2025/02/02 - データと血統で当てる!うま泉教授の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉教授です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
目次
今週から春の東京開催が約1ヶ月に渡ってスタート、最終週には今年最初のG1競走フェアリーステークス[G1]が行われます。
今週は前哨戦となるトライアル競走の根岸ステークス[G3]が行われ、本番に向けてダート巧者が東京競馬場に集結します。
まずはいつものように東京競馬場のコース形態からおさらいしていきましょう。
東京競馬場のダートコースは1周1,899m、直線は501.6mと日本一のスケールを誇り、芝コースと同様、長い直線を生かした追い比べが醍醐味の競馬場です。
高低差は2.5mと大きくはありませんが、最後の直線で2.5mを上り切るのでスピードだけでは押し切れず、ゴール前の逆転劇も多く起きるので注意が必要です。
根岸ステークスはダート1400m、向こう正面の入り口付近からスタートし、3コーナーまで400mちかい直線があるので競り合うことは少ないですが、スピード任せに行く馬も多いので、ペースが落ち着くかは何ともいえません。
コーナーは2つで直線は500mの叩き合い、後方一気の馬でない限りは、内枠で脚を溜められる方が、レースの流れに乗れるような気がします。
1ヶ月後に控えたフェアリーステークスに向けて、前哨戦もデータと血統から本命馬を導き出してきますので、最後までお付き合いよろしくお願いします。
2024年の根岸ステークス、血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。
まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
アルファマム | 牝6歳 | 55.0 | 佐々木晶三 |
アームズレイン | 牡5歳 | 57.0 | 上村洋行 |
エイシンスポッター | 牡6歳 | 57.0 | 吉村圭司 |
クロジシジョー | 牡6歳 | 57.0 | 岡田稲男 |
コスタノヴァ | 牡5歳 | 57.0 | 木村哲也 |
サトノルフィアン | 牡6歳 | 57.0 | 高橋康之 |
サンライズフレイム | 牡5歳 | 57.0 | 石坂公一 |
ショウナンライシン | 牡5歳 | 57.0 | 大竹正博 |
スズカコテキタイ | 牡6歳 | 57.0 | 奥村武 |
スレイマン | 牡7歳 | 57.0 | 池添学 |
タイセイサムソン | 牡7歳 | 57.0 | 奥村武 |
タガノビューティー | 牡8歳 | 59.0 | 西園正都 |
ドンフランキー | 牡6歳 | 57.0 | 斉藤崇史 |
ナスティウェザー | 牡4歳 | 57.0 | 加藤征弘 |
ナチュラルハイ | 牡5歳 | 57.0 | 黒岩陽一 |
バトゥーキ | 牡5歳 | 57.0 | 浜田多美雄 |
バトルクライ | 牡6歳 | 57.0 | 高木登 |
バルサムノート | 牡5歳 | 57.0 | 高野友和 |
フリームファクシ | 牡5歳 | 57.0 | 須貝尚介 |
ぺリエール | 牡5歳 | 57.0 | 黒岩陽一 |
昨年は1番人気のエンペラーワケアが好位5番手から、上り35秒2の末脚で抜け出し、後続に2馬身半以上の差を付け重賞初勝利を飾りました。
2着には6番人気のアームズレイン、3着には2番人気のサンライズフレイムが入り、三連単は人気サイドの決着となりました。
スタートしてからの400mが23秒8、600m通過が35秒8で流れ、ラスト3ハロンも35秒8と前後半がほぼ同じようなラップの流れになりました。
馬券圏内に好走した3頭はスタートして6番手以内に位置取っており、流れが乱れなかったこともあり、レースの流れは前残りの競馬となりました。
ペースが速くなることもありますが、スタートしてから3コーナーまでの直線が長いので、無理な競り合いが無い分、先行した方がレースの流れに乗りやすいということがいえると思います。
前走レース | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
武蔵野S | 3-2-1-8 | 21.4% | 35.7% | 42.9% |
チャンピオンズC | 2-1-3-9 | 13.3% | 20.0% | 40.0% |
カペラステークス | 2-1-0-18 | 9.5% | 14.3% | 14.3% |
上記のデータは過去10年間の前走レースと成績をまとめたものです。
データを見ると過去10年間で3回の勝ち馬を出している武蔵野ステークス組が一歩リードしています。
武蔵野ステークスは根岸ステークスと同じ東京コースで行われる重賞競走、先のフェブラリーステークス[G1]と同じダート1600mで行われる重賞競走なので、フェブラリーステークスへ出走する実力馬が根岸ステークスをステップにするので好成績になるのだと思います。
暮れに行われるチャンピオンズカップ[G1]組は、勝ち星は2回と武蔵野ステークスほどではありませんが、複勝率は40%と高くG1競走の出走しているような実力馬は要注意ということだと思います。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 6-2-0-2 | 60.0% | 80.0% | 80.0% |
2番人気 | 1-2-4-3 | 10.0% | 30.0% | 70.0% |
3番人気 | 1-2-0-7 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
4番人気 | 0-1-2-7 | 0.0% | 10.0% | 30.0% |
5番人気 | 0-0-1-9 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
6番~9番人気 | 2-2-1-35 | 5.0% | 10.0% | 12.5% |
10番人気以下 | 0-1-2-64 | 0.0% | 1.5% | 4.5% |
上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。
1番人気は過去10年間で6勝、複勝率も80%と非常に高い数値を残しています。
また2番人気も複勝率が70%と高いことから、3番人気、4番人気も複勝率30%と高く、上位人気の馬が強い重賞競走ということがいえると思います。
注意したいのは伏兵の台頭、2018年のノンコノユメ(セ6歳)、2022年のテイエムサウスダン(牡5歳)は共に6番人気、狙ってみたい伏兵を見つけたら思い切って頭から狙ってみるのも面白いと思います。
上記のデータでは6番人気~9番人気と纏めていますが、もう少し深掘りすると、ここで馬券圏内に好走(1着2頭、2着2頭、3着1頭)しる5頭の内、1着の2頭、2着の2頭の4頭が6番人気の馬なので、データを信じて馬券を購入するなら6番人気の馬から狙ってみるもの面白いかもしれません。
人気のデータ全体で考えるなら、人気馬⇒穴馬が基本的な穴狙いになると思います。
単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1.0倍~2.9倍 | 4-1-0-1 | 66.7% | 83.3% | 83.3% |
3.0倍~4.9倍 | 3-2-3-3 | 27.3% | 45.5% | 72.7% |
5.0倍~9.9倍 | 1-4-2-17 | 4.2% | 20.8% | 29.2% |
10.0倍~19.9倍 | 2-2-2-19 | 8.0% | 16.0% | 24.0% |
20.0倍~49.9倍 | 0-1-2-31 | 0.0% | 2.9% | 8.8% |
50倍以上 | 0-0-1-56 | 0.0% | 0.0% | 1.8% |
上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。
人気のデータと合わせてみると分かりやすいと思いますが、単勝オッズ1.0倍~2.9倍の複勝率83.3%、単勝オッズ3.0倍~4.9倍の複勝率72.7%と単勝オッズ5.0倍以下の馬が好成績を残しています。
これは上位人気が強い裏付けでもあり、軸馬が決まらないなら人気のデータと合わせて、1番人気、2番人気から入るのも手だと思います。
オッズのデータを見ると、単勝オッズ20倍以上になると極端に成績が落ちていくので、無理な穴狙いは避けて、伏兵も単勝オッズ19.9倍以下の馬を狙うようにしていくのが良いでしょう。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
4歳 | 3-2-2-11 | 16.7% | 27.8% | 38.9% |
5歳 | 4-2-2-25 | 12.1% | 18.2% | 24.2% |
6歳 | 3-3-3-31 | 7.5% | 15.0% | 22.5% |
7歳 | 0-3-3-60 | 0.0% | 4.5% | 9.1% |
上記のデータは過去10年間の年齢と成績をまとめたものです。
この時期の重賞競走は明け4歳馬が古馬に通用するのかという点で、4歳馬に注目が集まります。
データを見てみると明け4歳馬は、2016のモーニン(1番人気)、2019年のコパノキッキング(2番人気)、昨年のエンペラーワケア(1番人気)の3頭が勝利しており、勝ち星では4歳馬に劣りますが、複勝率では4歳馬を上回ってトップになっています。
またデータを見ると7歳馬が過去10年間で6頭、馬券圏内に好走しています。
普段は敬遠しがちな7歳以上の馬も、根岸ステークスなら伏兵として押さえて置いて損はないと思います。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 0-2-2-15 | 0.0% | 10.5% | 21.1% |
2枠 | 2-0-0-17 | 10.5% | 10.5% | 10.5% |
3枠 | 1-3-1-15 | 5.0% | 20.0% | 25.0% |
4枠 | 1-2-3-14 | 5.0% | 15.0% | 30.0% |
5枠 | 0-1-1-18 | 0.0% | 5.0% | 10.0% |
6枠 | 3-0-0-17 | 15.0% | 15.0% | 15.0% |
7枠 | 1-1-3-15 | 5.0% | 10.0% | 25.0% |
8枠 | 2-1-0-16 | 10.5% | 15.8% | 15.8% |
上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。
データを見ると、勝ち星が上がっていない枠もありますが、どの枠の複勝率は10%を超えており、枠順による大きな有利不利はないといっていいと思います。
注意する点があるとすれば、レースの概要欄のところでお伝えしたレース傾向、根岸ステークスはのスタートしてから3コーナーまで400m以上の直線です。
外枠に入った先行馬が少し立ち遅れたりすると、それを巻き返そうと前半で脚を使いに行くので、この時はペースが速くなるので注意が必要です。
外枠の先行馬の出方はレース全体のペースを左右する可能性があるので、馬券の対象外でも、どんな馬が入ってどういう動きをするか注目しておく必要があると思います。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 0-0-0-10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
先行 | 4-4-1-36 | 8.9% | 17.8% | 20.0% |
差し | 4-3-5-41 | 7.5% | 13.2% | 22.6% | 追い込み | 2-3-4-40 | 4.1% | 10.2 | 18.3% |
上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。
脚質は4コーナーの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
データを見ると過去10年間で逃げ切った馬は1頭もおらず、逆に追い込み馬が2勝と先行馬よりも差し馬が優位のようなデータになっています。
ペースが落ちにくい1400m戦で、直線の長い東京コース、自分のペースで走っていても並みの馬では直線で苦しくなってしまうことがデータから見て取れます。
データ面から見て差し馬・追い込み馬が好走しやすい流れになるのであれば、ゴチャついて直線で追い出しが遅れる可能性をもつ内枠よりは、中枠、外枠の方がスムーズな競馬ができるのかもしれません。
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
戸崎圭太 | 2-2-0-4 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
川田将雅 | 2-0-1-1 | 50.0% | 50.0% | 75.0% |
C・ルメール | 1-2-1-3 | 14.3% | 42.9% | 57.1% |
三浦皇成 | 1-1-0-2 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
岩田康誠 | 1-0-1-2 | 25.0% | 25.0% | 50.0% |
内田博幸 | 1-0-1-4 | 16.7% | 16.7% | 33.3% |
武豊 | 0-2-0-4 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。
データをみると美浦所属の戸崎圭太騎手が過去10年間で、2016年のモーニン(1番人気)、2023年のレモンポップ(1番人気)で2勝、複勝率も50%と高い数値を残しています。
その他では川田将雅騎手、C・ルメール騎手、三浦皇成騎手、岩田康誠騎手、内田博幸などが活躍しています。
栗東所属の関西ジョッキーも好成績ということは遠征してくる関西馬には要注意ということになるので気を付けましょう。
調教師・厩舎 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
村山明厩舎 | 1-1-0-2 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
西園正都厩舎 | 0-0-2-2 | 0.0% | 00.0% | 50.0% |
上記のデータは過去10年間の調教師と成績をまとめたものです。
データをみるとバラけている傾向が出ていましたが、村山明厩舎と西園正都厩舎が好成績を残していました。
村山明厩舎は2019年、2020年にコパノキッキングで、西園正都厩舎は2020年のスマートアヴァロン、2022年のタガノビューティーで馬券圏内に好走、今年も上記の厩舎の馬が出走していれば要注意です。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ロードカナロア | 2-0-0-2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
サウスヴィグラス | 1-0-1-4 | 16.7% | 16.7% | 33.3% |
プリサイスエンド | 1-0-1-2 | 25.0% | 25.0% | 50.0% |
オルフェーヴル | 0-2-0-6 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
キングカメハメハ | 0-1-1-7 | 0.0% | 11.1% | 22.2% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
データを見ると、スピード血統のロードカナロア産駒、短距離のダート血統、サウスヴィグラス産駒やプリサイスエンド産駒が好成績を残しています。
東京のダートコースはスピードが問われるコースなので、パワーやスタミナよりもスピード重視、短距離向きのダート血統は馬券的には面白いと思います。
またオルフェーヴル産駒やキングカメハメハ産駒のように、芝で活躍する血統であればスピード面は保証されているので、穴狙いで芝のパワー型の産駒を狙ってみるのも面白いと思います。
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■本命馬⇒コスタノヴァ
■穴馬⇒アームズレイン
■対抗馬⇒サンライズフレイム
◎⑨コスタノヴァ
○⑤サンライズフレイム
▲⑧フリームファクシ
△⑬ロードフォンス
△⑪アルファマム
△⑩タガノビューティー
△①クロジシジョー
☆④アームズレイン
◆3連複フォーメーション
1頭目:⑨
2頭目:⑤⑧
3頭目:⑤⑧④⑬⑪⑩①
合計点数:11点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑨
2着馬:⑤⑧④⑬
3着馬:⑤⑧④⑬⑪⑩①
点数:24点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑤⑧
2着馬:⑨
3着馬:⑤⑧④⑬⑪⑩①
点数:12点
合計点数:36点
本命馬はコスタノヴァです。
デビューは芝のマイル戦でしたが、その後はダートに路線を変更、順調に勝ち上がり前走の欅ステークスでは、斤量差はあったものの昨年の勝ち馬エンペラーワケアに勝っており、重賞でも勝ち負けできる力があることが分かると思います。
前走のクラスターカップ[Jan3]は、地方の深いダートに加えて重馬場、さらにスタートダッシュが付かず、8枠だったので終始外を回されており、全てが上手く回っていなかったので度外視できる1戦だったと思います。
今回は得意の東京競馬場、1200mよりも息の入る1400mも好材料、パワー勝負よりもスピードで押し切れる東京競馬場なら好勝負になるとみて本命馬にしました。
逆転候補の1頭目はサンライズフレイム、昨年の3着馬で1400m戦で5勝とこの距離が得意、過去10戦して着外が1度もない安定ぶりも見逃せず、ココでも好勝負になるとみて逆転候補の1番手にしました。
もう1頭はフリームファクシ、デビュー戦から芝を使っており、デビュー4走目にしてきさらぎ賞[G3]を制する実力馬、ダートに路線変更したのは3走まえで、変更してから3戦2勝、前走のすばるステークスも2着以下に3馬身以上つける快勝劇、底を見せておらず重賞でもアッサリ勝ち切る可能性も十分あるので、逆転候補に抜擢しました。