2022/11/20 - 過去の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
目次
先週の重賞競走、エリザベス女王杯[G1]、デイリー杯2歳ステークス[G2]、武蔵野ステークス[G3]、福島記念[G3]のレース回顧はこちらをご覧ください。
今週から秋のマイル王決定戦、マイルチャンピオンシップが阪神競馬場の芝1600mで行われます。
絶対王者グランアレグリア引退の後、新しいマイル王に輝くのはどの馬か注目があつまります。
過去10年間のデータをもとにマイルチャンピオンシップの傾向を探っていきましょう。
今年のマイルチャンピオンシップ、うま泉はこの馬に注目しています!
うま泉教授のマイルチャンピオンシップ、今年で3度目の挑戦となるこの馬から狙います。
ここでお知らせです!
私、うま泉教授がツイッターを初めました。
今週行われる重賞競走、東スポーツ杯2歳ステークス[G2]の予想はツイッターで公開します。
週末の競馬予想に役立つ調教情報、気になる新馬や未勝利戦の情報もツイートしています。
知っていると土日競馬が楽しくなるような情報を公開していますので、遊びにきてフォローして貰えると嬉しいです。
ブログとツイッターを併用して頂ければ、土日の競馬が今以上に面白くなると思いますので、うま泉教授のツイッター、よろしくお願いします。
まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
ウインカーネリアン | 牡5歳 | 57 | 鹿戸雄一 |
エアロロノア | 牡5歳 | 57 | 笹田和秀 |
サリオス | 牡5歳 | 57 | 堀宜行 |
シュネルマイスター | 牡4歳 | 57 | 手塚貴久 |
ジャスティンカフェ | 牡4歳 | 57 | 安田翔伍 |
セリフォス | 牡3歳 | 56 | 中内田充正 |
ソウルラッシュ | 牡4歳 | 57 | 池江泰寿 |
ソダシ | 牝4歳 | 55 | 須貝尚介 |
ダノンザキッド | 牡4歳 | 57 | 安田隆行 |
ダノンスコーピオン | 牡3歳 | 56 | 安田隆行 |
ハッピーアワー | 牡6歳 | 57 | 杉山佳明 |
ピースオブエイト | 牡3歳 | 56 | 奥村豊 |
ファルコニア | 牡5歳 | 57 | 高野友和 |
ベステンダンク | 牡10歳 | 57 | 安達昭夫 |
ホウオウアマゾン | 牡4歳 | 57 | 矢作芳人 |
マテンロウオリオン | 牡3歳 | 56 | 昆貢 |
ロータスランド | 牝5歳 | 55 | 辻野泰之 |
昨年は単勝オッズ1.7倍、圧倒的な1番人気に支持されたグランアレグリアが勝利し、三連単も人気サイドの決着となりました。
絶対王者が引退した今年はどんな結果となるのか、新しいマイル王の誕生が期待されます。
また昨年は2着のシュネルマイスター、3着のダノンザキッドと3歳馬の好走が目立ちました。
今年もNHKマイルカップの覇者ダノンスコーピオンを筆頭に、セリフォス、ピースオブエイト、マテンロウオリオンと4頭の3歳馬がエントリー、今年も3歳馬の動向は注目です。
過去のデータからマイルチャンピオンシップの傾向を探っていきたいと思います。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 2-2-2-4 | 20.0% | 40.0% | 60.0% |
2番人気 | 1-4-0-5 | 10.0% | 50.0% | 50.0% |
3番人気 | 2-4-0-4 | 20.0% | 60.0% | 60.0% |
4番人気 | 3-0-1-6 | 30.0% | 30.0% | 40.0% |
5番人気 | 1-0-3-6 | 10.0% | 10.0% | 40.0% |
6番~9番人気 | 1-0-4-35 | 2.5% | 2.5% | 12.5% |
10番人気以下 | 0-0-0-85 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
今回記載しているデータは、過去10年間のマイルチャンピオンシップ[G1]のデータ(2020年、2021年の阪神競馬場を含む)を元に作成しています。
上記のデータは過去10年間に出走した馬の人気と成績をまとめたものです。
過去10年間で1番人気が勝利したのは2勝、2014年に8番人気で勝利したダノンシャークが、過去10年間では一番人気のない勝ち馬です。
この2勝も2020年、2021年と圧倒的な1番人気でグランアレグリアが勝利したもので、今年のような混戦のマイルチャンピオンシップには当てはまらないと考えても良いと思います。
1番人気だから強いという考え方は忘れた方が、馬券的にも高配当が期待できると思います。
データを見ると荒れそうなマイルチャンピオンシップですが、10番人気以下の馬は過去10年間で1度も馬券圏内(3着以内)に絡んでいないので、高配当を狙うなら無理に大穴を狙うよりも、中穴馬同士の馬券の方が狙い目だと思います。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 2-1-2-30 | 5.7% | 8.6% | 14.3% |
4歳 | 4-5-4-24 | 10.8% | 24.3% | 35.1% |
5歳 | 3-3-4-52 | 4.8% | 9.7% | 16.1% |
6歳 | 1-1-0-22 | 4.2% | 8.3% | 8.3% |
7歳 | 0-0-0-17 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の年齢と成績をまとめたものです。
秋のG1競走の焦点の1つが3歳馬と古馬との戦い、今年もダノンスコーピオン、セリフォス、ピースオブエイト、マテンロウオリオンの4頭が出走を予定していますので、3歳馬と古馬の力関係をしっかりと把握する必要があると思います。
過去10年間で3歳馬が勝利したのは、2014年のペルシアンナイト(4番人気)、2015年のステルヴィオ(5番人気)の2頭、ペルシアンナイトは皐月賞2着していますが、ステルヴィオは皐月賞4着、クラシックやマイルG1を勝っているにこしたことはありませんが、少なくとも好勝負できる力がないと、古馬を撃破するのは難しいようです。
またこの2頭は富士ステークス5着(ペルシアンナイト)、毎日王冠2着(ステルヴィオ)と秋緒戦は負けており、マイルチャンピオンシップを勝った時の鞍上は、M・デムーロ(ペルシアンナイト)、W・ビュイック(ステルヴィオ)と外国人ジョッキーが手綱を取っているという共通点があります。
データ的には競走馬として完成する4歳馬、5歳馬が中心のレースですが、上記の内容を満たすのであれば、3歳馬の台頭も期待もあると思います。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 1-0-0-9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
先行 | 3-4-4-37 | 6.3% | 14.6% | 20.8% |
差し | 4-6-4-34 | 8.3% | 20.8% | 29.2% |
追い込み | 2-0-2-65 | 2.9% | 2.9% | 5.8% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の脚質と成績をまとめたものです。
脚質は4コーナーの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
過去10年でマイルチャンピオンシップを逃げ切ったのは、2016年のミッキーアイル(3番人気)の1頭だけで、その他の馬は馬券圏内にも残ることができませんでした。
データを見ても過去10年で差し馬が4勝、追い込み馬も2勝しているように、先行する馬よりも、差す馬の方が展開の恩恵を受けやすいということがいえると思います。
グランアレグリアやインディチャンプなど、マイル戦のスペシャリストなら先行馬でも馬券に絡むと思いますが、軸馬を選ぶなら中団で脚を溜めるような差し馬が狙い目だと思います。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 5-3-4-39 | 9.8% | 15.7% | 23.5% |
フジキセキ | 1-1-1-3 | 16.7% | 33.3% | 50.0% |
ハービンジャー | 1-1-1-2 | 20.0% | 40.0% | 60.0% |
ステイゴールド | 1-1-0-6 | 12.5% | 25.0% | 25.0% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
阪神競馬場の外回りコースは直線が長く、ゴール前に坂があるのでスピード型よりもパワー型が強そうに感じると思いますが、実は思ったよりも瞬発力が問われるコースといえます。
騎手心理として直線が長く坂のあるコースは、道中で無理をすると後半バテてしまうので、道中で仕掛ける馬も少なく、ペースも落ち着きやすいという傾向がります。
昨年のグランアレグリア(上り32秒7)は例外ですが、マイルチャンピオンシップを制するなら上り33秒台の末脚が使えないと厳しいといっても過言ではありません。
瞬発力の優れた馬を多く産出している血統は注目で、今年のマイルチャンピオンシップ、うま泉教授はディープインパクト産駒に注目しています。
本日はうま泉がお勧めする注目馬を紹介します。人気馬から穴馬まで、展開を左右する馬や高配当の立役者となる馬など、レースのカギを握る馬を紹介していこうと思います。
秋のG1競走が難しいのは、3歳馬と古馬の力関係が把握しずらいことにあると思います。
今年のマイルチャンピオンシップにはNHKマイルカップ[G1]を勝ち、世代のマイル王となったダノンスコーピオンを含め、マテンロウオリオン、ピースオブエイト、セリオスと4頭の3歳馬が出走します。
ハンデ面で優位な3歳馬ですが、秋の天皇賞やエリザベス女王杯は3歳と古馬に2キロのハンデがありましたが、マイルチャンピオンシップは1キロしかないので、一概に3歳馬が優位と言い切れないのも悩ましいところです。
買い目をお伝えするときは、力関係の分析結果を踏まえた予想をお伝えしますので、どっちが強いんだろうと悩んでいる方は参考にしてみてください。
土曜日の夜に買い目の更新を予定していますのでご期待いただければと思います。
UNICORNの無料予想から回収率300%超えの的中が飛び出しました!
UNICORN(http://u-nicorn.com)
【11/12結果】
ワイド 1-7-8 ⇒2,370円 的中!
1番人気のレッドバレンティアは馬券外に飛んだレースで、6人気と2人気そして4人気という上位人気1頭に中穴人気が2頭という組み合わせをたったの4頭推奨でズバリ的中しているね!
しかも4着だったそのレッドバレンティアもUNICORNは買い目に組み込んでいるでしょ?クビ差の接戦だった3着争い以外だと、5着以降はかなり離れされていることからも、人気に関わらずしっかりと能力通りに推奨出来ていることになります!
3連単でアレンジしてボックス馬券を購入していたら、24点で53,200円の払い戻しだよ?ただでさえ条件代わりとか馬の成長とかで能力比較が難しい2歳の未勝利戦でこれだけ完璧な予想が出来ているUNICORNの無料予想を今週は利用しない手はないね!
■本命馬⇒サリオス
■穴馬⇒ジャスティンカフェ
■対抗馬⇒シュネルマイスター
◎⑤サリオス
○④シュネルマイスター
▲⑮ダノンスコーピオン
△⑩セリフォス
△⑪ソウルラッシュ
△③ダノンザキッド
△⑥ソダシ
☆⑦ジャスティンカフェ
◆3連複フォーメーション
1着馬:⑤
2着馬:④⑦
3着馬:④⑦⑮⑩⑪③⑥
合計点数:11点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑤
2着馬:④⑦⑮⑩
3着馬:④⑦⑮⑩⑪③⑥
点数:24点
3連単フォーメーション
1着馬:④⑦
2着馬:⑤
3着馬:④⑦⑮⑩⑪③⑥
点数:12点
合計点数:36点
今年のマイルチャンピオンシップは、古馬が主役なのか、それとも3歳馬が主役なのか、主役不在の難しレースになっています。
土曜日終了時のオッズを見ても、1番人気に支持されてりうソダシが単勝オッズ4.2倍、単勝オッズ10倍以下の馬が6頭と人気が割れていますので、まずは古馬と3歳馬の力関係を紐解いていきたいと思います。
春に行われたNHKマイルカップの勝ち時計が1分32秒3、これはその1ヵ月後に行われる安田記念と同じタイム、時計だけをみると3歳馬が古馬に通用しそうですが、NHKマイルカップの前半1000mは57秒4、これに対して安田記念の前半1000mは58秒7、簡単に言ってしまえば、NHKマイルカップはペースが速く差し馬・追い込み馬に優位な流れになっていたということです。
逆に安田記念はスローペースで流れ直線は瞬発力勝負、勝ったソングラインは上り32秒9だったのに対し、NHKマイルカップを勝ったダノンスコーピオンの上りは34秒3でした。
阪神競馬場のマイルチャンピオンシップは上り勝負になりやすく、昨年勝ったグランアレグリアは上り32秒7の末脚で差し切っており、今年も上り勝負になる可能性が高いので、何かしらの助けがないと3歳馬が勝つのは厳しいかなと考えています。
安田記念を振り返ると、今年出走しているメンバーで最先着したのはシュネルマイスターの2着、僅差だったのはサリオスはアタマ差の3着、そこから半馬身離れた4着に3歳馬のセリフォスいました。
先ほど話したように今年は3歳馬よりも古馬の方が強いの睨み、シュネルマイスターとサリオスで悩みましたが、本命馬はサリオスにしました。
今年で3度の挑戦となるサリオス、一昨年は5着、昨年は6着と馬券にも絡めず苦しい競馬た続いていました。
サリオスは一度レースを使うと馬体が激減し、回復するのに時間が掛かるので、連続でレースを使うということが難しい馬でした。
ハードな調教でも同じことが起こるので調整が難しく、3歳時は530キロ前後の馬体重で好走していましたが、古馬になると馬体重が540キロ前後まで増えてしまったのも、あと一歩及ばない原因だったのかもしれません。
馬体重を見ていただくと分かると思うのですが、春の安田記念は528キロで出走しており、ゴール前で差されてしまいましたが好位から良い脚を使い3着と好走、3歳時のサリオスの動きが戻ってきた感じがしました。
そして前走の毎日王冠では、直線で狭い所を割って伸びるなど、気性面での成長も遂げており、今回でマイルチャンピオンシップは3度目の挑戦となりますが、今年が一番良い状態で望めていると思います。
また鞍上のムーア騎手も好材料、朝日杯フューチュリティステークス[G1]でサリオスをG1馬へと導いており、今回も当時と同じように好位から抜け出す競馬をしてくれると思います。
今年は人馬共に最高の状態で望めるサリオス、安田記念では最後に差されてしまいましたが、マイルチャンピオンシップは押し切ってくれると思うので、三度目の正直を狙ってサリオスを本命馬にしました。
逆転候補の1頭目はシュネルマイスター、前走でスプリンターズステークスを使ったのは、速い流れのペースに慣れさせるというのが目的だっと思っています。
安田記念は、スタート直後のペースに付いていけず後方からの競馬になってしましました。
前走の効果が出て、後方ではなく中団で折り合いた付くようなら、サリオスを差し切る力を持っていると思うので、逆転候補の対抗馬としました。
もう1頭の逆転候補は穴馬に挙げたジャスティンカフェ、切れ味鋭い末脚を使う追い込み馬で、上位の人気馬が勝ちを意識して早めに仕掛けるようなら、出番があるとみて逆転候補に抜擢ました。
最後に日曜日は雨予報なので、馬場が渋って浮上しそうなソウルラッシュ、もともと時計の掛かる馬場が良いと言われていた馬なので要注意です。
逆に雨が降ってマイナスなのはダノンスコーピオン、外枠を引いたので稍重ぐらいなら大丈夫だと思いますが、それ以上に悪化するようなら割り引きが必要かもしれません。
レース終了後に更新する予定。