2025/08/09 - データと血統で当てる!うま泉教授の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉教授です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
夏競馬も佳境に入り、今週は秋のスプリングステークスを見据えた1戦、CBC賞が中京競馬場の芝1200mで行われます。
昨年から開催が8月に変更されたCBC賞、メンバーや各馬のローテーションも変わってきているので注意が必要です。
まずはいつものように、中京競馬場の特徴から振り返っていきましょう。
2012年3月にリニューアルされた中京競馬場は、ローカル競馬場というよりも、東京、中山、京都、阪神といったメイン競馬場に並ぶコース形態に変貌しました。
芝コースの1周は1,705.9m、これは阪神競馬場や中山競馬場の内回りよりも長く、直線412.5mは京都競馬場の外回りコース長く、競馬場全体が大きくリニューアルされたという意識を持つのが良いと思います。
芝コースの高低差は3.5m、直線の入り口が1番低くなっており、そこから一気に駆け上がり、そこから200m先がゴール、坂を上るパワーと残り200mを走り切るスタミナがないと中京競馬場では好走できません。
リニューアル前に比べ、追い込み馬が活躍が目立つ競馬場なので、CBC賞も後ろからくる馬は要注意です。
今週もデータを血統を基に、勝ち馬を導き出していきますので、最後までお付き合い頂ければ幸いです。
まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
インビンシブルパパ | 牡4歳 | 57 | 伊藤大士 |
エイシンワンド | 牡3歳 | 55 | 大久保龍志 |
カリボール | 牡9歳 | 56 | 西村真幸 |
カルチャーデイ | 牝4歳 | 55 | 四位洋文 |
クラスペディア | 牡3歳 | 55 | 河嶋宏樹 |
グランテスト | 牝5歳 | 54 | 今野貞一 |
シュトラウス | 牡4歳 | 57 | 武井亮 |
ジャスティンスカイ | 牡6歳 | 57.5 | 友道康夫 |
ジューンブレア | 牝4歳 | 55.5 | 武英智 |
テイエムリステット | 牡4歳 | 56 | 秋山真一郎 |
ドロップオブライト | 牝6歳 | 56 | 福永祐一 |
バルサムノート | 牡5歳 | 57 | 高野友和 |
バンドシェル | 牡4歳 | 57 | 西村真幸 |
ベガリス | 牝5歳 | 54 | 高橋義忠 |
ポッドベイダー | 牡3歳 | 55 | 上原佑紀 |
ミルトクレイモー | 牡5歳 | 54 | 中村直也 |
メイショウソラフネ | 牡6歳 | 57 | 石橋守 |
ヤマニンアルリフラ | 牡4歳 | 57.5 | 斉藤崇史 |
ワイドラトゥール | 牝4歳 | 55.5 | 藤原英昭 |
昨年は6番人気のドロップオブライトが好位3番手から直線を押し切り、初の重賞制覇となりました。
2着には3番人気のスズハローム、3着には2番人気のグランテストが入り、三連単は万馬券での決着となりました。
レース概要の欄で中京競馬場のコール前は、坂を上り切って200mの直線があり、パワーとスタミナを要する競馬場とお伝えしましたらが、後方から追い込んだのは5番人気のジャスティンスカイの5着が精一杯でした。
レースの流れを見てみると、追い込めなかったというよりも、前が止まらなかったというレースでした。
勝ったドロップオブライトが3番手から33秒台の脚で走られては、後方から差す馬は32秒台前半で上がらないと届きません。
今年も昨年のような前残りになるのか、当日の馬場状態など馬券検討の前にしっかりチェックする必要があると思います。
前走レース | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
函館スプリント | 1-0-0-4 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
北九州記念 | 0-0-1-5 | 0.0% | 0.0% | 16.7% |
ヴィクトリアM | 0-0-0-3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
鞍馬ステークス | 1-0-3-11 | 6.7% | 6.7% | 26.7% |
パラダイスS | 1-0-0-4 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
上記のデータは過去10年間の前走レースと成績をまとめたものです。
昨年から開催日が変わり、ローテーションのデータはあまり当てにできませんが、函館スプリントステークや北九州記念といった重賞組は、それなりの力を発揮するようです。
ハンデ戦ということもあり、注目したいのは上り馬、上記のデータでいうなら、鞍馬ステークス組やパラダイスステークス組は注目しておいた方が良いと思います。
開催が変わったばかりなので、ローテーションはあまり気にせず、馬の能力や中京コースを得意としている馬から狙うのが良いと思います。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 1-1-1-7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
2番人気 | 3-1-3-3 | 30.0% | 40.0% | 70.0% |
3番人気 | 1-2-2-5 | 10.0% | 30.0% | 50.0% |
4番人気 | 1-0-1-8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
5番人気 | 0-0-0-10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
6番~9番人気 | 3-4-2-31 | 7.5% | 17.5% | 22.5% |
10番人気以下 | 1-2-0-62 | 1.5% | 4.6% | 4.6% |
上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。
1番人気のデータを見てみてみると、過去10年間で1勝、複勝率も30%と1番人気にしては物足りなさが残ります。
逆にこれを補うように2番人気が過去10年で3勝、複勝率も70%と出ているので、荒れる重賞競走とまでは言えないと思います。
うま泉教授が注目しているのは6番人気~9番人気の馬、2021年のファストフォース(8番人気)、2023年のジャスパークローネ(7番人気)、昨年のトップオブライと(6番人気)と3頭の勝ち馬が出ており、近年は6番人気~9番人気の馬が良く絡んでいることからも、伏兵を狙うならこの辺りが狙い目になると思います。
昨年、一昨年と伏兵が勝っていますが、伏兵を狙うならワイドや三連複といった手広い馬券で狙っていく方が、買い目も絞れて好結果に繋がると思います。
単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1.0倍~2.9倍 | 0-0-0-4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3.0倍~4.9倍 | 1-2-2-6 | 9.1% | 27.3% | 45.5% |
5.0倍~9.9倍 | 5-2-4-21 | 15.6% | 21.9% | 34.4% |
10.0倍~19.9倍 | 2-2-4-23 | 6.5% | 12.9% | 25.8% |
20.0倍~49.9倍 | 1-2-0-30 | 3.0% | 9.1% | 9.1% |
50倍以上 | 1-2-0-42 | 2.2% | 6.6% | 6.6% |
上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。
過去10年間で単勝オッズ1.0倍~2.9倍の馬が4頭着外になっているのは、データを見て驚きました。
CBC賞はハンデ戦なので、人気馬はある程度の斤量を背負わされるので、勝ち切れないのかと思っていたら、馬券圏内にも好走してなかったのをみると、暑い夏場に馬を仕上げる難しさがデータにも出ているのかもしれません。
人気馬の中心も過去10年間で5勝している単勝オッズ5.0倍~9.9倍の馬が面白く、過去10年間で単勝オッズ50倍以上の間も勝っており、穴馬はオッズを気にせずチャンスがあるならどんどん狙ってみた方が好結果に繋がると思います。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 1-1-1-9 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
4歳 | 1-1-1-22 | 4.0% | 8.0% | 12.0% |
5歳 | 7-4-3-33 | 14.9% | 23.4% | 29.8% |
6歳 | 1-2-5-37 | 2.2% | 6.7% | 17.8% |
7歳以上 | 0-2-0-23 | 0.0% | 8.0% | 8.0% |
上記のデータは過去10年間の年齢と成績をまとめたものです。
データを見ると、5歳馬が過去10年間で7勝、昨年6番人気で勝ったドロップオブライトも5歳馬という事を考えると、5歳馬が群を抜いて好成績ということが分かると思います。
ハンデ戦でも5歳馬が勝つのですから、まずは5歳馬の中に中心となる馬がいないか探すのが良いと思います。
また伏兵を考えるなら3歳馬が狙い目、他の世代よりも斤量が軽くなる可能性が高いので、一発狙うなら3歳は面白いと思います。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1-0-2-13 | 6.3% | 6.3% | 18.8% |
2枠 | 1-0-1-14 | 6.3% | 6.3% | 12.5% |
3枠 | 3-2-2-9 | 18.8% | 31.3% | 43.8% |
4枠 | 2-4-1-12 | 10.5% | 31.6% | 36.8% |
5枠 | 0-2-2-16 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
6枠 | 1-0-0-19 | 5.0% | 5.0% | 5.0% |
7枠 | 2-2-2-18 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
8枠 | 0-0-0-24 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。
データを見てみると、3枠が過去10年間で3勝、複勝率も43.8%と1番の成績を挙げており、これに続くのが2勝している4枠と7枠です。
このデータを見る限り、単に内枠が有利、外枠が有利とは言えなそうで、単に3枠と4枠に人気馬が集まったという言い方できなくないと思います。
うま泉教授の見立てでは、これは開催が進み内枠の馬場が徐々に傷んでいて、3枠、4枠といった内枠から2、3メートルの位置が非常に良い馬場状態になっていたのではないかと推測します。
夏の中京開催も7月末からスタートし今週で4週目、そろそろ内の馬場が痛んできている可能性があるので、土曜日の競馬をみるチャンスがあれば確認しておくと馬券の制度も上ると思います。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 4-0-4-2 | 40.0% | 40.0% | 80.0% |
先行 | 1-4-3-38 | 2.2% | 10.9% | 17.4% |
差し | 5-4-2-42 | 9.4% | 17.0% | 20.8% | 追い込み | 2-2-1-43 | 4.2% | 8.3% | 10.4% |
上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。
脚質はスタートしてから1コーナーまでの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
レース概要のところで、中京コースは最後の直線に坂があり、更に上り切ってから200m走ってゴールするので、パワーとスタミナが必要という話をしたと思います。
しかしデータを見てみると、過去10年間で逃げた馬が4勝、複勝率も80%と行ったもん勝ちのような結果になっています。
しかしデータをよく見てみると、勝ち星が一番多いのは差し馬の5勝、追い込み馬も2勝しており、差した方が強いのではないかという気もしてきます。
芝1200mのレースなので、逃げ馬が楽に先行できてしまえば残りやすいの当たり前で、逆に競り合えば直線で差し馬の出番となります。
メンバーを見て、今年は楽に行けるのか行けないのか、逃げ馬の動向を探る事が中京記念を仕留める第一歩のような気がします。
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
川田将雅 | 1-2-0-5 | 12.5% | 37.5% | 37.5% |
北村友一 | 1-1-0-2 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
鮫島克駿 | 1-1-0-2 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
幸英明 | 1-0-1-5 | 14.3% | 14.3% | 28.6% |
松山弘平 | 0-1-1-4 | 0.0% | 16.7% | 33.3% |
上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。
データを見ると関西のジョッキーが好成績、これは夏の開催を考えると少しわかるようなきもします。
夏の関東馬は福島開催と新潟開催がメインとなるので、大半の関東は新潟競馬場で走ると思って良いと思います。
逆に関西馬にとっては小倉開催と中京開催がメイン、中京競馬場で開催されるCBC賞は、関西馬が中心のレースと考えて良いと思います。
逆にそれでも関東から出走してくる馬は、勝算あっての出走だと考えられるので注意する必要があると思います。
調教師・厩舎 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
西村真幸厩舎 | 1-2-0-7 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
角田晃一厩舎 | 1-1-1-2 | 20.0% | 40.0% | 60.0% |
高野友和厩舎 | 1-0-1-2 | 25.0% | 25.0% | 50.0% |
庄野靖志厩舎 | 1-0-1-1 | 33.3% | 33.3% | 66.7% |
上記のデータは過去10年間の調教師と成績をまとめたものです。
調教師も騎手データと同じように好成績をおさめているのは関西の調教師です。
関西の調教師が好成績なのも、騎手データと同じ理由と考えて良いと思います。
上記のような実績のある調教師を狙ってみても良いと思いますが、穴馬を狙うなら若い関西の調教師を狙ってみるのも一考だと思います。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 3-1-1-8 | 23.1% | 30.8% | 38.5% |
ロードカナロア | 1-2-1-7 | 9.1% | 27.3% | 36.4% |
マンハッタンカフェ | 1-0-1-3 | 33.3% | 33.3% | 66.7% |
トーセンラー | 1-0-0-0 | 100% | 100% | 100% |
トワイニング | 0-1-1-0 | 0.0% | 50.0% | 100% |
モーリス | 0-1-0-1 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
1200mの短距離戦、瞬発力勝負になるのであれば、ディープインパクト産駒を狙ってみるもの良いと思います。
うま泉教授が注目しているのはロードカナロア産駒とモーリス産駒、中京競馬場はスピードだけでは押し切れない部分があるので、マイル戦で結果を出している産駒はスタミナ面でも優れているんで狙い目だと考えます。
先物買いをするなら、スピードだけでなくパワーやスタミナにも優れた種牡馬を狙ってみると面白いかもしれません。
neosの無料予想は函館や札幌といった北海道の滞在レースで抜群の相性の良さを誇っています♪
neos(https://www.neoskeiba.jp/)
【8/2結果】
3連複 2-6-9 ⇒17,580円 的中!
10頭立てのレースながら1番人気と2番人気の馬が揃って凡走した1戦を見事に3連複の少点数で仕留めてみせています♪
抜けて1人気に推されたジャスパーディビネはその脚質や減量ジョッキーを配してきた状況からかいつも以上に支持されていたけど、流石に1勝クラスそこそこの馬でスピードだけで押し切れる状況ならこんなところで3戦もくすぶっていないし、まだ経験の少ない騎手ならペース配分も難しくて、鞍上はむしろ不安材料のひとつだったんだよ!
neosが軸にしていたのは3番人気のクインズスピカだったけど、人気馬の中だと唯一好走した1頭を選択出来ているセンスはもちろんのこと相手選びも秀逸だし、隙のない予想で当たるべくして当たったと断言出来るほどです♪
本来はワイドや3連複でも1レースごとに高配当というよりもコツコツと的中率で稼ぐ印象だったのが、夏競馬は荒れる分払い戻しも大きくて、今週の予想にも注目だね!
■本命馬⇒ワイドラトゥール
■穴馬⇒シュトラウス
■対抗馬⇒ヤマニンアルリフラ
◎⑥ワイドラトゥール
○⑭ヤマニンアルリフラ
▲⑨ジューンブレア
△⑬ジャスティンスカイ
△⑦グランテスト
△⑮カルチャーデイ
△④クラスペディア
☆⑤シュトラウス
◆3連複フォーメーション
1頭目:⑥
2頭目:⑭⑨
3頭目:⑭⑨⑤⑬⑦⑮④
合計点数:11点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑥
2着馬:⑭⑨⑤⑬
3着馬:⑭⑨⑤⑬⑦⑮④
点数:24点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑭⑨
2着馬:⑥
3着馬:⑭⑨⑤⑬⑦⑮④
点数:12点
合計点数:36点
本命馬はワイドラトゥールです。
過去11走の成績は【4-0-0-7】と勝つか負けるか、一か八かみたいなレースをしているが、3歳の春に出走した桜花賞では、桜花賞馬のステレンボッシュの6着と好走、大味な馬ではあるが切れ味は本物だと思っています。
初の1200m戦となった淀短距離ステークスは10着に敗れたものの、上りは最速の33秒6をマーク、前走のヴィクトリアマイルも着順は11着だかが、勝ち馬のアスコリピチェーノからは0.5秒差と差を詰めている。
1400m戦で実績があるように、前が止まってくれないと差し切れないが、タフな中京コースなら、前が止まる可能性があるので、一発を狙ってワイドラトゥール本命馬に抜擢しました。
逆転候補の1番手はヤマニンアルリフラ、こちらもスピードタイプというよりはパワーやスタミナがあるタイプ、前走の北九州記念で初の重賞制覇、3連勝の勢いを持ってすれば、ここも差し切れる力は持っているので、逆転候補の1番手にしました。
もう1頭はジューンブレア、条件戦2連勝で挑んだ函館スプリントステークスで悔しい2着、先行力があり内で上手く立ち回れたのは好材料、叩き2戦目、前走のリベンジでの参戦は陣営も本気モードになっているとみて、逆転候補に抜擢しました。