2025/10/05 - データと血統で当てる!うま泉教授の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉教授です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
秋競馬がスタートして1ヶ月、今週から秋の東京開催が開幕、天皇賞秋、ジャパンカップと最強古馬を決めるG1競走が目白押しです。
開幕週となる今週は、天皇賞秋の前哨戦となる毎日王冠[G2]が東京競馬場の芝1800mで行われます。
2015年のエイシンヒカリ(1番人気)や2017年のリアルスティール(3番人気)のように、毎日王冠から天皇賞(秋)向かう馬もいれば、2022のサリオス(1番人気)や2023年のシュネルマイスター(1番人気)のように、マイルチャンピオンシップへ向かう馬も出走してきます。
各馬が思惑を持って出走してくるので、馬の能力だけでなく、各陣営の思惑を含めた馬券検討が必要になってきます。
難解な一戦になりそうですが、しっかりと分析し、馬券に結びつけていきたいと思っています。
今週もデータと血統から勝ち馬を導いていきますので、最後までお付き合いいただければと思います。
昨年の毎日王冠、血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。
まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
エルゲルージ | 牡6歳 | 57 | 石坂公一 |
エルトンバローズ | 牡5歳 | 57 | 杉山晴紀 |
サトノシャイニング | 牡3歳 | 55 | 杉山晴紀 |
シックスペンス | 牡4歳 | 58 | 国枝栄 |
シリウスコルト | 牡4歳 | 57 | 田中勝春 |
シルトホルン | 牡5歳 | 57 | 新開幸一 |
ジェイパームス | セ5歳 | 57 | 堀宜行 |
チェルヴィニア | 牝4歳 | 56 | 木村哲也 |
ディマイザキッド | 牡4歳 | 57 | 清水英克 |
ホウオウビスケッツ | 牡5歳 | 57 | 奥村武 |
ラファドゥラ | 牝5歳 | 55 | 小島茂之 |
レーベンスティール | 牡5歳 | 57 | 田中博康 |
ロングラン | セ7歳 | 58 | 和田勇介 |
昨年は3歳馬のシックスペンスが好位4番手から進出し、逃げるホウオウビスケッツをゴール前で捉え、重賞2勝目のゴールとなりました。
2着には逃げた4番人気のホウオウビスケッツ、3着には2番手にいたエルトンバローズが入り、三連単は万馬券での決着となりました。
前半1000mの追加タイムが59秒4、開幕週の馬場を考えると少し遅いぐらいの通過タイムです。
スタートした1ハロンが12秒7、2ハロン目も11秒0で通過しているところを見ると、先行争いもなく、各馬がスタートからマイペースで脚を溜め、直線の瞬発力勝負になったので、先行した馬がそのままアドバンテージを活かして残ったという流れでした。
今年は11頭と少頭数の競馬なので、昨年の流れが参考になると思います。
前走レース | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
安田記念 | 3-4-3-13 | 13.0% | 30.4% | 43.5% |
日本ダービー | 3-1-0-4 | 37.5% | 50.0% | 50.0% |
エプソムカップ | 2-2-1-6 | 18.2% | 36.4% | 45.5% |
宝塚記念 | 0-1-1-8 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
上記のデータは過去10年間の前走レースと成績をまとめたものです。
データをみると3歳馬なら日本ダービー組、古馬なら安田記念組が好成績を残しています。
毎日王冠はG2競走ですが、G1競走で好勝負できるような馬でないと、毎日王冠で好走することは難しいようです。
少し前までは夏の上り馬と実績ある古馬がぶつかり合うレースでしたが、実績馬のステップレースという傾向が強くなっていると思いますので注意が必要です。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 8-0-1-1 | 80.0% | 80.0% | 90.0% |
2番人気 | 0-2-1-7 | 0.0% | 20.0% | 30.0% |
3番人気 | 1-3-1-5 | 10.0% | 40.0% | 50.0% |
4番人気 | 1-3-3-3 | 10.0% | 40.0% | 70.0% |
5番人気 | 0-1-2-7 | 0.0% | 10.0% | 30.0% |
6番~9番人気 | 0-0-2-38 | 0.0% | 0.0% | 5.0% |
10番人気以下 | 0-0-1-29 | 0.0% | 0.0% | 3.3% |
上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。
過去10年間の勝ち馬を見てみると、半数以上の8頭が1番人気、着外に沈んだ馬が1頭だけ、圧倒的な強さといっても過言ではありません。
2番人気から勝ち馬が出ていませんが、勝ち馬の10頭は全て4番人気以内の馬、上位人気が強い重賞競走ということがいえると思います。
毎日王冠は人気通り、力通りの決着が主流になっていることが分かると思います。
東京競馬場はコースの横幅が他の競馬場に比べて広いので、内で詰まったりする馬が少なく、最後の直線は横一線に広がっての叩き合いになります。
アクシデントや不利を受ける馬が少ないので、力通りの決着になりやすいのかもしれません。
単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1.0倍~2.9倍 | 4-2-1-1 | 50.0% | 75.0% | 87.5% |
3.0倍~4.9倍 | 4-2-0-4 | 40.0% | 60.0% | 60.0% |
5.0倍~9.9倍 | 1-5-6-15 | 3.7% | 22.2% | 44.4% |
10.0倍~19.9倍 | 1-1-2-9 | 7.7% | 15.4% | 30.8% |
20.0倍~49.9倍 | 0-0-0-31 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
50倍以上 | 0-0-1-30 | 0.0% | 0.0% | 3.2% |
上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。
人気のデータのところで毎日王冠は上位人気が強い重賞競走であることはお伝えしたと思います。
単勝オッズのデータをみても、その傾向は色濃く出ていて、2019年のダノンキングリー(単勝オッズ1.6倍)、2020年のサリオス(単勝オッズ1.3倍)と過去10年間で2頭、単勝オッズ1倍の馬がいましたが、2頭共にメンバー最速の末脚で差し切り勝利しています。
穴馬を買うなといは言いませんが、狙うなら単勝オッズ10.0倍~19.9倍まで、単勝オッズ20倍を超えると極端に数値が下がります。
馬券的な高配当を狙うなら、4番人気や5番人気の1着狙い、人気馬の裏返しで高配当が狙い目になると思います。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 5-1-0-11 | 29.4% | 35.3% | 35.3% |
4歳 | 3-3-6-21 | 9.1% | 18.2% | 36.4% |
5歳 | 2-3-3-23 | 6.5% | 16.1% | 25.8% |
6歳 | 0-3-0-20 | 0.0% | 13.0% | 13.0% |
7歳以上 | 0-0-1-15 | 0.0% | 0.0 | 6.3% |
上記のデータは過去10年間の年齢と成績をまとめたものです。
勝ち馬に注目すると、過去10年間で3歳馬が5勝、4歳馬が3勝、5歳馬が2勝と若い世代の強さが目立ちます。
データ的に6歳馬や7歳馬以上の馬は少し厳しく、こちらは相手やヒモととしての穴狙いが妥当かと思います。
注意するべきポイントがあるとすれば3歳馬、負担重量が古馬よりも2キロ軽くなるので、世代のトップクラスの馬が出走してきたときは力を信用した方が良いと思います。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1-0-3-6 | 10.0% | 10.0% | 40.0% |
2枠 | 0-1-0-9 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
3枠 | 1-1-0-9 | 9.1% | 18.2% | 18.2% |
4枠 | 0-2-3-9 | 0.0% | 14.3% | 35.7% |
5枠 | 1-2-1-13 | 5.9% | 17.6% | 23.5% |
6枠 | 2-1-2-13 | 11.1% | 16.7% | 27.8% |
7枠 | 3-1-0-16 | 15.0% | 20.0% | 20.0% |
8枠 | 2-2-1-15 | 10.0% | 20.0% | 25.0% |
上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。
勝ち馬を見ると、内枠よりも6枠、7枠、8枠といった外枠の馬が好成績をあげています。
複勝率に注目してみると、1番好成績なのが1枠の40.0%で、これに続くのが4枠の35.7%です。
力のある馬にとっては、内で包まれるよりも、外から相手の出方を見れる方が、競馬がしやすいのかもしれません。
逆に穴馬にとって、開幕週ということも含めて、最短距離を走れる方が好成績の繋がるのかもしれません。
内枠と外枠で意味合いが変わってくるので、枠順確定は注目です。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 2-2-0-6 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
先行 | 4-3-7-33 | 8.5% | 14.9% | 29.8% |
差し | 3-4-2-35 | 6.8% | 15.9% | 20.5% | 追い込み | 1-1-1-16 | 5.3% | 10.5% | 15.8% |
上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。
脚質はスタートしてから1コーナーまでの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
データを見ると過去10年間で逃げ馬(1コーナー先頭)の馬が2勝、2着2回で複勝率も40.0%と高く、だいたい2年に1回は逃げ馬が馬券圏内に絡んでくるということになります。
開幕週の高速馬場で先行した馬が止まらないということもありますが、東京コースは直線が長いので、各ジョッキーが直線でバテないように脚を溜めるので、ペースが落ち着きやすく展開が乱れないことがいえると思います。
馬場状態に加えて、ペースも落ち着きやすい、穴馬は探すなら逃げ・先行馬の前残りが狙い目になると思います。
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ルメール | 3-2-1-3 | 33.3% | 55.6% | 66.7% |
戸崎圭太 | 2-1-1-5 | 22.2% | 33.3% | 44.4% |
西村淳也 | 1-0-1-0 | 50.0% | 50.0% | 100% |
川田将雅 | 0-2-1-4 | 0.0% | 28.6% | 42.9% |
上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。
データをみるとルメール騎手、戸崎圭太騎手、川田将雅騎手とトップジョッキーが好成績を残しています。
実力のある馬にはトップジョッキーが乗ることが多いので、このような結果になるのは仕方のないことなのかもしれません。
西村淳也は騎手はエルトンバローズでの2連対(2023年1着、2024年3着)、今年も騎乗馬があれば、狙ってみても面白いかもしれません。
戸崎圭太騎手は美浦所属の関東ジョッキーですが、それ以外はみな栗東所属の関西ジョッキー、言い方を変えれば関東に遠征してくる関西馬は要注意ということがいえると思います。
調教師・厩舎 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
堀宜行厩舎 | 2-0-0-3 | 40.0% | 40.0% | 40.0% |
菊沢隆徳厩舎 | 1-2-0-3 | 16.7% | 50.0% | 50.0% |
萩原清厩舎 | 1-1-0-0 | 50.0% | 100% | 100% |
手塚貴久厩舎 | 1-0-1-3 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
大竹正博厩舎 | 1-0-1-1 | 33.3% | 33.3% | 66.7% |
杉山晴紀厩舎 | 1-0-1-0 | 50.0% | 50.0% | 100% |
上記のデータは過去10年間の調教師と成績をまとめたものです。
データをみると杉山晴紀厩舎以外は、全て美浦所属の関東厩舎です。
ジョッキーでは関西のジョッキーが好成績でしたが、厩舎の場合は一転して関東の厩舎が好成績です。
もしかしたら、先ほど関東に遠征してくる関西馬に注意という話をしましたが、実は関西ジョッキーに依頼している関東馬に要注意なのかもしれません。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 3-4-3-29 | 7.7% | 17.9% | 25.6% |
ハーツクライ | 2-0-0-2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
クロフネ | 1-1-0-0 | 50.0% | 100% | 100% |
ディープブリランテ | 1-0-1-0 | 50.0% | 50.0% | 100% |
Kingman | 1-0-1-0 | 50.0% | 50.0% | 100% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
東京競馬場の開幕週、直線の長さを含め、瞬発力の生きる馬場ならディープインパクト産駒で問題ないと思います。
データを見ても過去10年間、エイシンヒカリ、リアルスティール、ダノンキングリーと3頭の勝ち馬を出しており、馬券圏内に好走している馬も11頭いるなら、迷った時はディープインパクト産駒から入っても、十分勝機があると思います。
その他の種牡馬は、サリオス(ハーツクライ産駒)、アエロリット(クロフネ産駒)、エルトンバローズ(ディープブリランテ産駒)、シュネルマイスター(Kingman産駒)と1頭の馬が何度も活躍したものです。
ディープインパクト産駒が見当たらなければ、サンデーサイレンス系の種牡馬を狙ってみると良いかもしれません。
先週、うま吉の予想記事内で紹介していたdiggin’KEIBAが早速無料予想でその精度の高さを存分に見せつけてきました♪
diggin’KEIBA(https://www.digginkeiba.jp/)
【9/27~28結果】
ワイド 5-6 5-15 ⇒9,700円 的中!
ワイド 2-3 ⇒5,500円 的中!
diggin’KEIBAの無料予想は的中率を大きく上げるために堅い決着が見込めそうなレース選びをして、しっかりと数を当てて利益を出すというのがコンセプトみたいだね!
左の画像の日曜の1戦は、1~3人気の順番どおりの決着となった激堅の1戦かつ単勝オッズで1人気に推されている馬が抜けた支持を集めていたレースで、頭数が多い分ヒモ荒れを見込んでオッズが割れ気味になっていたところを見事について、回収率200%近くを達成♪
土曜の1戦も似たようなもので、1点推奨でズバッと1人気の組み合わせを的中して微々たるものだけどプラス収支としてきました!
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>■本命馬⇒サトノシャイニング
■穴馬⇒シリウスコルト
■対抗馬⇒エルトンバローズ
◎⑩サトノシャイニング
○②エルトンバローズ
▲④チェルヴィニア
△⑧ホウオウビスケッツ
△⑨レーベンスティール
△①ロングラン
△⑦シルトホルン
☆⑪シリウスコルト
◆3連複フォーメーション
1頭目:⑩
2頭目:②④
3頭目:②④⑧⑨⑪①⑦
合計点数:11点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑩
2着馬:②④⑧⑨
3着馬:②④⑧⑨⑪①⑦
点数:24点
◆3連単フォーメーション
1着馬:②④
2着馬:⑩
3着馬:②④⑧⑨⑪①⑦
点数:12点
合計点数:36点
本命馬はサトノシャイニングです。
毎日王冠の3歳馬といえは、2023年のエルトンバローズ、昨年のシックスペンス、過去10年間で5頭の勝ち馬が出ており、今年のサトノシャイニングも過去10年間で勝った3歳馬に引けを取らない能力の持ち主だと思っています。
春のクラシックでは皐月賞5着、日本ダービー4着と成績だけ見るとワンパンチ足りない印象を受けるが、この2レースは共に大外枠の8枠からの発送、外を回ったコースロスを考えれば、世代トップクラスの能力を秘めている事が分かると思います。
今回はハンデ55キロ、今回も運命というか大外枠の8枠発送だが、内の馬を見ながら競馬ができると思えは、前2走ほど悲観することはないと思います。
スムーズな競馬ができれば、間違いなく好勝負になると見て本命馬にしました。
逆転候補の1番手は一昨年の覇者エルトンバローズ、昨年のマイルチャンピオンシップでは2着、昨年のこのレースは3着と能力の高さは証明済み、好枠の2枠2番を引いたので上手く立ち回れば逆転まであるとみて逆転候補の1番手にしました。
もう1頭はチェルヴィニア、2冠牝馬と実績はナンバー1だか、秋華賞以来勝ち星がないのは少し気にかかる所、能力的にはG2クラスならアッサリ勝っても不思議はなく、スローの瞬発力勝負ならチャンスがあるとみて逆転候補に抜擢しました。