
ルメール | 2-1-0-3 | 33.3% | 50.0% | 50.0% |
デムーロ | 1-1-0-4 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
田辺裕信 | 0-0-2-3 | 0.0% | 0.0% | 40.0% |
上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。
データをみると岩田康誠騎手、ルメール騎手、デムーロ騎手と関西のジョッキーが好成績を残しています。
言い方を変えれば、関東に遠征してくる関西馬が強いということになるので注意が必要です。
人気のない関西馬でも、関東に遠征してくる以上はそれなりに勝算があってのこと、注意しておいて損はないと思います。
調教師・厩舎 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
斎藤誠厩舎 | 1-1-1-2 | 20.% | 40.0% | 60.0% |
友道康夫厩舎 | 1-1-0-2 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
池添学厩舎 | 1-0-1-2 | 25.0% | 25.0% | 50.0% |
国枝栄厩舎 | 0-1-1-6 | 0.0% | 12.5% | 25.0% |
須貝尚介厩舎 | 0-1-1-1 | 0.0% | 33.3% | 66.7% |
上記のデータは過去10年間の調教師と成績をまとめたものです。
騎手データのところで、関東に遠征してくる関西馬と関西ジョッキーに注目という話をしたいと思います。
それを踏まえて調教師のデータをみてみると、友道康夫厩舎、池添学厩舎、須貝尚介厩舎は要注意です。
今年の出走馬ではリラボニート(須貝尚介厩舎)、サフィラ(池添学厩舎)の2頭は注目です。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 2-1-0-28 | 6.5% | 9.7% | 9.7% |
ハーツクライ | 1-2-0-5 | 12.5% | 37.5% | 37.5% |
ロードカナロア | 1-1-0-1 | 33.3% | 66.7% | 66.7% |
ステイゴールド | 1-0-1-7 | 11.1% | 11.1% | 22.2% |
ヴィクトワールピサ | 1-0-1-0 | 50.0% | 50.0% | 100% |
オルフェーヴル | 0-1-2-4 | 0.0% | 14.3% | 42.9% |
メイショウサムソン | 0-1-1-2 | 0.0% | 25.0% | 50.0% |
クロフネ | 0-1-1-0 | 0.0% | 50.0% | 100% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
レース概要等で瞬発力に優れた馬が好走しやすいという話をしたと思います。
これを踏まえて種牡馬のデータを見てみると、ロードカナロア産駒、クロフネ産駒は注目した方が良いと思います。
今年の出走馬では、カナテープがロードカナロア産駒なので注目です。
予想の記事でスプリンターズSの大的中を紹介していたneosが今度は無料予想でも魅せてくれました♪
neos(https://www.neoskeiba.jp/)
【10/5結果】
3連複 8-9-10 ⇒8,160円 的中!
ワイド 1-9 ⇒7,500円 的中!
毎日王冠で軸として推奨されていたのは1人気のサトノシャイニングだったけど、2列目には上位人気の中で一番人気がない中で勝利を挙げたレーベンスティールをチョイスしているのがグッドだね!
2列目までのフォーメーションで少ない点数でも当たっている完璧な予想なんだけど、3列目にはうま吉も穴馬として推奨していたジェイパームスを選んでいるのがニクイね~笑。
ワイドの予想はいつものneosらしさ全開のドンズバの買い目で、片方は外れていてもオッズを考慮した予想でトリガミを回避しながら回収率の底上げが出来ています♪
neosの無料予想は本当に当たるから、初心者の方でも玄人の方でもぜひ利用してみてね!
■本命馬⇒カナテープ
■穴馬⇒ラヴァンダ
■対抗馬⇒ボンドガール
◎⑦カナテープ
○⑧ボンドガール
▲①アドマイヤマツリ
△⑪セキトバイースト
△②アンゴラブラック
△⑤リラボニート
△⑬サフィラ
☆⑮ラヴァンダ
◆3連複フォーメーション
1頭目:⑦
2頭目:⑧①
3頭目:⑧①⑪⑮②⑤⑬
合計点数:11点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑦
2着馬:⑧①⑪⑮
3着馬:⑧①⑪⑮②⑤⑬
点数:24点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑧①
2着馬:⑦
3着馬:⑧①⑪⑮②⑤⑬
点数:12点
合計点数:36点
本命馬はカナテープです。
同じ距離で行われた先週の毎日王冠、先行した3頭の決着だったので先行有利に思い勝ちだが、先行した3頭も33秒台の上りで走っており、見た目は前残りにみえる競馬だが、実際は瞬発力が問われていたということがいえると思います。
今週も同じように直線で瞬発力が問われるレースになると思いますが、それと同時にアイルランドトロフィー16頭立てペースがもう少し早くなると思われます。
中団ぐらいで33秒台前半の上りができる馬が馬券に絡んでくると思うので、瞬発力に優れたカナテープを本命馬にしました。
前走の関屋記念では最後方から32秒5の末脚を使っており、無理にポジションを取りにいかず、直線まで脚を溜めてれば好勝負になるとみて期待しています。
逆転候補の1番手はボンドガール、こちらも瞬発力は相当なもの、直線で本命馬がもたついた時に、先に抜ける可能性があるので、逆転候補の1番手にしました。
もう1頭はアドマイヤマツリ、まだ底をみせてない4歳馬、前走のヴィクトリアマイルも勝ち馬から0.3秒差の7着なら着差ほど負けてない、絶好枠を引いたので一発あるならこの馬と見て逆転候補に抜擢しました。