- ☆イルーシヴパンサー（久保田貴士厩舎）
- マイルCSで6着入線してここに挑んでくる馬だね♪若い時は相当なキレ味で素晴らしい決め手のある馬という印象だったけど、最近の内容を見ているとマイルでトップレベル相手に速い時計での決着となると、どうしてもジリっぽくなってしまうんだよね！この馬が連勝を飾っていた時って上がり3ハロンのラップの刻み方が11.2-11.4-12.0のようなゴールに近づくに連れて段々と減速しているような展開だけでしょ？じっくりと溜めてあげれば最後は良い脚を使えるから、時計的に限界のありそうなマイルよりも距離を伸ばして追走に余力を残しつつ終いに懸ける競馬をしたほうが、重賞ならチャンスはあるんじゃないかな？昨年のこのレースでもスムーズなら突き抜けていたかもしれないと思えるほどパフォーマンスが高かったからね♪
- うま吉がイルーシヴパンサーの課題としてずっと挙げてきた舌を出して集中して走れない面なんだけど、調教で変わり身を見せていたとしてもレースだと毎回出てしまっています！ただ、それでも前走は良い脚で伸びてきたでしょ？もし仮にその課題を今回も見せてしまったとしても、距離延長と上がりが掛かるコース形態で”集中力を欠いた差し脚でも上位争い出来る”可能性は高いと思うんだ♪過去に遅いペースでじっくり運んだ時は舌を出さなかったし、昨年とは違って前半にゆったり入ればその課題は出ないかもしれません！脚が溜まっている状態で仕掛けると加速しつつ頭の位置がグンと沈むようなトップフォームを見せてくるから、立ち回り次第ではマイルで見せているような速い脚をこの条件でも変わりなく披露出来るはず…距離延長はかなりポジティブに捉えて良いんじゃない？
- 1週前の追い切りは美浦のウッドコースで6ハロン83.3秒、ラスト1ハロン11.3秒を外めを回って馬なりで計時してきました♪調教の時計の出し方を見ても、全体が遅い時と速い時とで終いの質に極端に差があるし、ゆったり入った時のほうがラストに良い脚を使えているね！2週前は全体で85秒台とかなり遅いラップを刻んでいても最後の1ハロンは10.8秒という自身最速の脚を重馬場で使ってきました！G1でも勝ち負け出来るほどの脚力があるせいで変に小脚を使ってパフォーマンスを落としてきた馬だけど、もう一度じっくり構えて分かりやすく自分の持ち味である終いの脚を押し付ければ再度重賞を勝てる逸材だと思います♪
- ☆ソーヴァリアント（大竹正博厩舎）
- マイルCSで12着入線してここに挑んでくる馬です♪内の馬場が悪くミドルペースながら前が総崩れした差し馬有利の展開で、スタートしてつまづきながらリカバリーに脚を使って、前半に溜めるところを作らずに前を追いかけ続ける組み立てをしちゃうと流石にノーチャンスかな！笑。別に溜めて良さが出るタイプでもないし、トビが大きい馬だからなるべく流れに乗せたいのは馬の持ち味を理解した完璧な立ち回りではあるけど、逆にそのマイルのトップレベル相手だとペース的に忙しい自身の走法が仇となったって感じだね！早めに余力が無くなったけど直線を向くまでは良い手応えに見えたし、仕掛けてからも一旦は先頭に立ちそうな見どころのある競馬は出来ていました！手前を変えずにフットワークも小さくなってバテてしまったけど、それでもそんなに負けていないのが能力が高い証拠で、スムーズなら巻き返してくると思います！
- 長く良い脚が使える馬でハイペース適正も高く、阪神の2000ｍの歴代2位の走破タイムをマークしたことがあるようにポテンシャルは相当なんだけど、昨年負けた鳴尾記念で見せたミドルペースで行きたがる面や低調だったパフォーマンスを考えると、2000ｍだとハイペースで周りも苦しい展開だと底力やフットワークの質から好走出来るけど、他が速い脚を使える状況かつ前進気勢を見せて折り合えずに終いに余力がないというのは、2000ｍがそもそも長かったんじゃないかな？G1を勝てる馬だと評していたルメール騎手も1800ｍまでというコメントを残していたし、マイルだとペースに慣れていないのかここ2走はかなり忙しそうにしているから、スムーズにリズムを作って気持ち良く競馬をするなら1800ｍがベストだと思います♪昨年の凡走は調教で抜群の動きを披露していたのに何故か当日は太かったからで、調整も問題無ければ普通に勝ち負けだろうね♪
- 1週前の追い切りは6ハロン79.9秒、ラスト1ハロン11.3秒を終い強めに追って計時してきました♪左回りだと手前の関係で右回りほどスムーズに回ってこれないし、直線で見せるフットワークの質も迫力不足に感じることが多かったのに、今回は特にトモの力強さが抜群で明らかにグリップ力が増してきています！馬自身は成長に伴って緩さは改善されてはいたんだけど、ハマるのが遅かったりとか捌きをダラッと見せたりとかは状態が整っていない時は見せていたから、1週前時点でこれなら当週だとまた更にグッと良くなっているんじゃないかな！もう少し前捌きが柔らかくなってストライドを伸ばせるようになれば完璧だね♪
- ☆ヒシイグアス（堀宣行厩舎）
- 香港カップで3着入線してここに挑んでくる馬だね♪コーナーの出口付近で内にいた馬に外に弾かれてタイトに回ってこれなかったのもそうだけど、直線に入ってからも絶妙に馬体をぶつけられていて、手応えに余裕があるから締め出しながら出来るだけスピードを殺さずに極力ロスがない範囲でギリギリのところまで差を詰めてきたけど、この細かい不利が無ければ勝っていたんじゃないかな？8歳と高齢馬ながら数を使っていないから、前走のパフォーマンスを見てもまだまだトップレベルでやれることを証明して見せたし、ここ2年連続で中山記念を制していることと、香港カップで圏内争いを演じていることを考慮すると、得意なコースだと素晴らしいパフォーマンスを見せるタイプ…中山記念の出走機会3連覇も十分可能だと思うね♪
- 昨年は抜群の状態の良さだった大阪杯では見どころのないパフォーマンスで、秋の天皇賞でも9着と結果を残せなかったけど、どちらもこの馬にとっては速い時計での決着となった共通点があります！札幌記念は後方から持ち前の持続力を存分に発揮して追い込んで来たけど、緩い馬場に脚を取られて返し馬の段階からノメっていました！極端に時計が速くならない良馬場でのレースであれば、実は古馬になってから一度も馬券外に飛んでいません♪2000ｍの時計勝負は合わないけど、中山の1800ｍはレコードタイで勝利したこともあるように、恐らくこの馬のベストの距離もこれくらいなんだと思います！キレるタイプではないし、上がりが掛かるレースに出走し続けているから距離適性の判断は難しかったと思うけど、時計は嘘をつかないし過去のパフォーマンスを見ても2000ｍだとペース次第で反応自体無いこともあったくらいだからね！
- 1週前の追い切りは美浦のウッドコースで6ハロン82.5秒、ラスト1ハロン11.1秒を終い強めに追ってマークしてきました♪併せた僚馬には手応えも伸び脚も劣っていたけど、それでもこれだけの速い脚を使っているからそう気にしないで良いと思います！今回は休み明けでも仕上がりは良いと陣営は言っているけど、本当に良く見えた昨年の大阪杯の時と比べると、やっぱり今回はまだちょっと左右のバランスが整っていないようには感じるかな！まだ1週前だし、しっかりやったことで当週にその部分が改善されて来ていると良いね♪息遣いは整っているとのことで、最終追いでは動きの質を見て力を発揮できるかどうかを判断したいと思います♪
中山記念の好調教馬ピックアップ♪
中山記念のうま吉の追い切り評価はこのようになりました♪
SS評価
ボーンディスウェイ
S+評価
ソーヴァリアント
ホウオウリアリティ
レッドモンレーヴ
S評価
イルーシヴパンサー
ソールオリエンス
ドーブネ
今回はこの中から…ボーンディスウェイを紹介！
ボーンディスウェイ【牧光二厩舎】
美浦 ウッド 79.1 64.4 50.0 36.5 11.6 馬なり
前走の中山金杯の時も単独トップ評価にしたんだけど、短期放牧明けの今回はその時よりもさらに動きが良くなってきています♪いつものように木幡巧也騎手が付きっきりで追い切りに跨っているんだけど、最終追い切りでマークしたこの時計は自己ベストを大幅に更新するもので、優秀な全体時計を余力残しの全くの馬なりで叩き出しつつ終いも良い時計でまとめてきているというのは今までに無かったこと…文句無しの仕上がりだと思うね！
チークを着けてからは他馬を気にして加速する際に頭を高く上げて走りが噛み合わない面は多少改善傾向にあるんだけど、それでもまだ仕掛けてからのバランス面には良化の余地を残していました♪ところが今回は本当に終始安定したフットワークのリズムを最後まで維持出来ていて、軸がブレずに芯の入った走りをしていたのが印象的でした！いつも以上にスピードが乗るのが速かったのはそのおかげもあると思います♪
今回の調教の動きが出来るのであれば、レースでもう少し早めにスピードに乗せてあげた方が直線に入ってモタモタしないという感触も得られただろうし、前走の仕掛けのタイミングを悔やんでいたこの鞍上なら、動きの良さを実践にしっかりと結びつけてくれるはず！最終追いを単走というのは初めてというか、そもそも時計を出す内容をやってる時に単走だったことがない馬だし、1頭で走っているからこそ動けたという可能性は否定出来ないにしても、併せ馬で見せるストライドの質と今回の単走で見せたストライドの質に変化がなかったことから、むしろチークの効果で走りが安定してきたという何よりの証拠と言えるんじゃない？
中山記念で激走する！うま吉渾身の穴馬を紹介♪
ホウオウリアリティ【高木登厩舎】
AJCCで11着入線してここに挑んでくる馬だね♪3走前に不良馬場のレースを勝利してオープン入りを果たしていたし、前走は調教の動きからも追った時に走りが噛み合わずにトップフォームに入るまでにモタモタしている面が改善されていたこともあって、穴馬として期待していたんだけど、逆に走りのバランスが以前よりも良くなって走りに安定感が出たからこそあまりに緩い馬場だとかえってリズムを悪くしてしまう面が強く出ちゃっていました！直線では踏み込みの力強さを感じられなくて、全く反応出来ていなかったから結果は度外視して良いと思います♪前走ほど極端に悪くならなければ巻き返しが見込めるんじゃないかな？
持ち味的には長く良い脚を使うタイプという印象なんだけど、追い出してからは頭が高いピッチの利いた走りをするんだよね！長く追っているとストライドが伸びてワンペース気味のフットワークに変わるから、中身が伴ってくれば加速の速さと持続力の走法が備わったハイレベルな終いを繰り出せるはずなんだよ♪1800ｍという距離もうま吉的には長い距離よりも合いそうなイメージで、2000ｍ以上のレースとなると自分から動き出すとラストは甘くなってきた過去があるし、この馬自身が最速の上がりをマークしたレースは1800ｍ戦だからね！ペース的には流れた方がこの馬にとっては競馬がしやすいだろうから、成長した今のトップフォームをきっちりと引き出すことが出来れば、このメンバー相手でもワンチャンスあってもおかしくないかな！
当週の追い切りは美浦のウッドコースで5ハロン68.1秒、ラスト1ハロン11.6秒を馬なりで計時してきました♪前走時とは違ってラストに追っていないんだけど、コーナーを回ってきて直線に向いた瞬間の脚元のバタつきは今回は一切見られなかったのはグッドだね♪重馬場ながら減速することなくスッと動けているし、追えば瞬時に反応して僚馬を突き放せそうなほど手応えは良く見えました！前走は少し重心が高めで浮いたような走りをしていたけど、今回のフットワークはしっかりと芯の通ったというが馬体全体の上下運動が激しく見えた点も解消されて、むしろ雰囲気は前走時以上かもしれません～
うま吉の中山記念の見解♪
■本命馬⇒ボーンディスウェイ
■穴馬⇒ホウオウリアリティ
■注⇒マテンロウスカイ
◎⑫ボーンディスウェイ
◯⑥イルーシヴパンサー
▲②ソーヴァリアント
△①レッドモンレーヴ
△③ソールオリエンス
△⑤ヒシイグアス
△⑧マテンロウスカイ
☆⑯ホウオウリアリティ
3連単軸2頭マルチ
軸：⑥⑫
相手：①②③⑤⑧⑯
点数：36点
ワイド軸1頭流し
軸：⑯
相手：②⑥⑫
点数：3点
ボーンディスウェイとイルーシヴパンサーの2頭軸マルチで勝負します♪
ボーンディスウェイは2000ｍのロンスパ戦だった前走の後半の速いペースですら仕掛けのタイミングでモタつくところを見せていたでしょ？スローからの決め手比べの形になると動ききれない面が出ちゃうけど、距離短縮をして追走スピードが上がると改善しそうな印象なんだよね！状態もめちゃくちゃ良いから、前有利の馬場で自分のフットワークを披露出来れば好走してくると思います♪
もう1頭の軸にしたイルーシヴパンサーは、上述したように距離を伸ばした方がパフォーマンスは上がると思っていた馬だし、じっくり運んでくれればマイルで見せてきた良い決め手をこの条件でも披露出来るはず！昨年不利を受けてまともに追えずに落としてしまったこの1戦で巻き返しに期待だね♪
ソーヴァリアントはちょっと枠がどうかなとは思うね…並び的には良いんだけど、外にいる前に行きたい馬の出方次第では内に押し込められて窮屈なストライドを強いられる可能性もあるし、その分で単穴評価としました！
レッドモンレーヴやソールオリエンスは状態はそこそこでも、久しぶりのコーナー4つとなる前者や、テンに位置を取れないのに馬群を捌いて伸びてくる印象もない後者で勝ちに行くと甘くなりそう♪
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今回紹介するのは…【横綱ダービー】です！
土曜日の京都の最終レースを3連単で予想して、2-3-8人気の組み合わせをヒモ荒れで的中した～とかそんな単純な話ではなく、このクラスを突破出来そうな実力馬が半数以上いたレベルの高い1戦だったというのがミソなんだ♪
ハイペースで前残りの決着ではあるけど、勝ち馬と2着馬は好位からそつなく立ち回った人気馬が能力の高さで押し切っていて、注目したいのが3着から5着に入った穴馬の3頭…
この3頭はそれぞれ逃げ馬、中団前め、後方一気と全く違う脚質だからそもそもその位置で競馬をした馬の中では上位の能力を持っていたのに人気になっていないってことでしょ？
横綱ダービーはその人気薄の3頭をすべて相手に選べているから、要はハイペースで力のない馬の好走が難しい決着で能力上位を見極めることが出来ていたことになります♪配当はそう高くはない中でもうま吉が感心した理由はここだね！
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