2025/09/20 - データと血統で当てる!うま泉教授の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉教授です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
まだまだ暑さは続きますが、秋競馬は深まってきており、来週は中山競馬場の芝1200mでスプリンターズステークス[G1]が行われます。
次週から秋のG1競走がスタートする中、今週は中山競馬場で天皇賞秋への優先出走権をかけた産経賞オールカマー[G2]が行われます。
まずはいつものように、中山競馬場のコース形態から振り返っていきましょう。
中山競馬場は内回りと外回りコースがありますが、京都競馬場や阪神競馬場の外回りコースは3コーナーから内回りと外回りに分かれますが、中山競馬場の場合は向こう正面の入り口で分かれ3コーナーで合流という特殊なコースをしています
中山競馬場の芝の外回りコースは一周1,839.7m、コース全体の高低差は内回り、外回り共に5.3メートル、中央競馬の競馬場10場の中で、最も高低差のある競馬場、ゴール前の直線には心臓破りの急坂があり、非常にタフなコースとして有名です。
オールカマーが行われる芝2200mは4コーナーの入り口がスタート地点、スタートしてから400mでゴール板を通過し、外回りコースを1周してゴールとなります。
スタートしてからゴール前の急坂を2度駆け上がることになるので、スタートから先行争いが激しくなると、直線で一杯になる馬も出てくるので注意が必要です。
今週もデータと血統から勝ち馬を導いていきますので、最後までお付き合いいただければと思います。
昨年のオールカマー、血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。
まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
クロミナンス | 牝8歳 | 57 | 尾関知人 |
コスモキュランダ | 牡4歳 | 57 | 加藤士津八 |
シュバルツクーゲル | 牡4歳 | 57 | 鹿戸雄一 |
ドゥラドーレス | 牡6歳 | 57 | 宮田敬介 |
フェアエールング | 牝5歳 | 55 | 和田正一郎 |
ホーエリート | 牝4歳 | 55 | 田島俊明 |
ヨーホーレイク | 牡7歳 | 58 | 友道康夫 |
リカンカブール | セ6歳 | 57 | 田中克典 |
リビアングラス | 牡5歳 | 57 | 矢作芳人 |
レガレイラ | 牝4歳 | 57 | 木村哲也 |
ワイドエンペラー | 牡7歳 | 57 | 藤岡健一 |
昨年は4番手から1番人気のレーベンスティールが抜け出し、後続の追撃を押さえ重賞3勝目を挙げました。
2着には逃げた10番人気にアウスヴァールが逃げ残り、3着にも2番手で追走した12番人気のリンカンブールが入り、三連単は8万超えの万馬券決着となりました。
前半1000mの通過が1分1秒フラット、ラップタイムをみると2ハロン目に11秒台のラップを刻んでいますがそれ以外は12秒台なので、平均ペースですが前半はゆったりとした流れだったように感じます。
展開的には後半の末脚勝負、ゆったりとしたペースだったので、先行力がアドバンテージとなり、逃げ・先行馬がそのまま残ったのだと考えられます。
今は11頭と少頭数なので、昨年と同じような展開になる可能性が高いので、先行する馬には注意が必要です。
前走レース | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
宝塚記念 | 2-2-1-9 | 14.3% | 28.6% | 35.7% |
天皇賞(春) | 2-1-0-7 | 20.0% | 30.0% | 30.0% |
函館記念 | 1-0-1-7 | 11.1% | 11.1% | 22.2% |
札幌記念 | 0-2-0-8 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
目黒記念 | 0-0-3-3 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
上記のデータは過去10年間の前走レースと成績をまとめたものです。
秋のG1競走へのステップレースとして行われるオールカマー、データを見ても前走でG1競走を使っている馬が好成績を残しているようです。
うま泉教授が注目しているのは、前走で天皇賞(春)や宝塚記念を使っているメンバーです。
夏場は英気を養って秋にG1競走を狙っており、100%の仕上げではないものの、走れる状態であれば好勝負になると思うので注目しています。
天皇賞(春)や宝塚記念で思うような成績が挙げられなかった馬は、穴馬としても注目です。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 3-3-0-4 | 30.0% | 60.0% | 60.0% |
2番人気 | 1-1-1-7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
3番人気 | 1-3-3-3 | 10.0% | 40.0% | 70.0% |
4番人気 | 2-0-0-8 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
5番人気 | 3-1-0-6 | 30.0% | 40.0% | 40.0% |
6番~9番人気 | 0-1-5-34 | 0.0% | 2.5% | 15.0% |
10番人気以下 | 0-1-1-42 | 0.0% | 2.3% | 4.5% |
上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。
データを見ると1番人気、3番人気の複勝率が60%を超えており、5番人気でも複勝率40%と上位人気の馬が好成績を残しています。
また5番人気の馬が過去10年間で3勝(2017年ルージュバック、2020年センテリュオ、2022ジェラルディーナ)しており、ピンポイントで狙うなら5番人気の馬を狙ってみるのも面白いかもしれません。
さらに近年は1番人気が馬券圏内から外れており高配当になるケースがよくあり、二桁人気のような大穴の馬が突っ込んでくるのでははく中穴の馬が絡んだり、着順が入れ替わっての高配当が多いので、穴馬を狙うなら5番人気~9番人気の中穴を狙う方が良さそうです。
単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1.0倍~2.9倍 | 3-2-0-5 | 30.0% | 50.0% | 50.0% |
3.0倍~4.9倍 | 1-3-2-4 | 10.0% | 40.0% | 60.0% |
5.0倍~9.9倍 | 4-2-2-10 | 22.2% | 33.3% | 44.4% |
10.0倍~19.9倍 | 2-1-3-16 | 9.1% | 13.6% | 27.3% |
20.0倍~49.9倍 | 0-2-2-25 | 0.0% | 6.9% | 13.8% |
50倍以上 | 0-0-1-44 | 0.0% | 0.0% | 2.2% |
上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。
人気のデータでお伝えしたように、オールカマーは上位人気の馬が馬券圏内に好走しやすいということをお伝えしたと思います。
しかしオッズを見てみると、単勝オッズ1.0倍~2.9倍の馬でも、過去10年間で5頭の馬が負けており、複勝率も50.0%と信頼に値する数値ではないと思います。
また過去10年間で単勝50倍以上の馬が馬券圏内に好走したのは、昨年の3着馬リンカンブール(単勝オッズ59.8倍)の1頭だけです。
人気のデータの所で穴を狙うなら6番人気~9番人気という話をしましたが、単勝オッズが50倍以上になるようなら、割り引いて考えていいと思います。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
4歳 | 6-4-3-13 | 23.1% | 38.5% | 50.0% |
5歳 | 4-3-5-39 | 7.8% | 13.7% | 23.5% |
6歳 | 0-3-1-26 | 0.0% | 10.0% | 13.3% |
7歳以上 | 0-0-1-26 | 0.0% | 0.0% | 3.7% |
上記のデータは過去10年間の年齢と成績をまとめたものです。
過去10年間で3歳馬の出走が無かったのでデータがありませんが、データを見る限り6歳、7歳以上の馬よりも、若い世代の馬の方が好成績を残しているようです。
勝ち星を見てみると、過去10年で4歳馬が6勝、5歳馬が4勝、勝つのは4差馬か5歳馬のどちらかなので、中心はこの2世代(4歳馬、5歳馬)と考えていいと思います。
馬券の組み立ても4歳馬、5歳馬を中心に考えて、穴で6歳馬ぐらいの気持ちで良いと思います。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1-5-0-6 | 8.3% | 50.0% | 50.0% |
2枠 | 2-2-1-10 | 13.3% | 26.7% | 33.3% |
3枠 | 2-1-1-11 | 13.3% | 20.0% | 26.7% |
4枠 | 1-1-1-13 | 6.5% | 12.5% | 18.8% |
5枠 | 1-0-4-13 | 5.6% | 5.6% | 27.8% |
6枠 | 1-0-1-16 | 5.6% | 5.6% | 11.1% |
7枠 | 1-0-1-17 | 5.3% | 5.3% | 10.5% |
8枠 | 1-1-1-18 | 4.8% | 9.5% | 14.3% |
上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。
中山競馬場の芝2200mは4コーナーの入り口からスタートして、外回りコースを1周してゴール板を通過します。
中山競馬場の外回りコースは陸上競技のトラックのような形ではなく、おにぎりのような丸い形をしており、スタートから最短距離を走れる内枠が比較的優位な枠といって良いと思います。
データの複勝率を見ると、1枠が50.0%と一番高く、これに続くのが2枠(33.3%)、5枠(27.8%)、3枠26.7%の内枠、中枠です。
7枠、8枠といった外枠になると、内枠に比べかなり数値が落ちてきます。
重賞で好勝負しているような実績馬なら気にならないのかもしれませんが、実績のない上り馬にとっては、外枠は割り引いた方がいいかもしれません。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 1-2-0-7 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
先行 | 5-4-3-33 | 11.1% | 20.0% | 26.7% |
差し | 4-3-6-37 | 8.0% | 14.0% | 20.0% | 追い込み | 0-1-1-27 | 0.0% | 3.4% | 3.4% |
上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。
脚質はスタートしてから1コーナーまでの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
データを見ると過去10年間で逃げ切ったのは、2019年のスティッフェリオ(4番人気)、2着に粘り込んだのは2023年のタイトルホルダー(1番人気)、昨年の2着のアウスヴァールも逃げての2着です。
理想は枠番のデータの時にお伝えしたように最短コースを走れる先行馬、または瞬発力のある馬であれば、中団で折り合え脚が溜められる差し馬が狙い目となります。
派手な最後方からの追い込みはデータ的にも厳しいので、オールカマーの舞台では少し割り引きが必要かもしれません。
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
C・ルメール | 3-0-0-0 | 100% | 100% | 100% |
横山武史 | 2-0-0-1 | 66.7% | 66.7% | 66.7% |
戸崎圭太 | 1-1-2-4 | 12.5% | 25.0% | 50.0% |
田辺裕信 | 0-1-1-6 | 0.0% | 12.5% | 25.0% |
津村明秀 | 0-1-1-3 | 0.0% | 20.0% | 40.0% |
上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。
一番の注目は2021年にウインマリリン(2番人気)で勝利、昨年はジェラルディーナ(5番人気)で2勝している横山武史騎手と、2018年のレイデオロ(1番人気)、2023年のローシャムパーク(4番人気)、昨年のレーベンスティール(1番人気)で3勝しているルメール騎手です。
また美浦所属(関東)の戸崎圭太騎手も過去10年間で4回、馬券圏内(3着以内)に好走しており、安定感という観点からいけば戸崎騎手が一番かもしれません。
穴目で面白いのは田辺裕信騎手と津村明秀騎手、昨年、高配当の立役者となった10番人気アウスヴァール(田辺裕信騎手)、12番人気のリンカンブール(津村明秀騎手)に騎乗、今年も一発あるかもしれないので注目です。
調教師・厩舎 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
高野友和厩舎 | 2-0-0-1 | 66.7% | 66.7% | 66.7% |
田中博康厩舎 | 2-0-0-0 | 100% | 100% | 100% |
池江泰寿厩舎 | 0-2-1-4 | 0.0% | 28.6% | 42.9% |
国枝栄厩舎 | 0-1-1-3 | 0.0% | 20.0% | 40.0% |
宗像義忠厩舎 | 0-1-1-1 | 0.0% | 33.3% | 66.7% |
上記のデータは過去10年間の調教師と成績をまとめたものです。
データを見ると2勝しているのが、2015年に勝ったショウナンパンドラ(3番人気)、2020年に勝利したセンテリュオ(5番人気)と高野友和厩舎と、一昨年のローシャムパーク(4番人気)、昨年のレーベンスティール(1番人気)の田中博康厩舎、今年も出走させてくるようなら要注意です。
また栗東所属(関西)の池江泰寿厩舎も好成績を残しており、2勝している高野友和厩舎を含め、関西からの遠征馬は注意したいところです。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 2-4-2-13 | 9.5% | 28.6% | 38.1% |
スクリーンヒーロー | 2-0-0-4 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
ステイゴールド | 1-0-2-16 | 5.3% | 5.3% | 15.8% |
ハーツクライ | 0-1-1-10 | 0.0% | 8.3% | 16.7% |
ルーラーシップ | 0-1-1-2 | 0.0% | 25.0% | 50.0% |
ゴールドシップ | 0-1-1-0 | 0.0% | 50.0% | 100% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
芝のレースなのでディープインパクト産駒が好成績なのは言うまでもありませんが、その他を見てみると、スクリーンヒーロー産駒、ステイゴールド産駒など、スピードよりもスタミナタイプの産駒が好走しているようです。
うま泉教授が注目しているのはルーラーシップ産駒とゴールドシップ産駒、中長距離の芝で活躍している産駒ですが、スピードというよりはスタミナタイプの血統です。
急坂を2度駆け上がるタフなコース、スタミナ豊富な産駒を輩出する血統だけに、一発狙うならルーラーシップ産駒、ゴールドシップ産駒は面白いと思います。
リホラボが提供している重賞の3連複予想は本当にコンスタントに利益を生み出して来るね♪
リホラボ!(https://www.reholab.jp/)
【9/13結果】
3連複 2-11-12 ⇒12,500円 的中!
今回提供されていたのは土曜日に行われたチャレンジカップで、2番人気のオールナットが勝利を飾り、2着には1人気のグランヴィノスそして3着にはマイネルクリソーラがクビ差で入線するという堅い決着になっています!
ハンデ戦で人気も割れていたから、上位人気の組み合わせだったとしても3連複でも結構配当がつくのが良いところで、リホラボは勝利したオールナットを頭に据えながら、2列目と3列目で徐々に相手を広げながらズバッと的中してきています♪
リホラボの素晴らしいところは3連単で同じフォーメーションの馬券を組んでも的中しているところで、結構頻繁にこういうことがおきるから、3連複だけでなく3連単でもアレンジして購入してみるとかなり儲けを出すことも可能です!
人気馬ばかり選んでいるわけではなくて、今回で言うと10人気のヴェルテンベルクを3列目で推奨しているようにヒモ荒れにも対応した予想方法で、重賞の無料予想を見たい方はみんなもリホラボを参考にしてみてね!
■本命馬⇒レガレイラ
■穴馬⇒コスモキュランダ
■対抗馬⇒ヨーホーレイク
◎④レガレイラ
○⑦ヨーホーレイク
▲⑨ドゥラドーレス
△②リビアングラス
△⑤ホーエリート
△③クロミナンス
△⑩フェアエールング
☆①コスモキュランダ
◆3連複フォーメーション
1頭目:④
2頭目:⑦①
3頭目:⑦①⑨②⑤③⑩
合計点数:11点
◆3連単フォーメーション
1着馬:④
2着馬:⑦①⑨②
3着馬:⑦①⑨②⑤③⑩
点数:24点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑦①
2着馬:④
3着馬:⑦①⑨②⑤③⑩
点数:12点
合計点数:36点
本命馬はレガレイラです。
昨年の有馬記念で、場内を驚かせた牝馬レガレイラ、実はまだデビューしてから3勝しかしていませんが、その内の2つがG1競走(ホープフルステークス、有馬記念)という、特殊な実績の持ち主です。
レガレイラというと直線での豪脚、一気にまとめて差し切る瞬発力というイメージで間違っていないのですが、先行馬が直線で苦しくなるタフなコースほど、この馬の末脚が生きる舞台だと感じています。
今回は得意としている中山競馬場でのレース、少頭数ならコーナーで大きく外を回されることもないと思うので、レガレイラを本命馬にしました。
逆転候補の1頭目はヨーホーレイク、7歳になって衰えるどころか、2走前の大阪杯では後方から一気に追い込んで3着、古馬のG1競走でも戦える力がついており、安定感では本命馬を優る力を持っているので、逆転候補の1番手にしました。
もう1頭は穴馬に挙げたコスモキュランダ、タフなコースとはいえペースが緩めば昨年のような前残りの展開も十分ありえ、絶好枠の1枠1番、得意の中山コースで一発あるとみて逆転候補に抜擢しました。