- ☆スターズオンアース（高橋瑞樹厩舎）
- 秋華賞で3着入線してここに挑んでくる馬だね♪モタれる面が改善されてからパフォーマンスがさらに上がってきていたし、その結果として2冠馬となっていたことと、軽い骨折明けだったにしても、春よりもさらに体の使い方に柔軟性が出てバランスの取れたいい走りをしていたから、当週までの追い切りを見るまでは軸として期待したいくらい信頼していたんだけど、不安視していた初めての長欠明けでの出走の影響からかスタートの一歩目を上手く出ることが出来ずに、最後方付近からの競馬となってしまったんだよね！追ってからの伸び脚は抜きん出ていたんだけど、ペースを考えれば位置取りが後ろ過ぎて流石に届きませんでした♪直線だけ見るとグングン伸びてきたけど、コーナーでの手応えは渋くて反応が遅かったし、レースの流れに乗れずほぼ上がりだけの競馬で良くあそこまで来たよね！負けて強しの内容で古馬トップレベルとの戦いでも結果を残せるポテンシャルはあると思います！
- 手前の関係で右回りだとコーナーでストライドの伸びた走法になって、直線ではピッチの利いた走りになるから、回りによって使える脚の種類が違うんだよね！左回りだとジワっと加速させていけば長く良い脚を使えるけど、その分加速がモタつくし、右回りだと直線での加速が左回りよりも速い半面、一気に脚を使うから長くは使えません！前走で4角付近で渋かった理由はコーナーでストライドが伸びた走りをしていたせいもあると思います♪常に上位争いを演じてきているけど、こういうタイプは速いペースではリズムが取りづらいから、溜める競馬で出来るだけリズムを守ってフットワークの変化での負担を減らすか、距離を伸ばして追走を楽にしてそのラップの変動での負担を軽減しないと終いが甘くなりがちです！かなり乗り難しい馬というイメージがあるけど、2走前のオークスと前走の秋華賞でどっちの回りも経験して終いの質の違いを理解しつつ、右回りでのコーナーでの渋さも経験出来たルメール騎手なら、上手くベストパフォーマンスを引き出してくれるんじゃないかな♪
- 1週前の追い切りは美浦のウッドコースで杉原騎手を背に、6ハロン81.0秒、ラスト1ハロン11.1秒を馬なりでマークして自己ベストを更新する内容を披露♪右回りでの追い切りだったけど、相変わらず直線では頭の高い走法をしながらも決して突っ張ったような走りではなく、コーナーを回って来るときのストライドの大きな走りから直線に向いて手前を変えてからピッチの利いた走りに変わるまで、今まで見せたことがないほどスムーズだったんだよね♪パワーアップしたのかフットワークのバランスが全体的に明らかに良くなっているし、前走時と同じ休み明けでも今回の行きっぷりはまるで違うから、レースに向けての気持ちの整い方も1週前だとすれば文句のつけようがありません！これは期待して良さそう♪
- ☆ヒシイグアス（堀宣行厩舎）
- 中山記念を勝利してここに挑んでくる馬だね♪向かい風が非常に強く、上手く前を壁にして運べた上に、直線では前が壁になってワンテンポ仕掛けが遅れたことが上手く噛み合ったのか、ラスト1ハロンで他馬が苦しくなったところでもうひと伸びして8ヶ月ぶりのレースでも見事に結果を残してきました！しっかりと負荷をかけて追い切りを行うと疲れが残りやすく、中々続けて使うことが出来ない上に、暑さにも強くない馬で宝塚記念で2着入線したあとに熱中症で生死をさまようとんでもない経験からの復活劇！前走を叩いた上積みで反応面や息の持ちが良化するのはもちろんだけど、そもそも前走は追い切りの動きがイマイチで、しかも熱中症の後遺症でむくみもあったようだから、あれだけのメンバーを相手にデキが上がっていない状態で勝利している能力の高さはG1を複数勝利していてもおかしくないほどだよ♪
- というかそもそもこの馬って抜群の状態の良さでレースに臨めたことって、中山金杯と中山記念を連勝した2年前以降一度もないと思っています！右トモに緩さがあるし、そのせいで手前の変更もスムーズではなく、緩さをしっかりと負荷をかけて解消しようとすると疲れが出て動きが悪くなってしまうから、仕上げがとにかく難しいんだ！近年で言うと宝塚記念は本数も積めて時計も出せていたし、結果的には熱中症になってしまったけど、4角付近では馬なりで抜け出しそうになるほど抜群の手応えで直線を迎えることが出来ていました♪勝ち馬のタイトルホルダーは強すぎたけど、2着だったヒシイグアスも3着以下は2馬身以上突き放して他は完封しているからね！長く脚を使えるけど、緩さのせいでジリジリとしか脚を使えないし、上がり勝負で決め手に欠く面を見せてきた馬なんだけど、今回の調整過程や動きを見る限り、パフォーマンスがいい意味で一変してきそうな気配を感じました！
- 1週前の追い切りは美浦のウッドコースで6ハロン82.5秒、ラスト1ハロン11.2秒を終いに少し反応させる程度でマークしてきました♪内めを回ってきたことを考えれば時計はそこまで出ているわけではないけど、ここ2走連続で1週前に6ハロン82秒台をやれているというのがミソで、追い切りで長めからしっかりと負荷をかけてこれているでしょ？疲れが出やすいからこそ今までやれなかった調教内容を一回使ったあとにも出来ているというのは、相当デキが良い証拠だと思います！緩さも徐々に解消されて手前の変更もスムーズだったから、前走時と動きが大きく変わらなく見えても、中身が全然違うと思います♪当週は5ハロンから軽めだろうけど、そこでもし左右にブレるような面を見せず、バランスの良い走りが出来ていれば…完璧じゃないかな！
- ☆ジェラルディーナ（斉藤崇史厩舎）
- 有馬記念で3着入線してここに挑んでくる馬だね♪追い切りの動きを見て、トップフォームの課題と折り合いの課題の両方が改善されていたからこそ、大本命として期待したんだけど、流石に出遅れて勝てるほど甘いメンバーではなかったね！仕掛けてからのフットワークのバランスや直線でのフォームの安定性も見立て通りに良くなっていたから、余計に残念だね！鞍上は勝負どころでズブさを感じたと言っていたけど、背中を使えるようになって完歩が伸びた分の範囲に見えたし、グンと上がっていけそうなタイミングで前に全く手応えがない馬がいて、抱える場面もあったほどだから進路取りもスムーズじゃなかったしね！直線では頭を高く上げず、沈むような走りで一完歩ごとに前と差を詰めてきたでしょ？勝負どころがスムーズだったら2着はあったと思うし、出遅れなければイクイノックスに肉薄していたかもしれません♪引き続き背中をしっかり使える動きが出来ていれば、ここでも勝ち負けが見込めると思います！
- いつもはゲート裏でテンションが上がってしまう馬なのに、前走はリラックスしすぎていて出遅れたらしいから、緩さのせいでダッシュがつかずに出負けしていた今までとはわけが違います♪さらに良かった点は促すと引っ掛かりそうになる馬なのに、前走は出遅れをリカバリーするために一気に脚を使った上で、中団後ろ目まで押し上げるとすんなりと収まりがついたでしょ？それでいて上位の上がりをマーク出来ているという今までにない器用な立ち回りで高いパフォーマンスを維持出来ていて、この内容で走れるなら位置を取りに行く競馬も出来そうなんだよね！2000ｍだとワンパンチ足りなかった面は立ち回りに幅が出たことで改善が見込めるはず♪一気にトップスピードの乗せる仕掛けをやってしまうとモタモタしちゃうと思うけど、体を動かす準備をしつつ徐々に惰性をつけて上がっていくようなそんな仕掛けを期待したいところだね！
- 1週前の追い切りは栗東のCWコースで6ハロン81.6秒、ラスト1ハロン11.8秒を終い強めにやってきました！体の使い方は前走時と同様に、突っ張ったような走りも出ていなくて本当に良いんだけど、休み明けのせいか鞍上のアクションに上手く反応出来ず、促してからの首の動きと足捌きとの連動性がかなり物足りない印象を受けました♪はっきりと言ってしまえば、バタついた走りをしていてチグハグだったかな！成長を感じるフットワークの質をしているけど、デキは有馬記念ほどのものではないと思います♪この負荷をかけたことで当週に変わってくると良いんだけどね！
大阪杯の好調教馬ピックアップ♪
大阪杯のうま吉の追い切り評価はこのようになりました♪
SS評価
マリアエレーナ
ヒシイグアス
S+評価
ジェラルディーナ
スターズオンアース
ヒンドゥタイムズ
S評価
ジャックドール
ノースブリッジ
今回はこの中から…マリアエレーナを紹介！
マリアエレーナ【吉田直弘厩舎】
栗東 CW やや重 81.7 66.7 51.9 36.6 11.3 終い一杯
最終追い切りは火曜日にやるいつものパターンで、中2週の出走だからしっかり時計を出したものは先週の土曜の坂路での追い切りと当週のこの追い切りのみとなります！前走時も結構いい仕上がりでレースに臨めたイメージを持っていたけど、今回はさらに質のいいフットワークを見せてきました♪
時計は出るしもともと動くタイプではあるものの、左回りの追い切りだと内にモタれそうになる面を見せたり、コーナリングがスムーズではなくリズムが悪くなったりするから、右回りほど見栄えはしないんだよね！前走は小倉記念以来のスムーズな脚捌きを見せていて、復調気配を感じる動きを見せていたにも関わらずレースに参加することが出来ず、残念な結果となってしまっています♪
今回の当週の追い切りは終いに反応させて目一杯追う内容をやってきて、めちゃくちゃ良くなっていた点は追ってからのストライドの伸びだね♪この馬って、長く脚を使える反面、ゆったり走っている時と速い脚を出している時とでフォームが変わらないワンペース気味の走法をしているから、完歩の大きさがそのままトップスピードの質に直結するんだ！
特に後躯の伸びが過去一番と言っていいほど素晴らしく、前脚もめいっぱい伸ばせているから沈んでいるように見えます♪左回りでこれだけスピード感のあるキビキビとした走りが出来ているのは初めてじゃないかな！今まではよく見せなかった左回りの追い切りでこれだけ動けているから、状態が良いと判断するには十分かなと思います♪
大阪杯で激走する！うま吉渾身の穴馬を紹介♪
ヒンドゥタイムズ【斉藤崇史厩舎】
小倉大賞典を勝利で飾ってここに挑んでくる馬だね♪もともと硬さが出やすかった馬で、それが顕著に出た鳴尾記念では凡走したんだけど、去勢手術明けの昨年の小倉記念で2着入線すると、それ以降は追い切りの動きからも明らかに捌きの硬さが取れてきて、セン馬になると筋肉が柔らかくなっていく作用がパフォーマンスにプラスの影響を与えてます！渋った馬場が良かったのか、仕掛けられてからは徐々に加速して長く脚を使って差し切ったけど、本来は一瞬のキレで勝負するタイプだから、この馬の良さが出せなかった状況でしっかりと勝ちきった前走はかなり価値があるんじゃないかな♪全く人気になりそうにない穴馬だけど、ハマればどの馬よりも速い脚を使える脚力の持ち主です！
2走前のチャレンジカップで今回と同舞台のコースで上がり最速をマークして6着入線しているけど、4角の出口付近で一気に仕掛けられると、あっという間にトップスピードに乗って、勝ち馬すら楽に飲み込みそうなほど目立つ脚色をしていたのに、残り1ハロンくらいからは止まっちゃったでしょ？これがこの馬本来の脚の使い方で、ほんのひと脚しか使えないけど、それが極限レベルまで研ぎ澄まされているんだ♪セン馬になってより研磨きがかかってきたし、前走はハイペースすぎて脚をしっかり溜めて運ぶというのは後方で競馬をしていても難しい流れだったから、止まるのが早かったのは仕方がないかなと思います！高速決着にならない今の馬場であればもう少し楽に追走出来そうで、より期待が持てると思いました♪外枠は終わっているけど、どうせ行き脚がつかなくて出たなりで運ぶと思うから、ロスなく立ち回って直線だけの競馬をしてハマるかハマらないかのそういうタイプかな！
当週の追い切りは栗東のCWコースで6ハロン85.1秒、ラスト1ハロン11.0秒を終いに少し反応させる程度でマークしています！直線で手前を変えてから外にモタれそうになる面を見せたから、矯正しているときの走りで窮屈に見えたけど、やっぱり硬さはほとんどなく脚取りは軽快でフットワークが安定するようになったね♪メリハリがある内容で俊敏な加速なのは、前走よりもちょっとだけピッチのきいた走りだったせいだと思うけど、1週前はジワっと加速させる内容で長く脚を使えそうなストライドの大きさを見せていたから、器用に立ち回って小脚の出し入れが出来そうな印象を持てたかな！やれる競馬に幅が出ていそうで、もう一段階レベルアップしたかもしれません！
うま吉の大阪杯の見解♪
■本命馬⇒マリアエレーナ
■穴馬⇒ヒンドゥタイムズ
■注⇒ヴェルトライゼンデ
◎②マリアエレーナ
○⑭ヒシイグアス
▲①ジェラルディーナ
△⑥ヴェルトライゼンデ
△⑨ジャックドール
△⑪スターズオンアース
☆⑮ヒンドゥタイムズ
3連単軸1頭流し
軸：②
相手：①⑥⑨⑪⑭⑮
点数：30点
マリアエレーナを本命とします♪
ずっと注目してきた馬で、淡々とした等速ラップが合うからこそロンスパ戦になる中京の中距離レースでも期待していたんだけど、左回りはモタつくしヨレる面を見せるから、右回りの方がこの馬にとって走りやすいとは思うんだ♪枠も状態も良いし、好位で競馬をして自分から早めに動いていけば勝てるはずです！
当週の追い切りもほぼ完璧といえる内容を見せたヒシイグアスは対抗評価とします！状態が良く出走出来るのは久しぶりだし、こっちが勝ってもおかしくないとは思うけど、枠がちょっとね…
ジェラルディーナは内を突いて勝利したオールカマーの内容が良かったし、有馬記念ほどではないけど調教の動きも良く、前走で進化したトップフォームを今回も出せるなら、当然上位争い濃厚かなって思います♪
ヴェルトライゼンデは追い切りの動きを見る限りだと、走りのバランスが悪くて右が強い印象を持ったから、直線で手前を変えるのが難しそうなイメージです！やめちゃう癖や使える脚の短さも相まって、勝つには条件が結構あるかな♪
ジャックドールは逃げることが出来そうなメンバー構成でかなり展開も向きそうだけど、武豊騎手がそういう手をうつなら、コーナーで後続に脚を使わせるようなロンスパ戦になると思います！マリアエレーナがそういう展開で強すぎるから、自身が残れたとしても2着とか3着かなって判断しています！
スターズオンアースは右回りのレースだとコーナーで置いていかれそうなんだよね…外から勝ちに行く仕掛けをすると、大して伸びていないのにかなり脚を使ってラストに影響がありそうで、この評価とします♪
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1着と2着は上位人気だけど、3着にヒモ荒れしているから高配当となっていて、12人気で激走したトオヤリトセイトは渋った馬場は得意としているし、通用する能力がありつつも気持ちに課題があって好走出来ていなかっただけだから、そこを上手く見抜いた素晴らしい予想だったと言えます！
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