2025/08/15 - データと血統で当てる!うま泉教授の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉教授です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
今週は真夏のG1競走ともいわれる札幌記念が、札幌競馬場の芝2000mでおこ行われます。
夏の古馬最強決定戦ともいえるこのレース、ここから秋の天皇賞を目指す馬もおり、目の離せない真夏のG2競走です。
いつものように札幌競馬場のコースを確認していきましょう。
札幌競馬場の芝コースは1周1640.9メートルとローカルの競馬場の中では長い方なのですが、4コーナーからゴール板までは266.1メートルと短く、これは函館競馬場の直線とほどんどかわりません。
1周距離が長いのに直線が変わらないということはどういうことか、簡単にいうと札幌競馬場はコーナー部分が他のローカル競馬場よりも長く、全体的に丸っこい形をしています。
高低差はほとんどなくほぼ平坦ですが、丸っこい形をしているので、コーナーワークが勝敗に大きく左右しくるので注意が必要です。
また札幌競馬場も函館競馬場と同じように洋芝が使われており、通常の芝コースよりも時計が掛かりやすく、スピードだけでなくパワーやスタミナが問われる競馬場になっています。
札幌記念のスタート位置は4コーナーを過ぎた直線の入り口付近、スタートして400mの直線を走り、芝コースを一周してゴールとなりますので、4つのコーナーをコースロスなく回れるかが大きなポイントなります。
今週もデータと血統から勝ち馬を導いていきますので、最後までお付き合いいただければと思います。
昨年の札幌記念、血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。
まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
アウスヴァール | セ7歳 | 58 | 昆貢 |
アラタ | 牡8歳 | 58 | 和田勇介 |
アルナシーム | 牡6歳 | 58 | 橋口慎介 |
ヴェローチェエラ | 牡4歳 | 58 | 須貝尚介 |
エコロブルーム | 牡4歳 | 58 | 加藤征弘 |
オールナット | 牡4歳 | 58 | 高野友和 |
ケイアイセナ | 牡6歳 | 58 | 平田修 |
ココナッツブラウン | 牝5歳 | 56 | 上村洋行 |
コスモキュランダ | 牡4歳 | 58 | 加藤士津八 |
シュヴァリエローズ | 牡7歳 | 58 | 清水久詞 |
シュトルーヴェ | セ6歳 | 58 | 堀宜行 |
ショウナンアデイブ | 牡6歳 | 58 | 高野友和 |
ステレンボッシュ | 牝4歳 | 56 | 国枝栄 |
トップナイフ | 牡5歳 | 58 | 昆貢 |
ハヤテノフクノスケ | 牡4歳 | 58 | 中村直也 |
ホウオウビスケッツ | 牡5歳 | 58 | 奥村武 |
ボーンディスウェイ | 牡6歳 | 58 | 牧光二 |
リビアングラス | 牡5歳 | 58 | 矢作芳人 |
昨年は5番人気のノースブリッジが2番手から後続の追撃を振り切り、重賞3勝目となる勝ち星を飾りました。
2着には好位から粘り込んだ3番人気のジオグリフ、3着には中団から伸びてきた4番人気のステラベローチェが入り、三連単は8万円超えの万馬券決着となりました。
前半1000mの通過が1分0秒5、重賞競走のペース的には平均ペース、勝ったノースブリッジの勝ち時計が1分59秒6という事は、後半の1000mは59秒1ということになります。
前半は12秒台のラップもありますが、後半の6ハロンは全て11秒台後半、平坦コース特有の一旦ペースが上がると落ち着かず、そのままのペースで流れています。
早めに仕掛ける馬がいれば、皆がロングスパートの持久力戦になりますし、仕掛ける馬がいなければ、内側を走れる馬がコースの利を生かして粘り込むのが札幌記念の流れになります。
今年はどんな展開になるのか、馬の実力以外のことも考えないと、仕留めるのが難しいレースといっても良いと思います。
前走レース | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
安田記念 | 2-3-1-5 | 18.2% | 45.5% | 54.4% |
クイーンE2世 | 2-1-0-2 | 40.0% | 60.0% | 60.0% |
大阪杯 | 1-0-1-6 | 12.5% | 12.5% | 25.0% |
宝塚記念 | 0-2-2-5 | 0.0% | 22.2% | 44.4% |
函館記念 | 2-1-1-30 | 5.9% | 8.8% | 11.8% |
目黒記念 | 1-1-0-4 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
上記のデータは過去10年間の前走レースと成績をまとめたものです。
データを見てみると条件戦からの上り馬では厳しく、重賞競走を使っているような実力馬が好走しやすいようです。
古馬なら安田記念組、大阪杯組や宝塚記念組、3歳ならオークス組、日本ダービー組といったように、G1レースの実績がないと札幌記念で好走するのは難しいようです。
2020年のノームコア(牝5歳)、2021年のソダシ(牝3歳)と牝馬が2勝しており、牝馬の出走にも注意したいところです。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 0-3-3-4 | 0.0% | 30.0% | 60.0% |
2番人気 | 4-1-0-5 | 40.0% | 50.0% | 50.0% |
3番人気 | 2-1-0-7 | 20.0% | 30.0% | 30.0% |
4番人気 | 0-1-5-4 | 0.0% | 10.0% | 60.0% |
5番人気 | 3-0-1-6 | 30.0% | 30.0% | 40.0% |
6番~9番人気 | 1-3-1-25 | 2.5% | 10.0% | 12.5% |
10番人気以下 | 0-1-0-50 | 0.0% | 2.0% | 2.0% |
上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。
データをみて驚いたことは、過去10年間で1番人気が6頭、馬券圏内(3着以内)に好走しているのですが、1頭も勝ち馬が出ていません。
3番人気の複勝率は少し下がりますが、それでも4番人気までの複勝率が50%以上あるということは、人気馬が強い重賞競走といって良いと思います。
1番人気が勝てない理由の1つに、札幌競馬場のコースが大きく関わっているような気がします。
2021年の優勝馬ソダシは翌年の2022年1番人気だったのですが、勝った2021年は2番手から抜け出して勝ったのですが、2022年はパンサラッサ、ジャックドールといった強力な先行馬がいたので、無理せず5番手から差しに構えたのが、結果的には届かなかった原因だったのではないかと思います。
札幌競馬場はローカルの競馬場ですが、コーナーの半径が大きく直線が他の競馬場よりも短いので、コーナーで内側を走れる馬に大きなアドバンテージがあります。
さらに平坦なコースということを踏まえると、ペースを恐れて控えるよりも、思い切って逃げてしまった方が、好走に繋がりやすいので注意が必要です。
単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1.0倍~2.9倍 | 0-2-3-3 | 0.0% | 25.0% | 62.5% |
3.0倍~4.9倍 | 4-2-0-6 | 33.3% | 50.0% | 50.0% |
5.0倍~9.9倍 | 2-2-3-10 | 11.8% | 23.5% | 41.2% |
10.0倍~19.9倍 | 4-0-3-17 | 16.7% | 16.7% | 29.2% |
20.0倍~49.9倍 | 0-3-1-29 | 0.0% | 9.1% | 12.1% |
50倍以上 | 0-1-0-46 | 0.0% | 2.1% | 2.1% |
上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。
面白いことに単勝オッズのデータも、人気のデータと同じように単勝オッズ1.0倍~2.9倍の馬は、過去10年間で1度も勝てていません。
勝ち星を見てみると、単勝オッズ2.0倍~4.9倍が過去10年で4勝、これと同じ4勝を挙げているのが単勝オッズ10.0倍~19.9倍の馬です。
札幌競馬場のような特殊なコースでは、展開一つで伏兵が台頭してくるので、馬券的にも着順を固定するような馬券種よりも、馬連や三連複といったような柔軟に対応できる馬券種から狙うのが良いと思います。
洋芝が得意、平坦な小回りコースが得意など、展開の助けが得られ優位にレースが運べる馬は、単勝オッズ10.0倍~19.9倍の馬であっても、思い切って狙っていく方が思わぬ高配当が仕留めらるような気がします。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 1-1-1-5 | 12.5% | 25.0% | 37.5% |
4歳 | 3-0-2-28 | 9.1% | 9.1% | 15.2% |
5歳 | 3-6-5-25 | 7.7% | 23.1% | 35.9% |
6歳 | 3-1-1-28 | 9.1% | 12.1% | 15.2% |
7歳以上 | 0-2-1-25 | 0.0% | 7.1% | 10.7% |
上記のデータは過去10年間の年齢と成績をまとめたものです。
勝ち馬をみると4歳馬、5歳馬、6歳馬が3勝と並んでいますが、馬券圏内(3着以内)で見てみると、5歳馬が過去10年間で14頭の馬が絡んでおり、複勝率も35.9%とひとつ抜けている数字を出しています。注意しておきたいのは3歳馬、札幌記念は別定戦なので、3歳馬は2キロ減、さらに牝馬は2キロ減となるので、古馬の牡馬よりも4キロ軽くなります。
重賞競走でハンデ4キロは大きなアドバンテージ、まずは3歳馬をチェックしてから、3歳馬の中に魅力的な馬が見つからなかったら、5歳馬からという考え方いいと思います。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 4-0-2-7 | 30.8% | 30.8% | 46.2% |
2枠 | 1-4-0-10 | 6.7% | 33.3% | 33.3% |
3枠 | 0-2-2-11 | 0.0% | 13.3% | 26.7% |
4枠 | 0-1-0-17 | 0.0% | 5.6% | 5.6% |
5枠 | 0-0-3-17 | 0.0% | 0.0% | 15.0% |
6枠 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
7枠 | 2-0-1-17 | 10.0% | 10.0% | 15.0% |
8枠 | 2-1-1-16 | 10.0% | 15.0% | 20.0% |
上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。
データを見ると過去10年間で4勝、複勝率も33.3%と1枠の馬がスバ抜けており、複勝率でこれに続くのが2枠の26.7%、3枠の26.7%です。
レース概要の所でお伝えしたように、札幌競馬場は丸っこい形をしており、直線よりもコーナーの部分が他の競馬場よりも長いので、コーナーワークにおけるコースロスも大きくなるので、このようなデータになるのだと思います。
ポイントとしては、これだけ内枠が強いということは、先行馬にとって優位なことは間違いないのですが、逆をいうこと外枠に入った先行馬は1コーナーまでにハナを切りにいかないと、外を回されて苦しい競馬を強いられます。
枠順を見てみないと何とも言えませんが、先行馬にとって内枠は天国、外枠は地獄といっても過言ではないので、枠番にも注目していきましょう。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 1-1-0-8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
先行 | 4-2-3-34 | 9.3% | 14.0% | 20.9% |
差し | 4-4-4-37 | 8.2% | 16.3% | 24.5% | 追い込み | 1-3-3-31 | 2.7% | 10.5% | 18.4% |
上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。
脚質はスタートしてから1コーナーまでの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
データをみると先行馬が4勝、差し馬が4勝と、小回りコースの札幌競馬場なのに、直線の長い競馬場のようなデータになっています。
うま泉教授が思うに、これは馬の能力や脚質だけでなく、乗り役、鞍上の思惑や気持ちがデータに加味された結果だと思います。
簡単に言えば、どの騎手も先行優位なことは分かっているので、1コーナーまでに先手を奪いに行き、たとえ先行争いが激しくなっても、ハナが切れればレースが優位になると信じで行った結果、4コーナーで苦しくなり負けてしまっているということだと思います。
枠順のデータでも1枠~3枠が好成績でしたが、大切なポイントとして無理に先行しては最後まで持たないということです。
出走表の所で少し話しましたが、平坦コースはベースが落ち着きづらいので、無理にハナを切っても3コーナーで後方馬が仕掛けてきます。
スタートして1コーナーから3コーナーの間を自分のペースで走れるか、自分のペースで走りながら前に行ける馬が、札幌記念で好走する馬の条件だとうま泉教授は考えます。
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
川田将雅 | 2-1-0-2 | 40.0% | 60.0% | 60.0% |
ルメール | 1-1-2-5 | 11.1% | 22.2% | 44.4% |
岩田康誠 | 1-1-1-4 | 14.3% | 28.6% | 42.9% |
横山典弘 | 1-0-1-4 | 16.7% | 16.7% | 33.3% |
横山武史 | 0-1-1-4 | 0.0% | 16.7% | 33.3% |
上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。
川田将雅は一昨年のプログノーシス(2番人気)で勝ち、2019年にはブラストワンピース(3番人気)でも勝っており、過去10年間で2勝と札幌記念を得意としています。
ルメール騎手は一昨年のソールヴァリアント(4番人気)で3着、2016年にネオリアリズム(6番人気)では勝っており、複勝率44.4%と高い数値を残しています。
うま泉教授が注目しているのは岩田康誠騎手、昨年のノースブリッジ(5番人気)で勝利し、その他では2019年のサングレーザー(4番人気)、2015年のダービーフィズ(4番人気)で馬券に絡んでおり、人気馬でなくても馬券圏内に押し上げてくることをみても、札幌競馬場の走りを熟知している証拠だと思います。
川田将雅騎手、ルメール騎手、岩田康誠騎手の騎乗馬は、今年も注目しておいた方が良いと思います。
調教師・厩舎 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
堀宜行厩舎 | 1-1-0-8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
須貝尚介厩舎 | 1-0-1-3 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
大竹正博厩舎 | 1-0-1-0 | 50.0% | 50.0% | 100% |
矢作芳人厩舎 | 0-2-0-6 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
池江泰寿厩舎 | 0-1-1-5 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
手塚貴久厩舎 | 0-0-2-3 | 0.0% | 0.0% | 40.0% |
上記のデータは過去10年間の調教師と成績をまとめたものです。
北海道シリーズは、関東と関西の名門厩舎やトップジョッキーが集まります。
競走馬にとっても夏は過ごしやすく、競走馬の牧場が北海道に多いのも、気候的な特徴からといえます。
調教師のデータを見ても、関東と関西で勝ち星を重ねているトップ厩舎、どの厩舎がというのはありませんが、データで紹介している厩舎なら好勝負が期待できると思うので、迷って時は狙ってみると面白いかもしれません。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 3-3-1-15 | 13.6% | 27.3% | 31.8% |
ハービンジャー | 2-1-2-5 | 20.0% | 30.0% | 50.0% |
モーリス | 2-0-0-2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
キングカメハメハ | 1-2-1-14 | 5.6% | 16.7% | 22.2% |
スクリーンヒーロー | 0-1-1-2 | 0.0% | 25.0% | 50.0% |
オルフェーヴル | 0-0-2-2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
札幌競馬場は洋芝のコースですが、中距離の芝のレースとなればディープインパクト産駒が好成績なのは仕方ないと思います。
複勝率31.8%は非常に高い数値なので、ディープインパクト産駒から勝負するのも良いと思いますが、うま泉教授が注目しているのはハービンジャー産駒です。
2019年に勝ったブラストワンピース(3番人気)、2020年のノームコア(2番人気)がハービンジャー産駒で、その他にも6番人気、8番人気で馬券に絡んだペルシアンナイトもハービンジャー産駒です。
人気穴馬を問わず馬券に絡んでおり、うま泉教授の見立てだとハービンジャー産駒は洋芝が合っているようなので注目しています。
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