- ☆シルブロン（稲垣幸雄厩舎）
- 札幌日経オープンで5着入線してここに挑んでくる馬だね♪トップスピードの質はそう高いわけではない中で、仕掛けてからの加速の速さと豊富なスタミナを活かした持続力を武器に、長い距離で速い脚を求められない展開だと他馬との比較で高いパフォーマンスを維持できる持ち味が魅力の1頭！前走は休み明けながらソフトな仕上げだったんだけど、どうやら夏負け気味であまり状態が良くなかったらしく、実際にレースでも勝負どころの手応えや反応がイマイチでスッと動けていませんでした！ただ、長く脚を使える分で最後は巻き返してきたし、勝ち馬には離されたものの2着馬とは僅差の接戦でそう悲観する内容でも無いと思います♪2走前のメトロポリタンSの敗因は決め手比べになったのに後ろで競馬をしていた位置取りが要因で、この距離なら自分の形で競馬が出来れば大崩れはないかな！
- ダイヤモンドSで初めて3000ｍ超えのレースに出走して3着入線した際には坂を超えたら疲れてしまったと鞍上が言っていたことと、陣営も2400ｍ辺りがベストで実際に長距離をこなせるかどうかはまだわからないとコメントを残していることから、中央の重賞レースの中だと最長の3600ｍの距離が不安視されるのは分からなくもないけど、広いコースで淡々とした速い流れを刻んでいたにも関わらず早めに動き出したダイヤモンドSは結果的には悪手だったと思うんだよ♪後半から一気にペースが引き上がったところからゴールにかけてのおよそ1400ｍのタイムが1分23秒9と距離を考えればかなり速いタイムを刻んでいるし、それでいて前半に13秒台のラップがなく溜めも利きづらい状況だったからね！レコード決着であの勝ちに行く競馬をしてむしろ3着を確保しているスタミナは長距離は向くと判断したい部分かな！ピッチの利いた走法で小回りの方が合いそうだし、巻き返してくるよ♪
- 当週の追い切りは美浦のウッドコースで5ハロン66.7秒、ラスト1ハロン11.6秒を一杯に追って計時してきました♪あまり追い切りでは動くタイプではなく、終いにしっかりやっても速い脚を使えなかった馬なのに、今回は3週連続で11秒台をマークしてスピード感のある走りを見せています！動きの質で言うとコーナーを走っている時に若干柔らかみが出たくらいで相変わらず直線では捌きの硬い走りが出ているから、大きく変わったところはないというイメージだね！デキが良いからこそこの馬にしては時計が出ているんだろうし、成長が無くても順調に仕上がったという印象です！
- ☆キングズレイン（手塚貴久厩舎）
- セントライト記念で5着入線してここに挑んでくる馬だね♪スタートは五分に出れるけど、二の脚がつかないせいで後方からの競馬となるいつもの立ち回りで、レーベンスティールやソールオリエンスに次ぐ上がりをマークしています！エンジンの掛かりが遅い面を考慮して、残り800ｍ辺りから一気に仕掛けて内をロス無く上がって来たのは良かったけど、勝負どころで少し狭くなって待つところがあったし、直線では思いの外ギアが上がりきれず脚色が同じになってしまったのは、窮屈な走りを余儀なくされた分もあるかなと思います！鞍上は坂でバテたと言っていたけど、ラスト1ハロンに11.0秒という速いラップを刻んでいる箇所で早めに仕掛けたこの馬がグンと伸びたら既にG1を勝っていてもおかしくないと思うし、負けはしたけど十分強い内容でした♪長丁場でようやく噛み合いそうだね！
- 以前に前脚を叩きつけているだけでトップフォームに入りきれずに自らブレーキをかけているような走法をしていた面は改善されているんだけど、トモがハマりきる前に動いていくと結局バタついてしまうんだよね！2走前に勝利した時はそもそも状態が良くない中でスムーズに運べたから勝ち切れただけで、外を伸び伸びと走れないと手応えが良くても伸びきれないのがわかった前走も収穫はあったんだ！長い距離でリズムを整えて走りが噛み合うのを待てるのは絶対にプラスに働くし、このレースって内回りでゆったりとした流れになりやすいから縦長の展開にはなりにくいというのも外を選択しても動くタイミングをギリギリまで待てるでしょ？良馬場で臨めれば3着だったホープフルS以来となる、良い決め手を披露してくれそうで、勝ち負けに期待したい1頭だね♪
- 当週の追い切りは美浦のウッドコースで6ハロン84.8秒、ラスト1ハロン11.7秒を終い強めに追って計時してきました♪前走時は1週前追い切りは抜群のストライドを見せていて、高脚で走る面を見せなかったけど最終追いで多少硬めの走りになっちゃったから、1週前にしっかりやって当週も強めにやってきた今回も捌きの硬さには注目していたけど、体幹が良くなってきたおかげかブレのない走りを見せることが出来ているし、追ってからもグングン伸びて体の使い方も全く問題無さそうだよ！多少反応は薄いところはあったし、本当に良くなるのは先だろうけど現状の完成度の高さで出せる最大限の動きは出来ていたと思います♪
- ☆ワープスピード（高木登厩舎）
- 古都ステークスを完勝してここに挑んでくる馬だね♪半姉に牝馬ながら菊花賞で3着入線したディヴァインラヴがいるんだけど、この馬も長距離の方が合いそうないい性格をしているかな！好位でそつなく立ち回って、4コーナーから仕掛けて前を飲み込んでいくような横綱競馬で後続の追撃を抑え込む理想的な競馬をやれていたんだけど、直線に入ってからは外を物見するほどの余裕がありました！早めに抜け出してしまったし、集中力して走っていないような印象もあったからソラを使う心配もあったけど、差し馬に詰め寄られるともうひと伸びして、着差以上の勝利だったと思うよ！スタミナに問題がないことも証明したし、3600ｍなら周りとの兼ね合いでさらにパフォーマンスは上がってくると見ています！
- 未勝利から2勝クラスまでの3勝はすべて東京の2400ｍという条件なのは、キレる脚は使えないし抱えるところを作ると集中力がなくなって自分から走るのを止めてしまう面があるから、メリハリがあるラップを刻むよりも逃げて自分のリズムで運ぶか広いコースで淡々と追走してあげないとパフォーマンスを落としてしまうからだね！以前はもう少し短い距離の方が集中力の兼ね合いで良いかもしれないと鞍上もコメントしていたくらいです♪ただ、集中力を欠きながら走ってしまうタイプって良い意味で道中に遊びがあるから、3000ｍで控える立ち回りをしても追ってからしっかりとハミを取って最後まで走りきったワープスピードなら、逆に長い方がスピード面や決め手の問題で合うんじゃないかな！スローからのキレ味勝負になると後手を踏みそうだけど、消耗戦なら期待したいね♪
- 当週の追い切りは美浦の坂路で4ハロン54.4秒、ラスト2ハロン13.1-12.9秒を強めに追って計時してきました♪調教は全然動かない馬にしても、気合をつけられてからの反応はイマイチで、右トモが流れ気味になっているのは気になる部分だね！過去の坂路での映像がないから今回だけこういう面を見せているのか、いつもこういう動きをしているのかで評価は変わってくるけど、1週前のコース追いも含めて2週連続で自己ベストを更新する全体時計をマークして意欲的にやれているし、この見栄えのしない動きでも普段よりも動けていると判断して良さそうです♪あくまで現状の成長度の中で良い仕上がりを見せているというイメージだね！
ステイヤーズステークスの好調教馬ピックアップ♪
ステイヤーズステークスのうま吉の追い切り評価はこのようになりました♪
SS評価
シルブロン
S+評価
キングズレイン
テーオーロイヤル
セファーラジエル
S評価
ダンディズム
マイネルウィルトス
ワープスピード
今回はこの中から…テーオーロイヤルを紹介！
テーオーロイヤル【岡田稲男厩舎】
栗東 CW 83.4 68.5 53.6 38.1 12.3 馬なり
骨折明けだったアルゼンチン共和国を使って叩き2走目となる今回は巻き返しが見込めるんじゃないかな？元々は坂路とコースの併用追いで仕上げられていた馬なんだけど、脚元の関係からか前走はコース追いオンリーの調整となっていて、フットワークのバランスがイマイチ整っていなかったんだよね！今回はコース中心なのは変わらないとはいえ、中間に時計を出していなくても坂路はしっかり使ってきています♪そのおかげで前に突っ込み気味だった走りが改善されてきているから、パフォーマンスは上げてくるんじゃないかな？
元々グンと沈むようなトップフォームを持っている馬だけど、前走は坂路でやれていなかったせいか、前後のバランスが悪くてレースだと特に追い出してからは満足に追えないほど不安定な走りを見せていました！以前は見せていた加速する時に頭が高くなってしまう面は成長に伴ってでなくなったとはいえ、逆に体を起こして走れる箇所も少なくなったせいでワンペース気味でメリハリがなかったのも事実…今回はゆったり走っている時とトップフォームに入った時とで好調時に見せていたフットワークが出来ているし、その上であまり前傾姿勢にならずに追いづらそうにすることもなかったのは上積みが見込める点だね♪
中間は全体時計が出ていても終いが案外だったりとか、最終追い切りも終始馬なりの調整でこの馬にしては時計が出ていなかったりとか、まだ良くなる余地は残しているけど、1週前も当週も動かなかったメイショウハリオに合わせた内容だったからこそで、現状でも目一杯やっていればもっと動けていたはずです♪相手を待てるほど手応えには余裕があるように見えたし、別定戦の同斤なら期待していいと思います！
ステイヤーズステークスで激走する！うま吉渾身の穴馬を紹介♪
セファーラジエル【高柳大輔厩舎】
アルゼンチン共和国杯で5着入線してここに挑んでくる馬だね♪前走も穴馬として期待していたんだけど、道中はやっぱりハミを噛んでしまうところを見せて、折り合いに苦労する面を見せていました！ただ、向正面の半ばくらいでようやくフッと抜けて息を作れたから、最後までバテずに自身の持久力を存分に活かした立ち回りが出来ていたね！ただ、やっぱり加速の遅さは目立っていたし、この馬が取りたい進路を勝ち馬がスルスルと抜けてきたせいで追い出しを待つところがあって、2着との着差を考えればそこさえスムーズなら2着はこの馬だったと思います！3000ｍ超えの長い距離の経験は菊花賞での11着しかないけど、うま吉はむしろこれくらいの方が合う印象です♪
一度ハミを取ってしまうと我慢させるのもひと苦労で、テンに出していくと必ず引っかかってしまうんだよね！それでも主張するのはキレる脚が使えないからで、じっくり溜めても好走出来ないからこそ、敢えて折り合えなくても位置を取る立ち回りで持久力勝負に持ち込んで何とか台頭してきています♪3600ｍが良いと思えたのは、この距離なら開幕週の馬場でも速い上がり勝負になりにくいと思うし、折り合い重視の競馬をしても余力さえ残せればこの馬の決め手でも好走出来る可能性が高いからだよ！菊花賞では途中から動いて約1周半もの間ハミを噛みっぱなしだった中でそう大きく負けなかったスタミナの持ち主で、リズムを崩さずにじっくり運べればこの距離でもパフォーマンスは落とさないんじゃないかな？
最終追い切りは栗東の坂路で4ハロン54.3秒、ラスト2ハロン12.5-12.6秒を馬なりで計時してきました♪前走時に感じた踏み込みの力強さや首の使い方の安定感は引き続き今回も維持出来ているし、手前を何度も変える面も見せずに体幹がしっかりしてきたね！そして今回はコーナーを回ってきてから舌を出していたでしょ？最後はまたグッとハミを取ることが出来ていたから、もしこういう挙動をレースでも見せるのであれば道中で遊びながら走ってくれるだろうから、途中で動きだすとか余計なことをしなければ初めてレベルで折り合いはつくと思います♪調教の動きからも期待したい1頭だね！
うま吉のステイヤーズステークスの見解♪
■本命馬⇒シルブロン
■穴馬⇒アケルナルスター
■注⇒ダンディズム
◎⑩シルブロン
◯①キングズレイン
▲②ワープスピード
△⑤マイネルウィルトス
△⑨ダンディズム
△⑪テーオーロイヤル
△⑫セファーラジエル
☆⑯アケルナルスター
3連単軸2頭マルチ
軸：①⑩
3着：②⑤⑨⑪⑫⑯
点数：36点
シルブロンとキングズレインの2頭軸マルチで勝負します♪
メンバーを見ても、内回り向きの機動力がありそうなタイプが少ないし、ペースが遅くなりやすいこのレースなら、ピッチの利いた走りを活かして小脚の出し入れをしつつも位置をとって流れに乗って脚を溜めることが出来そうなシルブロンを本命とします！
キングズレインはどうせテンに行けないから、ロス無く立ち回れる絶好の枠を引いたのがポイントだね♪幸いにも良馬場でやれそうだし、しっかりとトップフォームを引き出すことが出来れば、この距離でも素晴らしい決め手を披露してくれるんじゃないかな？
マイネルウィルトスは距離が長い印象はあるけど、集中して走らない面もあるし割と気性的には向いているイメージで、乗り方次第では全然チャンスはあると思います！
ダンディズムは3000ｍ超えのレースだとパフォーマンスを落とした過去があるからあまり上位評価は出来なかったけど、最近の充実っぷりと捌きに柔らかみが出たフットワークを考えると、こなせてもおかしくないと思うね♪
テーオーロイヤルは走りのバランスは整っているけど、叩き2戦目でもいきなり3600ｍとなると流石に息の持ちが心配で連下候補としました！
アケルナルスターは前がバテる展開でハマり待ちをすれば上位争いも可能とみます！
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