2025/01/11 - データと血統で当てる!うま泉教授の【本命・対抗馬予想】
こんにちわ、うま泉教授です。重賞競走をいろいろな角度から紐解く、うま泉教授の知っておきたい競馬のツボ!過去のデータを中心に、予想する上で必ず押さえておきたいポイントを、分かりやすく解説。また競馬予想サイトの無料情報を元にした予想も、紹介していきたいと考えています。
目次
先週の中山金杯は、直線でうま泉教授も本命馬に推奨したクリスマスパレードに残れ~!っと叫びましたが結果は4着、3着までに残ってくれれば三連複的中となったのですが、残念な結果になってしましました。
今週の中央競馬は土日月の三日間開催、うま泉教授は日曜日に中山競馬場で行われるフェアリーステークス[G3]を分析していきたいと思います。
まずは中山競馬場のコースのおさらいから、中山競馬場はおにぎり型の形をしており、芝コースは外回りと内回りがありますが、内と外は2コーナーで分岐し、3コーナーで合流する特殊な形をしています。
フェアリーステークスのスタート地点は、特殊な1コーナーのポケット地点、スタートしてから200mぐらいしてすぐ右コーナーがあり、中山の外回りコースを3分2周ほどしてゴールとなります。
1600mのマイル戦ですが、全部でコーナーを3つ、基本は内枠の方が優位という考えて良いと思います。
中山競馬場は高低差が5.3mあり、JRAの競馬場の中でも最大、ゴール前の200mから残り70mぐらいにかけて、高低差2.2m、最大勾配の2.24%の上り坂があり、中山競馬場は非常にタフなコースとして有名です。
2021年のフェアリーステークス、血統やデータ、予想などはこちらをご覧ください。
まずは出走表から、見ていきましょう。
馬名 | 性齢 | 負担重量 | 厩舎 |
---|---|---|---|
アイサンサン | 牝3歳 | 55 | 佐々木晶三 |
エストゥペンダ | 牝3歳 | 55 | 高柳瑞樹 |
エリカエクスプレス | 牝3歳 | 55 | 杉山晴紀 |
カリーン | 牝3歳 | 55 | 蛯名正義 |
キョウエイボニータ | 牝3歳 | 55 | 伊藤伸一 |
キスアンドクライ | 牝3歳 | 55 | 橋口慎介 |
キタノクニカラ | 牝3歳 | 55 | 小島茂之 |
ザローズハーツ | 牝3歳 | 55 | 大竹正博 |
シホリーン | 牝3歳 | 55 | 武井亮 |
ジャルディニエ | 牝3歳 | 55 | 奥村豊 |
ジョリーレーヌ | 牝3歳 | 55 | 大竹正博 |
ティラトーレ | 牝3歳 | 55 | 牧光二 |
ニシノラヴァンダ | 牝3歳 | 55 | 奥平雅士 |
ネーブルオレンジ | 牝3歳 | 55 | 杉山佳明 |
ハードワーカー | 牝3歳 | 55 | 竹内正洋 |
パーリーラスター | 牝3歳 | 55 | 池上昌和 |
プリンセッサ | 牝3歳 | 55 | 牧田和弥 |
ホウオウガイア | 牝3歳 | 55 | 大竹正博 |
ホリーアン | 牝3歳 | 55 | 萱野浩二 |
マイスターヴェルク | 牝3歳 | 55 | 勢司和浩 |
ミーントゥビー | 牝3歳 | 55 | 堀内岳志 |
ミラーダカリエンテ | 牝3歳 | 55 | 相沢郁 |
モルティフレーバー | 牝3歳 | 55 | 清水久詞 |
ルージュミレネール | 牝3歳 | 55 | 斎藤誠 |
レイユール | 牝3歳 | 55 | 手塚貴久 |
レモンバーム | 牝3歳 | 55 | 嘉藤貴行 |
昨年は5番人気のイフェイオンが8枠から果敢に先行し、好位4番手から直線抜け出し、4頭がクビ差となる大接戦を制し、重賞初勝利を飾りました。
2着には6番人気のマスクオールウィン、3着には4番人気のラヴスコールが入り、三連単は15万円を超える高額万馬券での決着となりました。
データの所でもお伝えしますが、フェアリーステークスは高配当が多発する重賞競走として有名、金杯を取り逃してしまった方は、うま泉教授と一緒にフェアリーステークスを徹底分析していきましょう。
フェアリーステークスの有力馬、ニシノラヴァンダ!前走レース | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
未勝利戦 | 3-2-1-16 | 13.6% | 22.7% | 27.3% |
赤松賞 | 2-2-1-11 | 12.5% | 25.0% | 31.3% |
アルテミスS | 1-0-1-10 | 8.3% | 8.3% | 16.7% |
阪神JF | 1-0-0-10 | 9.1% | 9.1% | 9.1% |
京都2歳S | 1-0-0-0 | 100% | 100% | 100% |
京王杯2歳S | 0-0-1-3 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
上記のデータは過去10年間の前走レースと成績をまとめたものです。
2019年のフィリアプーラ(3番人気)、2021年のファインルージュ(3番人気)、そして昨年のイフェイオン(5番人気)と、未勝利戦からこのレースを勝った馬が3頭います。
また2015年のノットフォーマル(11番人気)、2016年のビービーバーレル(3番人気)などは、1勝クラスの赤松賞からフェアリーステークスを勝ちました。
上記のデータを見ても、重賞競走で好走した馬ならともかく、凡走した馬が再起をかけて出走するよりも、1勝クラスや未勝利戦などを勝ってきた勢いのある馬の方が好走しやすいようです。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 0-2-0-8 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
2番人気 | 1-0-0-9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
3番人気 | 4-0-1-5 | 40.0% | 40.0% | 50.0% |
4番人気 | 0-1-1-8 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
5番人気 | 2-0-2-6 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
6番~9番人気 | 0-6-6-28 | 0.0% | 15.0% | 30.0% |
10番人気以下 | 3-1-0-64 | 4.4% | 5.8% | 5.8% |
上記のデータは過去10年間の人気と成績をまとめたものです。
データをみると驚いたことに、過去10年間で1番人気の勝ち馬が1頭も出ておらず、1番人気で2着に絡んだ2頭は、2017年のアエロリット(翌年のNHKマイルカップの勝ち馬)、2022年のスターズオンアース(翌年の牝馬2冠馬)の2頭だけです。
これほどの実力がないと1番人気で馬券に絡めない、言い方を変えると、この時期の牝馬は実績よりも体調は勢いを優先した方が良いということなのかもしれません。
過去10年間で、2015年のノットフォーマル(11番人気)、2017年のライジングリーズン(10番人気)、2023年のキタウイング(11番人気)と3頭、二桁人気の馬が勝利しています。
また6番人気~9番人気の連対率15.0%、複勝率30.0%も非常に高い数値なので、人気薄でも臆せず手広く穴を狙っていきましょう。
単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1.0倍~2.9倍 | 0-1-0-4 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
3.0倍~4.9倍 | 1-1-0-7 | 11.1% | 22.2% | 22.2% |
5.0倍~9.9倍 | 5-1-2-22 | 16.6% | 20.0% | 26.7% |
10.0倍~19.9倍 | 1-6-8-18 | 3.0% | 21.2% | 45.5% |
20.0倍~49.9倍 | 3-1-0-33 | 8.1% | 10.8% | 10.8% |
50倍以上 | 0-0-0-44 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
上記のデータは過去10年間の単勝オッズと成績をまとめたものです。
人気のデータのところで過去10年間で1番人気が一度も勝っていないことをお伝えしましたが、オッズのデータを見ても類似するところがあります。
単勝オッズ4.9倍以下の馬よりも、単勝オッズ5.0倍~9.9倍の馬の方が好成績で、連対率、複勝率で比べるなら単勝オッズ10.0倍~19.9倍が一番好成績を残しています。
1つポイントを挙げるなら、単勝オッズ50倍以上の馬は、過去10年間で1度も馬券圏内に好走していません。
人気のデータの所で穴を狙いましょうといいましたが、狙いすぎると余計な買い目が増えてしまうので、過去のデータに見合った馬を狙っていきましょう。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 2-0-5-12 | 10.5% | 10.5% | 36.8% |
2枠 | 1-3-0-15 | 5.3% | 21.1% | 21.1% |
3枠 | 1-1-2-16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
4枠 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
5枠 | 1-2-0-17 | 5.0% | 15.0% | 15.0% |
6枠 | 0-0-0-20 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
7枠 | 2-0-2-16 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
8枠 | 2-2-0-16 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
上記のデータは過去10年間の枠番と成績をまとめたものです。
データを見ると6枠が過去10年間で1頭も馬券に絡んでないこと以外は、どの枠からも勝ち星が出ていて大きな差はないように感じます。
うま泉教授が考えるに、6枠の馬が過去10年間で一度も絡まないのは大きなポイントで、ココを境に6枠より外は内側の馬よりも、道中で外を回される公算が大きいので、馬券に絡みづらいのだと考えます。
ではなぜ7枠、8枠の馬が絡むのか、昨年勝ったイフェイオンを例にすると、外枠の馬でも先行力があり、好位をキープできれば大外を回されることはなくなります。
ただ中団や後方に構えてしまうと、3、4コーナーで外を回らないと上がって行けなくなってしまうので、データ的には分散していますが、うま泉教授は内枠優位と考えます。
穴を狙う時は内枠が基本になると思います。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 3-0-0-7 | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
先行 | 2-5-4-39 | 4.0% | 14.0% | 22.0% |
差し | 5-4-4-39 | 9.6% | 17.3% | 25.0% |
追い込み | 0-1-2-43 | 0.0% | 2.2% | 6.5% |
上記のデータは過去10年間の脚質と成績をまとめたものです。
脚質は4コーナーの位置で決めており、逃げ(1番手)、先行(2番手~5番手)、差し(6番手~10番手)、追い込み(11番手以下)と定め、4コーナーの位置取りから最終的にどのような結果になったのかをまとめたものです。
2015年のノットフォーマル(11番人気)、2016年のビービーバーレル(3番人気)、2020年のスマイルカナ(3番人気)と3頭の馬が、4コーナー先頭から逃げ切っています。
ただ先行馬を見てみると、勝率、連対率、複勝率共に差し馬よりも劣っており、先行力があれば、それだけでアドバンテージになるという訳ではなさそうです。
ハナを切れれば、3つのコーナーで最短距離が走れるので優位なことは間違いないですが、中途半端に先行するなら多少のコースロスは覚悟して、脚を溜めて直線勝負に掛ける方が良いということだと思います。
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
戸崎圭太 | 1-2-1-3 | 14.3% | 42.9% | 57.1% |
石橋脩 | 1-2-0-2 | 20.0% | 60.0% | 60.0% |
丸田恭介 | 1-1-0-1 | 33.3% | 66.7% | 66.7% |
丸山元気 | 1-0-1-2 | 25.0% | 25.0% | 50.0% |
大野拓弥 | 0-1-1-6 | 0.0% | 12.5% | 25.0% |
上記のデータは過去10年間の騎手と成績をまとめたものです。
年が明けて2周目に行われる重賞競走、ローテショーン的にもココを狙ってくる関西馬がほとんどいないことを考えると、中心は関東ジョッキーと考えて良さそうです。
上記の戸崎圭太騎手、石橋脩騎手、丸田恭介騎手、丸山元気騎手は、複勝率50%を超えているジョッキー、荒れるフェアリーステークスだけに、人気を問わず狙ってみる価値はあると思います。
調教師・厩舎 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
木村哲也厩舎 | 2-0-0-2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
菊沢隆徳厩舎 | 1-1-1-0 | 33.3% | 66.7% | 100% |
中館英二厩舎 | 1-0-1-2 | 25.0% | 25.0% | 50.0% |
相沢郁厩舎 | 1-0-1-1 | 33.3% | 33.3% | 66.7% |
高柳瑞樹厩舎 | 0-2-0-4 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
鹿戸雄一厩舎 | 0-1-1-3 | 0.0% | 20.0% | 40.0% |
上記のデータは過去10年間の調教師と成績をまとめたものです。
こちらも騎手データと同じように美浦所属の関東厩舎が好成績を残しています。
騎手データの所でお伝えしましたが、ローテーションや時期的に関西馬の遠征が少ないことは間違いないのですが、それでも遠征してくる馬はこのレースに掛ける勝負度合いが高いということなので注意した方が良いと思います。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 2-1-2-5 | 20.0% | 30.0% | 50.0% |
エピファネイア | 1-0-1-8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
ルーラーシップ | 0-2-0-6 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
ハーツクライ | 0-1-1-4 | 0.0% | 16.7% | 33.3% |
ドゥラメンテ | 0-1-1-2 | 0.0% | 25.0% | 50.0% |
クロフネ | 0-1-1-2 | 0.0% | 25.0% | 50.0% |
上記のデータは過去10年間に出走した馬の種牡馬の成績をまとめたものです。
芝のマイル戦ということで、ディープインパクト産駒が好成績、サンデーサイレンス系の種牡馬は注意した方が良いと思います。
その他ではエピファネイア産駒やルーラーシップ産駒といったスタミナタイプの種牡馬が良く、ドゥラメンテ産駒、クロフネ産駒といったスピード重視の種牡馬はその次といった感じになります。
マイル戦を制するスピードは大事ですが、タフな中山コースを克服できるスタミナを持っている馬が、一番の狙い目かもしれません。
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【10/19結果】
馬連 2-10 ⇒27,250円 的中!
1人気と2人気が抜けて人気を集めていたレースで実際にその2頭は馬券に絡んだんだけど、えぶりは馬連で推奨していたことでかなりの高配当馬券を演出していました!
4人気と割と上位で評価されていた馬とはいえ、1年2ヶ月ぶりのレースで連に絡むというのはたとえ1勝クラスであっても決して簡単なことではないし、セン馬になった初戦ということで取捨が難しい中でこの推奨…
少頭数のレースでのこういう決着で穴っぽいところを推奨するのが抜群に上手いし、3場開催が続く今の時期だと特に多頭数でのレース自体も少なくなるから、えぶりの予想が的中しやすくなっているのも頷けるね♪
■本命馬⇒レイユール
■穴馬⇒レモンバーム
■対抗馬⇒ホウオウガイア
◎⑧レイユール
○⑦ホウオウガイア
▲⑫エリカエクスプレス
△⑥ミーントゥビー
△⑬ティラトーレ
△③ジャルディニエ
△⑪エストゥペンダ
☆⑯レモンバーム
◆3連複フォーメーション
1頭目:⑧
2頭目:⑦⑯
3頭目:⑦⑯⑫⑥⑬③⑪
合計点数:11点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑧
2着馬:⑦⑯⑫⑥
3着馬:⑦⑯⑫⑥⑬③⑪
点数:24点
◆3連単フォーメーション
1着馬:⑦⑯
2着馬:⑧
3着馬:⑦⑯⑫⑥⑬③⑪
点数:12点
合計点数:36点
本命馬はレイユールです。
土曜日の段階でマイスターヴェルク、ミーントゥビー、ホウオウガイア、レイユール、エリカエクスプレス、ティラトーレの6頭が単勝オッズ10倍を切る大混戦、この時期の3歳牝馬どの馬にも一長一短があり、確固たる軸馬が決まらないのは仕方がないことだと思います。 ましてやフェアリーステークスは過去10年間で1番人気が勝っていない荒れる重賞競走、どの馬から狙ってもチャンスはあると思いますが、うま泉教授はレイユールから入ります。 中山の新馬戦はスタートしてから中団の内で脚を溜める競馬、最内が上手く空く絶好の展開ではありましたが、パワーの問われる中山コースで、追い出してから一気に突き放した3馬身半は素晴らしい瞬発力の持ち主だと思います。 2戦目はスピードが問われる東京コースの赤松賞、新馬戦と同じように脚を溜めての差す競馬、直線で左ステッキを入れると外へ膨らんでしまいましたが、それでも勝ち馬に4分3馬身まで詰め寄った内容は評価できると思います。 今回のメンバーを見ると、函館2歳ステークスで逃げたニシノラヴァンダを筆頭に、エリカエクスプレス、ハードワーカー、ミラーダカリエンテなどハナを切りたいメンバーが多く、直線は差し馬が届く流れになると見て、まだまだ粗削りですがレイユールを本命馬にしました。逆転候補の1番手はホウオウガイア、新馬戦は1800m、百日草特別は芝2000mを使ってのマル戦参戦、スタミナがあるので中山コースは合っており、ペースが速くなりゴール前が持久力勝負になるのであれば、突き抜ける可能性もあるので逆転候補の1番手にしました。
もう1頭はレモンバーム、大外枠の16番枠、人気馬だったら相当不利な枠になるのだが、人気薄の馬なら思い切った策がとれる枠、切れるタイプなのでペースが速くなればなるほどチャンスが出る、先行馬が揃った今回、覚悟を決めて思い切った追い込み策が取れれば一発あるような感じがするので逆転候補に抜擢しました。